1週間を振り返る(東京都心周辺)
強気になれる成績になってきました
金曜(5日)は、午前中に雨が少し降るくらいと見て、「降ったりやんだり」という予報を出したが、結果は「降ったり降ったり」。
周りのひとから、
「いつやむの?」
と聞かれ、
「もうやみますよ」
の答えを繰り返したまま、けっきょく夜に。逃げるように帰宅した。
秋雨前線がさっさと通り過ぎるかと思いきや、しつこく関東の近くに。
その南にいた台風25号が秋雨前線に湿気を送り込みつづけたせいで、雨がつづいてしまった。
ただ、それ以外の日は、ぜんぶ当たって、先週は6勝1敗。
この先しばらくは台風が来る気配がなく、秋雨前線もだんだん出番が少なくなるはずなので、予報の成績は上がる要素しかない!
この強気が成績アップにつながるはず!なんか予備校の宣伝文句みたいですが。
【今週のみこみ】
今週後半はシベリア産の空気が来てクールダウン?
台風24号につづき、台風25号も北日本まで進んだせいで、また亜熱帯産の暑い空気が南から来てしまった。
この週末は、各地で季節はずれの真夏日に。
台風が去って、さすがに広範囲での30℃超えはなくなったが、それでも10月とは思えない気温。
今週前半は、関東より西の地域で、25℃を超える暑さの日がまだまだある。
夏の高気圧は南へ後退。そのスキをねらって、シベリア産のヒンヤリ空気が南下できるか?
この暑さを冷ますのは、北からやってくる冷たい空気しかない。
すでにシベリアあたりでは冷たい空気の陣地が、じわじわ拡大中。
まだ冬のようなきびしい寒さではないが、このシベリア産の空気が日本まで到達すると、10月らしい気温となる。
今のところ、今週後半はシベリア産の空気がやってきて、ようやく夏服は仕舞えそうだが…結果は来週!
今週の格言
『台風が北日本に進むうちは、まだ太平洋の亜熱帯産の空気が元気な証拠。
暑さがぶり返すことがある』
質問コーナー
「気象庁が出す台風の予報円って、なぜ必ず正円なんでしょうか。
確率70%を示しているので、速度のぶれ幅や風向きのぶれ幅などで楕円になったり、そもそも円ではない形になっても不思議はないと思うのですが。
進路予想にも進化があってもいいような気がします。」
予報円はざっくり言うと、
「台風の中心が、この時間、この円の中に進みそうですよ」
ということを表しています。
つまり、台風がどこに進むか分からないときほど、円は大きくなるわけです。 1982年から使われています。
ただ、「進むコースは分かる。でも、速度は予報にすごく幅がある」
といった場合は、その速度の幅のぶん、予報円がすごく大きくなってしまいます。
なので、予報円を見たかんじ、「西に進みそうにも見えるし、東に進みそうにも見える」となってしまうわけです。
せっかく進むコースは分かっているのに。
そういうときは、予報円ではなく、細長い楕円で表わすのが親切だと思いますし、今の予測技術だとできそうなんですよね。
ただ、台風予報は、気象庁以外の人が出すのはNGで、気象庁の進化を待つしかなく…。
まぁ、そう遠くないうちに、進化するとは思うんですが、いずれにせよ正円の欠点をうまくフォローしたいですね。
正円を考案した元気象庁のかたが、今すぐ横で一緒に働いているので、あまり大きい声では言えないんですが!
TEN-DOKU
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「等圧線の間隔が広いですね。季節は?」です。
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