特集 2018年5月27日

弁当で作る爆弾オニギリは幸せだ(デジタルリマスター版)

夢のばくだんオニギリ
夢のばくだんオニギリ
先日お腹が空いた時に、コンビニで初めて「ばくだんオニギリ」(250円)を買ってみた。
普通サイズのオニギリより大きい。何が入っているのかな~。

と食べてみたらどうだ。どこが爆弾なんだよ!と憤った。

「爆弾」と冠をつけるからには、それ相応のインパクトとボリュームがあるべきだ! 2013年1月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。
東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好物は酸っぱいもの全般とイクラ。ペットは犬2匹と睡魔。土日で40時間寝てしまったりするので日々の目標は「あまり寝過ぎない」(動画インタビュー)

前の記事:神戸には空気が異常にキレイなカフェバーがある~地元の人頼りの旅 in 兵庫県神戸市~

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パッケージをよく見なかったのもいけないが、その時まで私は、ばくだんオニギリというものは少なくとも3種類以上の具が入っているものと勝手に思い込んでいた。

しかし食べてみたらどうだろうか、鮭と昆布の2種類しか入っていなかったのだ。(1種類しか入ってない爆弾おにぎりも後で見つけた)
悲しくて悔しかった
悲しくて悔しかった

ばくだんオニギリ界へ物申したい

誰がつけたかそのネーミングは素晴らしいと思う。ただ私からしたら実態がいまいち伴っていない。爆弾というからには、もっと具の種類を増やし、強烈なインパクトが欲しい。2種類3種類どころじゃ全然足りない!弁当の具を全部突っ込むくらいの勢いが欲しいのだ。
これくらい入ってたら文句無し
これくらい入ってたら文句無し
そこで今回、弁当チェーン店「ほっともっと」にて鮭弁、デパートにて崎陽軒のシウマイ弁当と、ホテルオークラのグルメプレートを購入し3種類のオリジナルのばくだんオニギリを作ってみた。
片手いっぱいくらいの大きさになった
片手いっぱいくらいの大きさになった
うち2つはちょうど砲丸投げの玉のよう。(この写真、浮かれすぎてていま見ると恥ずかしい)
うち2つはちょうど砲丸投げの玉のよう。(この写真、浮かれすぎてていま見ると恥ずかしい)
作り方はこうだ。大きめのボウル皿にラップをしき、ご飯を薄く延ばした所に弁当の具を全部投入して握り固める。
シウマイ弁当に入っていたご飯には黒ゴマがまぶしてあり凝ってる
シウマイ弁当に入っていたご飯には黒ゴマがまぶしてあり凝ってる
カラシもちゃんとつけておこう
カラシもちゃんとつけておこう
足りない部分は自分ちで炊いたご飯でカバー
足りない部分は自分ちで炊いたご飯でカバー
回しながら固める
回しながら固める
普通は手を三角に形づくるところ、今回は手のひら全体を使い玉をこねる。いわゆるお母さんの握るオニギリとは違い、工程が全体的にワイルドである。
海苔は切らずにそのまま2枚使用
海苔は切らずにそのまま2枚使用
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ほっともっと爆弾(390円)

まず初めに作ってみたのはほっともっと爆弾。ほっともっとと言えばノリ弁のイメージがあったのだけど、色が欲しいなと鮭弁を選んでみた。
シャケ弁(390円)と、ちょっともの足りないかなと思い追加で買ったキムチ(120円)
シャケ弁(390円)と、ちょっともの足りないかなと思い追加で買ったキムチ(120円)
丸めるとこの大きさに。(キムチ入れ忘れた)
丸めるとこの大きさに。(キムチ入れ忘れた)
周囲32cm。やほー
周囲32cm。やほー
ちくわ揚げや白身のフライは包丁で切るか少し迷ったが、ダイナミックさと手間の事を考えそのまま入れる事にした。丸めたご飯からちょっとだけ顔が見えて食欲をそそった。

崎陽軒爆弾(750円)

ここのシューマイは食べた事あるけど弁当は初めて
ここのシューマイは食べた事あるけど弁当は初めて
34センチ。花火にしたら4号玉くらい。
34センチ。花火にしたら4号玉くらい。
お次は崎陽軒爆弾。

昔、小さな居酒屋のメニューにあった「焼売」の文字をシューマイと読めずにどんなものか分からないまま「やきうり」とオーダーして女主人に笑われたのを思い出しながら詰めた。あれ恥ずかしかったな・・。

この崎陽軒爆弾には、紅ショウガや杏などオニギリにしては意外性のある食材も入る。私はどちらも好物なのでとても楽しみだ。

中身が勝手に飛び出た

ひとしきり固めたあと、海苔をまく前の写真を撮ろうとしていたら自然とご飯がはがれてシューマイが飛び出してきてしまった。爆弾というからにはこれくらいの勢いがあると嬉しい。
カメラをいじっている間に勝手に中身が飛び出た。勢いのある崎陽軒爆弾
カメラをいじっている間に勝手に中身が飛び出た。勢いのある崎陽軒爆弾

ホテルオークラ爆弾(1,365円)

和、中と作ったので最後は洋で攻める事にした。デパ地下をグルッと周った所で目に止まったのがこのホテルオークラのグルメプレート。ご飯はつかないのにほっともっとの3倍以上の価格で少し怯んだが、ちょうどランチ前のタイムサービスで300円引きとなっていたので思い切った。
他の二つと比べ、ふんだんなソースが特徴。オニギリにしたらどうなるか
他の二つと比べ、ふんだんなソースが特徴。オニギリにしたらどうなるか
36.5センチ!
36.5センチ!
丸めたご飯に所々ソースがしみているのが見えた。そこに海苔を巻き付け玉状にするのだが、大きいためなのかソースでご飯が密着しないからなのか、うまく玉にならない。ちゃぶ台の上で玉になるようにこねくり回した。
うまくまとまらないのでこねくりまわしていたら
うまくまとまらないのでこねくりまわしていたら
しまった、爆発してしまった…見えてるのはブロッコリー
しまった、爆発してしまった…見えてるのはブロッコリー
急いで補修。さらにでかくなる
急いで補修。さらにでかくなる
これがほっともっと爆弾や崎陽軒爆弾ならより強固な玉になったのだろうが、やはりソースがしみた米同士の密着度が足りずこのような結果になったようだ。注意ポイントだ。
できた!左からホテルオークラ、崎陽軒、ほっともっと爆弾。オークラ爆弾は米の密着度が低く、饅頭型にゆがんでしまう
できた!左からホテルオークラ、崎陽軒、ほっともっと爆弾。オークラ爆弾は米の密着度が低く、饅頭型にゆがんでしまう
三角形の普通のオニギリと比較してみる。手前右はコンビニのばくだんオニギリ。
三角形の普通のオニギリと比較してみる。手前右はコンビニのばくだんオニギリ。

オニギリ持って動物園へ行こう

せっかくオニギリを作ったので、外の空気を吸いながら食べたくなった。大きめのハンカチでくるみ、近くにある上野動物園に行く事にした。

あの動物園では確かサル山の前にテーブルが並んでいた。きっと今日もファミリーがそこで楽しくお弁当を広げている事だろう。そこへ爆弾オニギリを持った私が乗り込むのだ。子供達やサル達が私に恐怖と羨望の眼差しを向ける画が浮かぶ。
ハンカチにギリギリ入った(ムチムチ)
ハンカチにギリギリ入った(ムチムチ)
ちなみに重さは2キロ
ちなみに重さは2キロ
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動物園は終わっていた
動物園は終わっていた

中に入れず

昼にオニギリを握り始めたハズなのに、近所の動物園に着いた頃には16時を過ぎていて入れなくなっていた。

オニギリをこねまわす時間と、浮かれ写真を撮っていた為だろう。仕方ないので目の前にある子供遊園地の前のベンチでお弁当を広げる事にした。
子供遊園地の前で食べることに。(向かいは動物園出口)
子供遊園地の前で食べることに。(向かいは動物園出口)
今日のお弁当はオニギリだけよ~
今日のお弁当はオニギリだけよ~
子供たちのはしゃぐ声がする小さな遊園地と、動物園から出てくるファミリーの間で、友人と静かにオニギリパーティを開く。動物園に入れなかったのは残念だけど、大きいオニギリを3つ並べると部屋で沸き起こったテンションが復活してきた。
それではいただきます! し、幸せすぎる~
それではいただきます! し、幸せすぎる~
一口目から大当たり!
一口目から大当たり!
持ち前の大きな口でほっともっと爆弾に立ち向かった。普通のオニギリなら、頑張れば一口で全部頬張れそうだがばくだんオニギリは到底無理だ。そして一口食べてみたらどうだ、すぐさま具にぶち当たった!サービスが過ぎるよ~。
3口くらい食べただけでこれだもの
3口くらい食べただけでこれだもの
ほっともっと爆弾から早速出てきたちくわ揚げ、白身魚、鮭、カツオ昆布に金平ごぼうに海苔。それらが相まって口の中に広がる。滅茶苦茶美味しい!今日何も食べてないのを引いたって確実に美味しいのだ。
崎陽軒爆弾を食べてる友達も幸せそう。シューマイが次から次へと押し寄せてくるようだ
崎陽軒爆弾を食べてる友達も幸せそう。シューマイが次から次へと押し寄せてくるようだ
オニギリを交換して、私も崎陽軒爆弾を食べてみる。近くにあった紅ショウガのエキスがお米に移動し、なんだか酢飯のようになっていてさらに好みのものになっていた。

もちろんシューマイも美味しいし、他にも卵やかまぼこやチャーシューを同時に食べると言う贅沢さも味わった。
食べかけの写真が続いてすみませんが
食べかけの写真が続いてすみませんが

給食を爆弾オニギリにしたらどうか

私同様に舞い上がった友人が「給食は全部これにしたらいい」と言い出した。

これなら三角食べの必要がないし、配膳もラクだと言う。中身も食べてみないと見えないから楽しめるし、色々入っているから好き嫌いも無くなりそうだと熱く語っていた。言いたい事は分かるが、給食のおばちゃん達が忙しくて泣くだろうな。
最後のドン
最後のドン
他の2つよりも手にズシリとくるホテルオークラ爆弾。自重で潰れているのを見て思わず笑ってしまう。近くにいた子供が「あれ食べたい!」と叫んでいたので、そうでしょうと思いながら顔を向けると、その目はパンダ焼きに向いていた。そっちか。
さてどうなってるかな? わ~ハンバーグ出てきた!…しかし味が…
さてどうなってるかな? わ~ハンバーグ出てきた!…しかし味が…
オークラ爆弾をかじるとすぐにハンバーグと豆にぶち当たった。トマトソースの赤色がインパクト大。しかし味はどうだ、いくら食べても冴えないじゃないか。味気ないのだ。
まだハンバーグだ…ずっと味気ないハンバーグ!
まだハンバーグだ…ずっと味気ないハンバーグ!
どうやらソースを全て米が吸い取ってしまっているらしく、具そのものの味があまりしなくなっている。先程の二つは濃いめの味だっただけに非常に物足りない。行った事無いけどイギリスのご飯ってこんな感じかなと思った。

そして、並べ方(もしくは食べはじめの位置)が失敗したようで、いくら食べても見えるのはハンバーグと豆ばかりなのだ。ちょっとテンションが落ちてきてしまった。3つともまだまだ食べかけなのだが、夕暮れが迫ってきたので残りは家に戻って食べる事にした。
断面図が見たくて切ってみた。ほっともっと爆弾(写真左)はきれい。崎陽軒爆弾(写真右)は具の多さに感動。そうだ杏も入っていたんだった。甘酸っぱさがグッドでした
断面図が見たくて切ってみた。ほっともっと爆弾(写真左)はきれい。崎陽軒爆弾(写真右)は具の多さに感動。そうだ杏も入っていたんだった。甘酸っぱさがグッドでした
ホテルオークラはうまく切れなかった。が、爆発感はダントツ
ホテルオークラはうまく切れなかった。が、爆発感はダントツ
戦い中。お腹が破裂しそう!
戦い中。お腹が破裂しそう!
正月で増えただろう体重が、オニギリだけでこの日一人あたりさらに1キロずつ増えた事になる。爆弾オニギリでお腹が破裂しそうに苦しかった。

だけど自分が望んだのだから幸せだったし、私達はなんとか無事生きのびる事ができた。

もっと大きいのも作れるな

今回はお弁当1つにつき一個の爆弾を作った。でも色んなお弁当を詰め込めば、もっと大きい爆弾オニギリができてとても楽しそうだ。何かのパーティに使えるかもしれない。

ただし、洋風弁当だけは避けた方がいい。あまりに味気なくなってしまって、ほっともっとで買ってきたキムチと一緒に食べる始末だった。(キムチ買っておいて正解だった)

いつかコンビニにこの弁当爆弾オニギリが並ぶ事を願う。
後でかやく(爆弾だけに)ご飯が入ったのも作ってみた。見た目は面白いけど、味のパンチはイマイチだった。
後でかやく(爆弾だけに)ご飯が入ったのも作ってみた。見た目は面白いけど、味のパンチはイマイチだった。
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