
最近のガチャガチャは多種多様
僕はガチャガチャを普段まったくやらない。今回の『ガチャガチャの値段予想ゲーム』を思いついたときも、まずどこに設置されているのか悩んだ。そして最近のガチャガチャの値段が一体いくらくらいが相場なのかもよく知らない。なので、まずは最近のガチャガチャがどんなものが多いのか探してみることにした。
色々なところを歩いて探してみた結果、下記のような場所にガチャガチャが多いことがわかった。
色々なところを歩いて探してみた結果、下記のような場所にガチャガチャが多いことがわかった。


ゲームセンターやヴィレヴァンなどにはほぼ必ずあった。客層との相性が良いのだろう。


ガチャガチャが見つかりやすい場所
・電気屋のおもちゃコーナー
・スーパーの入り口やレジ付近
・ゲームセンター
・電車の駅構内
・デパートのエレベータ付近
・ファミレスの入り口
・映画館
・秋葉原(歩けばどこでも見つかる)
・電気屋のおもちゃコーナー
・スーパーの入り口やレジ付近
・ゲームセンター
・電車の駅構内
・デパートのエレベータ付近
・ファミレスの入り口
・映画館
・秋葉原(歩けばどこでも見つかる)


ガチャガチャの場所を探してみて改めて思ったのは、ファミレスのレジ付近やエレベータの近くなど、待機せざるを得ない場所に設置されているということ。
待ち時間を利用して子どもの目にガチャガチャが入るようにしているのだろう。そういえば子どもの頃にガストに行って順番待ちしているときに、よくガチャガチャ買ってもらってたな。
待ち時間を利用して子どもの目にガチャガチャが入るようにしているのだろう。そういえば子どもの頃にガストに行って順番待ちしているときに、よくガチャガチャ買ってもらってたな。


ガチャガチャの本体自体も僕の小さい頃とだいぶ変わっている。ちなみにこれはバンダイが出している『カプセルステーション』というシリーズのもの。


値段の表示がわかりやすくなっている。そして10円玉が入ることにも驚く

色々な店舗を見て回ったけど、最近はこの形のガチャガチャの筐体が多いようであった。20代後半の僕が小さい頃に良く利用していたのは、銀のレバーを回すタイプのやつだ。しかし、それらはほとんど見つからなかった。


ガチャガチャの本体は進化しているが、商品としてはドラえもんやトーマスなど子どもが喜ぶもので、今も昔も変わっていないことに安心した


値段はほとんどが200円以上のものばかり


このドラゴンボールのフィギュアはなんと500円する


芸人系は人気があるようで『ダチョウ倶楽部』や『出川哲朗』などもあった


NHKでやっていた『ニャッキ』というアニメのキャラクターのガチャガチャ。小学生のときに仮病で休んでNHKのアニメを見た思い出が一気に蘇ってきた。


こういう意味があるのかないのかわからないけれど、異常に興味を惹かれる商品があるのもガチャガチャの魅力

何台か見ていると分かるのだ、100円のガチャガチャ自体がほぼなくなっているのだ。50台に1台くらいの確率でしか100円のガチャガチャは見つからないほどだ。相場的にはほぼ200円、300円のものが多いようである。
高いものだと500円もするのだ。すき家で牛丼+サラダセットが食べられる金額だ。
高いものだと500円もするのだ。すき家で牛丼+サラダセットが食べられる金額だ。


ガチャガチャの聖地と言われる秋葉原の『ガチャポン会館』にも行った


店内には天井に届くくらいガチャガチャが詰まれている。

ガチャポン会館には500台ほどのガチャガチャがあり、新しいものから古いものまで様々だった。ちなみに余談だけれど『ガシャポン』はバンダイの商標登録で、ガチャガチャ、ガチャポンなどの呼び方は地域によって色々とあるらしい。
ガチャポン会館には、僕が見たこともないようなタイプのガチャガチャが数多くあって驚いた。
ガチャポン会館には、僕が見たこともないようなタイプのガチャガチャが数多くあって驚いた。


横幅が約30cmくらいあるタイプのもの。ここまで大きいのは初めてみた…


ポスターが出て来るガチャガチャ。もはやガチャガチャと呼んで良いのかすらわからない


懐かしいカードダスタイプのものもあった。もうこの世からなくなってしまっていたかと思っていたので見つけたときは感動した。遊戯王カードのガチャガチャ良くやったなぁ…!


一番驚いたのはこの『くじガシャポン 妖怪ウォッチ』だ。


上がゲーム画面になっていて、その下にガチャガチャがついているのだ。ゲームとガチャガチャが一体になっている。ソシャゲのガチャではなくリアルガチャだ。

当たり前であるがガチャガチャも進化しているんだと感じた。
ただやっぱりガチャガチャを回しているときのあの音や、カプセルがでてきたときの中身が見えないワクワク感は変わらない。久しぶりにやったけれど、あの回しているときの快感は堪らない…!
ということで、前置きはここまでにして、いくつかガチャガチャを買ってみたので、さっそく『ガチャガチャの値段予想ゲーム』をやっていこう。
ただやっぱりガチャガチャを回しているときのあの音や、カプセルがでてきたときの中身が見えないワクワク感は変わらない。久しぶりにやったけれど、あの回しているときの快感は堪らない…!
ということで、前置きはここまでにして、いくつかガチャガチャを買ってみたので、さっそく『ガチャガチャの値段予想ゲーム』をやっていこう。


ヤマダ電機でガチャガチャやったときに一回詰まって店員さんを呼んだ。ものすごく恥ずかしかったがこれもまた懐かしい感覚だ。


ガチャガチャを見て周ってわかったこと
・値段は200円、300円が一番多い
・MAXは500円
・100円のものはほとんどない
・場所を変えても置いてあるガチャガチャはだいたい同じ(やっているアニメなどの流行りなどで売れるものが決まっている模様)
・ヴィレヴァンなどには変わった種類のものがちらほらある。サブカル好きに合わせているのだと思う。
・子どもより大人が喜びそうなSNS映えを意識したおもしろい商品も多い
・値段は200円、300円が一番多い
・MAXは500円
・100円のものはほとんどない
・場所を変えても置いてあるガチャガチャはだいたい同じ(やっているアニメなどの流行りなどで売れるものが決まっている模様)
・ヴィレヴァンなどには変わった種類のものがちらほらある。サブカル好きに合わせているのだと思う。
・子どもより大人が喜びそうなSNS映えを意識したおもしろい商品も多い


いったん広告です
「ガチャガチャの値段予想ゲーム」をやってみる


今回はデイリーポータルZのネタ会議のあとの飲み会でダラダラと『ガチャガチャの値段予想ゲーム』をやることにした。見事に男ばかりである。


今回の参加者一覧

今回の参加者には事前情報は一切伝えていないので、今のガチャガチャの値段の相場すらわかっていない状態となっている。予備知識は一切ゼロだ。
では早速「ガチャガチャの値段予想ゲーム」をやっていこうと思う。問題は全部で5問あるのでぜひ全問正解を目指してほしい。
では早速「ガチャガチャの値段予想ゲーム」をやっていこうと思う。問題は全部で5問あるのでぜひ全問正解を目指してほしい。


第1問『日本信号 ミニチュア灯器コレクション』


ライトをつけることも出来るが赤しかつけられない。青いライトがつく別バージョンもある。


全部で5種類


実際に触ってみたり、説明書を読んだりして値段を予想していく

まずは信号機から。ガチャガチャとしてはよくあるミニチュア系のものである。しかしただのミニチュアではなく、実際にライトを点けることができる。
「こういう小さいおもちゃの電子回路は、ベトナムのものを使っているんですよね」
「でも小型の電子基板は高いんじゃない?」
「赤と青のライトが点くバージョンがそれぞれあるけど、電流を逆にしているだけなのかなぁ…」
ガチャガチャの値段予想という子どものような遊びであるが、さすが大人が集まっているのでただの感想ではなく、推察して値段を当てにいっているところがおもしろい。
「こういう小さいおもちゃの電子回路は、ベトナムのものを使っているんですよね」
「でも小型の電子基板は高いんじゃない?」
「赤と青のライトが点くバージョンがそれぞれあるけど、電流を逆にしているだけなのかなぁ…」
ガチャガチャの値段予想という子どものような遊びであるが、さすが大人が集まっているのでただの感想ではなく、推察して値段を当てにいっているところがおもしろい。


『信号機』の値段予想




正解は300円

これはわりとわかりやすかったのか、二人正解が出た上で他の人もニアピンである。正解した松本さんが「400円だと高いけど、200円だと安すぎるように感じた」と言っていたが、まさにその通りなのである。200円にしては作りが細かいのだ。
さて、これを参考にして次の問題にいってみよう!
さて、これを参考にして次の問題にいってみよう!




第2問『スターウォーズ 危機一発』


なんと手のひらサイズの小さい黒ひげ危機一発が入っているのである。


「これは難しいなぁ…!」ときだてさんも困惑していた

黒ひげ危機一発のおもちゃが入っていることに、やはり全員少し驚きを見せていた。僕が小さい頃にももちろんおもちゃ系のガチャガチャはあったが、もっとちゃちいものだった。ガチャガチャの進化はすごいなぁ…!!


もちろん実際に遊ぶことができる。早く飛び出しすぎて誰も反応出来ていなかった。

黒ひげ危機一発だけならまだしも、そこに『スターウォーズ』という有名作品が乗っかっているということで、値段を当てる難しさが増しているようであった。


『黒ひげ危機一発』の値段予想




正解は400円

2問通してわかったのは思ったよりもガチャガチャは予想がしやすいということだ。やはり「100円~500円以内だろう」というのは全員の共通認識としてあるようで、だいたいの値段の推察はつくようだ。




第3問 『星のカービィ miniクリアファイルコレクション』


A5くらいのサイズのクリアファイル。


ガチャガチャからは台紙に挟まされた状態で出てくる

今のガチャガチャは本当に多種多様なんだなと思わせてくれる一品だ。このサイズのガチャガチャがあることも初めてしった。サイズもそうであるけれど、ガチャガチャと言えば「役に立たないけど楽しいものが入っている」というイメージなので、実用的なものがあることだけでも驚きがある。


『星のカービィ miniクリアファイルコレクション』の値段予想




正解は200円

個人的にはサイズも大きいし全員がもっと高く予想するかと思ったのだが、大人の観察眼はごまかせない。実物を見ると「安い商品だ!」とわかるようだ。
さらに文房具ライターのきだてさんには「これは材質が安いやつですね」と触った瞬間にバレていた。解答者に専門家がいたのは想定外だった…
さらに文房具ライターのきだてさんには「これは材質が安いやつですね」と触った瞬間にバレていた。解答者に専門家がいたのは想定外だった…




第4問 『アルティメットルミナス05 ウルトラマンタロウ』


初めはバラバラになった状態で入っていて組み立て式になっている。


恥ずかしながら一人で完成できなかったので、手伝ってもらいながら組み立てた

ガチャガチャとは思えない程のクオリティのフィギュアだ。サイズ的にも20cmほどもあるし、初見だとガチャガチャだとは到底予想できない造りだ。キンケシのようなおもちゃをガチャガチャで買っていた時代の子どもたちに見せてあげたい。


『アルティメットルミナス05 ウルトラマンタロウ』の値段予想




正解は500円

やはりクオリティの高さから500円という予想はつきやすかったようで、5人中4人が予想を的中させた。しかし500円という値段は幼少期から考えるとありえない値段だ。小学生のころは200円でも高いと感じたのに…
実際に500円のウルトラマンタロウのガチャガチャをやるときに「本当にガチャガチャに100円玉が5枚も入るの?」と不安になるくらいだった。
実際に500円のウルトラマンタロウのガチャガチャをやるときに「本当にガチャガチャに100円玉が5枚も入るの?」と不安になるくらいだった。




第5問 『ミニ顕微鏡』


なんと実際に本物の顕微鏡と同じように使用することができるのだ。


プレパラートも用意されている。理科の実験にも使えそうだ。

こういった機械系のものがあるのもガチャガチャのおもしろいところだ。小学生のときにガチャガチャで「盗聴器」というものがあった。今思えばすごい犯罪臭がするものだ。他にも「小型のスタンガン」などもあった。おおらかな時代だったなぁ…!


鮮明に見えるので全員で興奮して覗き見た


みかんの皮をちぎったものを拡大したときの図。スマホで撮ったのでわかりづらいが、実際にはかなり鮮明に写っている


『ミニ顕微鏡』の値段予想




正解は300円

やはりこのクオリティで300円は予想がむずかしかったのか、ほとんど全員が高めに値段を予想していた。
あと実際に遊べる系はやっぱりみんなで盛り上がれるから楽しい。「大人になってもガチャガチャは楽しい」というのを再認識させてくれる。
あと実際に遊べる系はやっぱりみんなで盛り上がれるから楽しい。「大人になってもガチャガチャは楽しい」というのを再認識させてくれる。



その他のガチャガチャの値段


そもそもガチャガチャのカプセルがモンスターボールになっている商品もある。


こちらはシールが20枚ほど入っていて100円。数少ない100円商品である。


戦艦シリーズ。こちらは400円。


パーツを外すと海の上に浮かんでいるように見える。


世界名作劇場シリーズ。ラスカルや赤毛のアンなどのフィギュアが入っている。


こちらは200円。しかしよりによって「バロン」という僕が見たことのないアニメのフィギュアだった上に、シークレットバージョンのスケルトンが当たった。(通常バージョンは色がついている)







大人がガチャガチャの値段を真剣に予想する姿を見るのはおもしろかった



久しぶりにガチャガチャの世界に触れてみたが、昔よりはるかにクオリティがあがっていて驚きの連続であった。それからやっぱり100円を入れてガチャガチャを回すあの感覚は、一生色あせないものだなと感じられてよかった。ノスタルジック…!!
そして「ガチャガチャの値段当て」は楽しかった。ダラダラと笑いながら出来るし、懐かしさも感じられるので、家飲みでもやるときにぜひやってみてほしい。
そして「ガチャガチャの値段当て」は楽しかった。ダラダラと笑いながら出来るし、懐かしさも感じられるので、家飲みでもやるときにぜひやってみてほしい。
