コクヨの東京ショールームで教えてもらいます
品川にあるコクヨの東京ショールームにやってきた。ふらりとやってきたように書いているが、もちろん事前に趣旨を説明してアポとってやってきた。
※記事中の価格は、全て本体税抜価格です。
リビングのようなオフィス家具が並んでいる
快適なオフィス空間が求められているため、オフィス家具もリビング風にするのがトレンドなのだそうだ。
え、そっちに寄せてしまうんですか?と思うが歓迎である。
オフィスにこたつが導入されるのも時間の問題だろう。
まずはイスの値段だ。
コクヨのオフィスチェアing
いかにもオフィスのイスというイスだが、これは新発売のちょっと変わったイスであった。
座るとふざけてしまうのだ(うそ)
わざと揺れるようにできているのだ。
フィットネス用バランスボールのような座り心地である。バランスボールは背もたれがなかったので後ろに倒れる心配があったが、これは背もたれがあるので安心だ。
説明が遅れたが、今回、編集部の古賀、藤原も同行している。右はコクヨ広報のソンさん。
さて、これの値段はいくらだろうか。今回はクイズ形式である(古賀と藤原はクイズ要員だ)
3人の予想。林が撮影しているため、この記事での3人の写真はすべて合成です。
林、藤原の値段の根拠はなんとなくだったが、古賀の値段の理由は
「社員が100人いたとき、1000万以内に収まるように」
という理由だった。もっともらしい。1000万を超えると稟議の決裁者が違ってくる。
実際の値段は
(みなさんも考えながらスクロールしてください)
(どうでしょう?予想しましたか?)
ワシャー!
やす……たか………安いのか高いのかよく分からない!相場も知らないし買ったことがないから分からない!
こんな空をつかむような値段当てクイズははじめてだ。
稟議まで考えた古賀がいちばん近い、が別にイスがもらえたりはしない。
ヘッドレストがついたり、脚が金属になると値段が上がる。左のタイプは10万円を超える
脚が黒(樹脂)とシルバー(金属)ではイスをたくさん並べたときの部屋の印象がぜんぜん違うらしい。
金属のほうが明るく高級感がある。会社のイスが金属製だったら社長が頑張ったと思ってよい。
昇降式デスクにした。いまは天板を上にあげてスタンディングデスクとして使える状態。
こちらは天板を下げて座って使う状態。
スタンディングデスクならば午後の眠気に勝てる。逆に居眠りしやすい高さにしてがっつり寝ることもできるだろう。
「高いと思うよ、鉄だからね。」「しかも電気だから」
ingは三次元の動きだったが、それに比べたら動きが上下だけなので安いのではないかとの古賀の予想。
天板の昇降は電動式、幅160cm、パーテーションがついているがこれはオプションなのでこれを含まない本体価格を予想する。
予想価格。藤原はなんでも高く見積もる癖があるようだ。
僕はうっかり撮影中に値段を見てしまったので今回不参加である。
(さあみなさんもお考えください)
藤原の勝利!
社員ひとりひとりにこの値段のデスクを用意したら大変である。
そう僕が言ったところ、社員の健康や帰属意識を考えたり、そもそもこれ以上の利益を出してくれると思えばと諭された。
僕が経営者になるとブラック企業を作ることがわかった瞬間である。
まったく想像できないかばん
イスとデスクの価格の感じは分かってきた。もっと分からないものはないだろうか。
そんな要望にこたえて出てきたのがこれである。
社員のロッカーのなかの
なにこれ?
こんなふうにして自分の席まで荷物を持っていくのだ
席が決まってないフリーアドレスのオフィスの場合、自分の荷物はロッカーに入れることになる。ロッカーから自分の席まで荷物を運ぶためのかばんである。
ペンが挟めるところにくすぐられる
以前、社内でパソコンや筆記用具の持ち歩き用にスーパーの買い物かごを使ったことがあったが、恥ずかしくて2日でやめた。
こういうのを会社が支給してくれたら便利だろうなと思うが、まったく値段の予想がつかない。
100人の会社でこれを全社員に買うとしたら…
こういう予想になりました。藤原と古賀が同じ値段。僕は相変わらずのデフレ価格である。
(布だからまあそんなに高いものではないのでは)
(古賀は欲しいと3回ぐらい言っていた)
「8600円って書こうとしたのに!」往生際が悪い
8と書きかけた紙にも「ほしい」と書いてあるところに本気度が見える。
ちなみに品川でこのバッグを持って歩いているのはコクヨの社員である可能性が大だそうだ。
いまの学校のいす
ショールームのなかには学校コーナーもある
そういえば学校に並んでいた木製の机はコクヨ製だった。あれはいくらなんだろうか?
と思ってたら想像していた机と違う!
アメリカの学園ものドラマのような机が並んでいた。ネットフリックスで見たぞ。いま私立の小学校などではこのような机が導入されているという。
机に穴あけたり、消しゴムのカス丸めてゴルフができない
できるかもしれないけど、これだけきれいな机だと穴を開けたときの罪悪感はすごそうである。
それでも机の横にかばんをかけるフックがあるのは安心する
グループ単位で調べたり発表する学習(アクティブラーニングと呼ぶらしい)がやりやすいような机になっている。頭の良さそうな子どもが育ちそうで心強い。
このなかで値段を当てたいのはこちらである。
なんだこのいすは
このイス、座面が前傾していて不安定なのだ。しっかり座って安定してしまうとアクティブラーニングにはならないのでこのような工夫がされている。
グラングランする
間違いなく子どもがこのイスに座ったら遊ぶだろう。我々大人だってしばらく遊んだ。
このような予想になった。僕はとにかく安い値段を書きがちなので頑張って書いて3万円である。
(正解は)
(私立の学校と言っていたから安くはないか)
おもしろい表情が撮れた
3人とも口を揃えて「結構しますね!」と言ってしまった。
これまでの学校用のイスは1~2万円だったが、これはアクティブラーニングに向けた製品ということでこういう価格設定になっているそうだ。
最後はキャンパスノート!
ショールームでずいぶん遊んでしまったが、アイテムはエグゼクティブ用のデスクのコーナーにあったこれで最後にしたい。
執行役員みたいなデスクの上にあるノート。
おなじみのキャンパスノートだ。ただこれは大人キャンパスというバージョンである。A5の方眼ノートで枚数は40枚
ふつうのキャンパスノートならば総務に行けばもらえる
大人向けだけあって高級っぽさが漂う
一時期マルマンのニーモシネというノートを使っていたが、あれは確かA4サイズで確か1000円近くした気がする。あれよりは薄いが…最近の高級ノート路線だろうか。
ノートに詳しい自分を中心に持ってきた
値段を出すときに「おれ、よくノート買うんで~」と言ってしまったのが恥ずかしい。冷静に考えれば600円というのはないな…。
反省の念を込めて並んで写真を撮った
結論・値段がさっぱりわからない
オフィス用品は思ったよりも高かったり思ったよりも安かったり。結論としてはさっぱりわからない。僕が総務に異動にならないことを祈るばかりだ。
ただ、きれいなオフィスは見るだけですごく楽しいことがわかった。たぶん働かなくていいからだろう。
きれいで働かなくて良い。理想のオフィスである。毎日通いたい。