1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
雪が降ってしまいました
先週前半は、寒くなるのは想定済み。ただ、都心まで雪が降るほどとは思わなかった。
水曜(春分の日)は、「都心は雪が混じっても一時的」と予報してたが、「一時的ってどれだけ長いんだよ」という声を多々いただくほど、雪がなかなかやまず。。。関東の西側にたまっていた冷気が、予測以上に東へにじみ出してしまい、その冷気のせいで、都心周辺の雪が長引いてしまった。
ふだんの祝日は、仕事場にどこかゆるい空気が流れるが、この日は雪の範囲がジワジワ広がるたびに、心のハラハラ度が増して、ゆるさは無し。
もう、こんな思いはしたくないので、都心の雪は、今回で最後でお願いします!(東京都心でのいちばん遅い雪は、4月17日という年もあったのですが…)
寒い思いをしたかた、ゴメンなさい!
【今週のみこみ】今週は沖縄産の空気が、本州にもやってきます
先週は雪が降るなど、寒い日もあった日本列島。そんな冬の名残りを一掃するかのように、今週は南からどんどん暖かな空気がやってくる。
風向きは、沖縄周辺から、本州方面へ。つまり、沖縄レベルの暖かさ・暑さが本州にも一部やってくる。
高気圧のふちをまわるように、沖縄方面から初夏の空気がくる
木曜(29日)頃までは、気温がだんだん上がって、関東から西では夏日(25℃以上)になるところもありそうだ。
ただ、3月に暑さがつづくわけもなく、週末には北風に変わって、ちょっとクールダウン。春らしい陽気に戻るはず。
北風に変わらずに暑さがつづく、なんてことにはならないと思うが……結果は来週!
今週の格言
『きびしい寒さだった年ほど、気温変化は極端になりやすい。春の急な気温上昇もしばしば。』
気象予報士としては降雨等の「空振り」と「見逃し」のどっちの方が悔しいんですか
天気予報の世界では、一般的に「見逃し」(雨なら、予報をしてないのに降ってしまうこと)は、良くないと言われます。危険な天気を、見逃してしまうと大変だからです。
でも、それをかじょうに意識することはなく、「どうすればピッタリ当たるか」を、いちばん考えますね。
ですので、空振り(雨なら、予報したのに降らない)も、見逃しも、ハズれてしまえば、くやしいことに違いはありません。
それより、いちばんくやしいのは、勝負どころの三振です。たとえば、「関東で大雪」とか、みんなが大注目してるときは、ぜったいに当てたいので、空振りでも見逃しでもハズれてしまうと気持ちの凹みが大きくなります。
いかに勝負どころで、当てるか。頼られる4番バッターをめざして、日々、精進中です。
優等生的な答えで、ごめんなさい!
(本音は、みなさんからブーイングをいただかず、「よく当てたね」とファインプレーの拍手をもらいたいと思ってます)
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「関東の南にある低気圧が東へ離れていってますね」です。
解答はこちらから↓
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