特集 2018年10月1日

着地する時、土煙をドーンと巻き上げ登場したい

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着地する際、ドーンと土煙が巻き上がる特撮演出をできるだけ簡単に再現する方法を開発した。
父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。

前の記事:ガスボンベを抱き枕にする


ウルトラマンなど巨大な存在がジャンプして着地する際、ドーンと土煙が巻きあがる特撮演出がある。あれめちゃくちゃかっこいい。ぜひ自分でもやってみたい。

調べてみると、この土煙演出が多用されている作品として、ウルトラマンガイアがある。
一説には、第一話に1億かけたとも言われているそうだ。
一説には、第一話に1億かけたとも言われているそうだ。
そう聞いてから見てみると、着地のみならず、走っている際にも異常に土煙が巻き上がっていることに気づく。作り手の汗と努力と札束があの土煙には込められているのだ。

この演出、地面に火薬を仕込んで、着地する瞬間に爆発させているらしい。自分でやるには技術的に難しそうだし、一歩間違うと演者が大ケガを負いそうである。

何とか簡単に再現できる方法はないか検証してみた結果、あったのです。

これであなたも、明日から土煙を巻き上げながら登場できます。まず、準備するものはこちら。
これだけ!
これだけ!
板は手でグニっと簡単に曲げられないくらいの強度(下敷きだとダメ)があれば何でもいい。角材もそのへんに落ちている枝とかでもいい。土も現地調達でいい。

スロー撮影は、iPhoneに標準でついている機能で充分だ(今回の撮影もiPhoneで行った)。スマホ用の三脚は絶必というわけでもないのだが、あった方がいい(私は100均で買いました)。

すべての材料を100均で揃えたとしても、300円くらいだろうか。外に出て材料をセットしてみましょう。
並べて
並べて
土を板にかける
土を板にかける
図にする意味あるのか謎ですが図です
図にする意味あるのか謎ですが図です
被写体の人間が着地したタイミングで、板の「土がのってない方」を手で叩く。シーソーの原理で土がカメラの前で勢いよく跳ね上がる。巻き上る土としては少量だが、遠近感で嘘をつくわけだ。

撮影する場所にも少しコツがある。カメラの位置は人よりもちょっと低い方がいい。カメラで下から狙うと、背景が完全に空になり、比較対象がなくなるのでより巨人感が出る。
こういう場所が理想です
こういう場所が理想です
前置きが長くなってしまった。チャレンジしてみよう。
スーーーン……
スーーーン……
ンンン……
ンンン……
ドッゴーーー
ドッゴーーー
―――ンッ
―――ンッ
めちゃくちゃいい写真が撮れてしまった。(こちらの写真はコンデジで撮影していますが、カメラの設定は「スポーツモード」で「連写設定」にするとうまくいきました)
映像でもご覧ください。
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三脚使わなくても別に手持ち撮影でよくない?と思われたかもしれないが、100均のしょぼい三脚で撮影すると着地の衝撃がカメラまで伝わり、時間差でビリビリと震えるのだ。この震えがたまらなくかっこいい。次は息子にやってもらおう。
わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい
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息子はまだ小さいので、坂道でジャンプしたらコケてしまいそうだった。だからベンチに立ってもらい、下からで撮影することにした。最後に、撮影に協力してくれていた妻にもやってもらおう。
ススーーーン……
ススーーーン……
ンンン……
ンンン……
ボゴォオオオオーーー
ボゴォオオオオーーー
――――――――――――ンッ
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レッドキングでも出せない圧倒的な迫力が出た。土煙が巻き上りすぎてもう妻が見えない。板に置く土の位置・量でこのあたりの演出は調整可能だ。いろいろ試してみてほしい。
迫力の妻の着地を映像でも御覧ください。
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身内だからだろうか。この写真何回見ても笑ってしまう。
万有引力を発見できそうな写真である
万有引力を発見できそうな写真である
最後に家族総出の土煙ドーン演出まとめをご覧ください。
9月末とはいえ日差しは強く、撮影後は全員で4時間昼寝した

土煙をドーンと巻き上げて登場してみて

迫力のある絵が撮れるのに、準備が楽でお金もかからない。なんて素敵な撮影方法なのだろうか。ウルトラマンガイアみたいに制作費かけすぎちゃって、会社が傾いたりしないところもいい。法事なんかで親族集まった時の記念写真とか、親族みんな土煙巻き上げて撮影したらめちゃくちゃかっこいいのではないだろうか。
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