1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
GWのハイライトは最後の夜でした
GWまっただ中。先週は、水曜(2日)の雨の降り出しが予報より2~3時間ほど早まったものの、予報はおおむね好調だった。
とくに、3日(木曜・祝日)は、「雨」「大荒れ」という予報が多かったなか、「朝には雨がやむ」という予報をいち早く打ち出し、バッチリ当たって一人で興奮。
いい気分で終えられた今年のゴールデンウィーク。
……というところまで、この記事を前倒ししていたのに、GW最終日、日曜の夜にまさかの雨。
たしかに、雲が分厚くなるタイミングで、少し雨雲も混ざるかも、とちょっとイヤな予感はしたが…。意外としっかり降り。現実にもどってこい、と言われているような雨だった。
雲よ、GWも関係なくはたらいていた気象予報士に、もうちょっとやさしさを!
GW最後の夜、雨で濡れたかたへ。天気予報がご迷惑をおかけしました。
【今週のみこみ】フィリピン産の南風が強ければ日曜は雨に
さきほど、奄美地方の梅雨入りが発表された。いよいよ今年も、日本列島が雨季へ突入。
これまで長々と東西にのびる、ただの「前線」だったのが、「梅雨前線」と天気予報で呼ばれ、改名される。
ただ、まだ梅雨前線の活動エリアは、沖縄や奄美より南。本州で梅雨入りするのは1か月ほど先で、今週前半の曇りや雨も長つづきはしない。今週後半は、また晴れて暑くなる。
日曜はフィリピン方面からの南風が、グイグイ強く吹いてくれば、雨雲は本州付近へ。
予報が割れているのは日曜(13日)。梅雨前線が、奄美や沖縄からさらに北へ動くかがポイント。フィリピン周辺から吹く南風が強ければ、梅雨前線は本州付近まで押し上げられて、西から雨が広がることに。
日曜の天気はどうなる?
今週の格言
『奄美や沖縄は5月からが雨季。本州の天気も、梅雨前線の動きにときどき左右されることに。』
「晴れ」の定義は雲の量が8割以下とのことですが、日照がなくても青空が2割見えていれば晴れなのでしょうか? とすれば、ある地点の1日の日照時間がゼロでもその日の天気は晴れということはあり得るのですか?
おっしゃるように、天気の観測で「晴れ」という扱いになるのは、空全体を10割と考えて、雲の広がりが8割以下となったばあいです。つまり、雲がかなり広がっていても、空全体の2割ほど、雲の切れ間があれば「晴れ」という記録が残ります。
一方で、日照があるかどうかは、日照計で測ります。太陽と日照計の間に、分厚い雲が広がっていると、日照時間はゼロと観測されます。
なので、たとえば朝に太陽が東から昇るタイミングで、空の東側に分厚い雲があるのに、西側の空は雲がないばあい。「日照」の観測はないのに、記録上は「晴れ」ということが起こる可能性はあります。
1日で考えたばあいも、そういった条件がかさなりつづければ、起こる可能性はあるということになりますね。
気象庁にもチラッと聞いてみましたが、いろいろな部署に確認されて、意外と悩ましそうな感じでした。
こんなマニアックな質問も、お待ちしています! でも、お手柔らかな感じでお願いします。
TEN-DOKU
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「前線の北と南は、それぞれどんな空気がありますか?」です。
解答はこちらから↓
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