モノローグ
先日初めて"蒸気の力で目を温めるアイマスク"を使ってみたのだけど、目が休まったと同時に、これは"プチ贅沢"だ!と思った。
日常から一歩踏み込んでプチ贅沢をすると心が豊かになる。それは誰しも分かっていることだけど、なかなかきっかけがないと勇気のいることでもある。
ここはみんなのやってみたいプチ贅沢を集めて、代行しようと思ったのだ。休日出勤だし。
No.01:グリーン車に乗る
プチ贅沢をしたい、と編集会議で話したところ北村ヂンさんから挙がったのが「グリーン車に乗る」だ。
グリーン車、乗ったことない!でも、一度は乗ってみたい!と言うわけで東京駅から東海道本線へ乗り込んだ。
下の階だ!
二階建ての車両を見るたびにワクワクしていた自分を、日々の喧騒の中で忘れていた。土日祝で50km以内の移動なら570円のプチ贅沢だ(この記事はすべて税抜き表示で進行します)。
ここからはグリーン車の中から、デイリーポータルZライター陣より集まったプチ贅沢をお届けします。
良い食べ物シリーズ
まずは食べ物に関するものが多く集まったので、どんどん代行していく。
なお、別料金を支払って乗車したのに隣の席の撮影音がうるさい、なんて近隣の方々に申し訳なさすぎるので今回の撮影はすべて静音カメラで行った。
No.02:良いバナナを食べる
べつやくさんから挙がったのが「良いバナナを食べる」。そう、我々は"良い果物"が気になる生き物なのだ。そしてそれはなかなか自分で買う機会が少ない。
この日は新宿紀伊国屋でバラ売りのバナナを買った。房じゃないバナナ、いつも視界の隅にはあったけどはじめて手に取った。
食べたら美味しかった。あまりに頭の悪い文章で申し訳ないけど、いいバナナは食べると美味しい。思わずゴリラ並みの知能になる。
高級な果物となるとひとつで数千円したりとなかなか手が出せないが、このバナナなら1本150円。もちろん一般的なバナナの数倍はするけど、ちょっと気を大きくすればなんてことない額だ。
紀伊国屋にはおれの知らない青いバナナの活用法がある
「もっと高い、良いバナナあるよ!」といった話もあろうけど、今回の趣旨は"気軽にフラッとできるプチ贅沢をする"なのでこのスタンスで続行します。
No.03:海外のポテトチップス
海外のポテトチップスはパッケージからして違う。小さいし
トルーさんが挙げたのが「成城石井にある海外のポテトチップス」。わかる、ある。そもそも成城石井という店全体がザ・プチ贅沢の館(ざ・ぷちぜいたくのやかた)だ。
味は、パッケージに大きなブラックペッパーを抱えた老人が描かれていることからも良くわかるようにブラックペッパー味(難解だ)。
当然うまい。量が少なめで220円くらい(レシートを紛失した)。全然いいぜ。トルーさん、贅沢代行させていただいてます。
No.04:良い海苔
食べ物シリーズ最後は「良い海苔」。編集部 林さんの挙げたプチ贅沢だ。そもそもこんな風にパッケージされた海苔、初めて見た。
これはおにぎり用にカットされたタイプ、30枚で800円。今までに比べて頑張った金額だけどいい。何故ならちょうど我が家の海苔が切れていたからだ。
ひたすら食べてる横顔という代わり映えのない絵面ですみません
食レポが達者にできない呪いにかけられているのだけど、とにかくうまい。
良い食べ物は心がほぐれるものだ。休日出勤をしたことなど段々どうでもよくなってきた。
他にも食べ物プチ贅沢が集まったので皆様にもおすそ分けしよう。
No.05:コンビニおにぎりの150円以上のやつ(編集部 古賀さん)
すごいわかる…!イクラとか鮭はらみとか、もう包装からして他とは一線を画すタイプのおにぎり。
100円セールになっても150円までしか下がらないやつだ。
No.06:吉野家の牛丼に1000円くらいのトッピング(megayaさん)
No.07:牛丼に玉子を2個入れる(斎藤 充博さん)
男のプチ贅沢=オプション盛り盛り牛丼といっても過言ではない。
ラーメンの900円は出せても牛丼に600円以上出すのが何故かできない。そんないじらしい消費者心理を漢らしく打ち破るプチ贅沢だ。
日用品こそプチ贅沢!
食事を済ませたので手を拭きたい。ここで用意したのが鼻セレブなどでお馴染みの「高級ティッシュ」だ。
No.08:高級ティッシュを使う
3個セットでしか売られていなかったので泣く泣く職場に向かう前に買った。とにかくデカくてこれだけでカバンがパンパンになりながら泣く泣くパンパンの仕事をした。
触った瞬間からニヤつく
そんな悲しみもつかの間。この"良いティッシュ"に触れたときが今日一番テンションの上がった瞬間だった。
あー…これ…
めちゃくちゃ柔らかいのだ。タオルかと思った。これがティッシュ…?今治タオルでは?
花粉症なので良いティッシュはたまに買うけど、今回買ったやつが抜群の贅沢感だ。3セットで458円。これ普段から使いたいやつだな…。
高級のティッシュは大抵「ティシュー」と表記される
撮影者の友人にも一枚あげたら相当気に入ったようで一日中ポケットに入れて出し入れしていた。本当にタオルだと勘違いしている。
日用品プチ贅沢シリーズ
こういった日用品の贅沢もたまには良いものだ。以下のようなものも挙がった。
No.09:サランラップ、ジップロックなど代名詞になってるちゃんとしたメーカーもの(編集部 古賀さん)
プライベートブランドが乱立する中で、代名詞となっているものはやっぱり質がいい。
個人的にはラップはちゃんとしたブランドのものがいい、扱いやすさが全然違う
No.10:携帯の充電切れたときに家にはモバイルバッテリーあるのにコンビニで買う しかも帰り道
(編集部 石川さん)
”ちょっと困った時にためらいなく買う!”というプチ贅沢。おれは”雨に降られたとき出先で傘を買う”がどうしてもできない。
編集部のふたりはライターに気軽に機種変を勧めてくる
No.11:乱視用の使い捨てコンタクトレンズを購入(さくらい みかさん)
おれはずっとメガネだったので「へー!」と思ったのがこのコンタクトプチ贅沢。乱視用のものって普通のやつより高いんですね。
No.12:加湿器と除湿機を一緒に使う(編集部 安藤さん)
プチ贅沢とは?
No.13:金銀の折り紙
さて一度消費者として初心に戻ってみよう。
小学生の頃まで初心に戻った時、まず浮かんでくるプチ贅沢はべつやくさんの挙げた「 折り紙の金と銀だけ使う」だろう。
銀の紙でおるぞ(金は贅沢すぎるので)
あの頃確かに金と銀の折り紙は特別なものだった。1枚だけ入っている彼らをいつ使い何を折るのか。忘れてはいけないドキドキだ。そうだよ、これはプチ贅沢だ。
他にも、文房具の分野はプチ贅沢に挑みやすいジャンルだ。
No.14:消しゴムの角だけ使う(爲房 新太朗さん)
一番気持ちのいい消しゴムの角だけ使っていく所作はさながら文房具貴族だ。
ビールで言うところの一番搾りだろうか
No.15:シャーペンの芯を折りまくりながら使う(さくらい みかさん)
プチ贅沢とは?
個人的にはいいハサミ、カッターを買ったら生活が華やいだ。紙を切るのが楽しくて仕方なくなるのだ。
銀の折り紙ではペガサスを作りました
上の写真は、プチ贅沢を代行させていただいたお礼に手紙を宛てたものだ。想いが熱くなりすぎたのでカットします。
移動手段の贅沢はオトナのたしなみ
それにしてもグリーン車は快適だ。
座席のシートの具合、窓の大きさが完全に新幹線のそれなので、お手軽に旅行気分を味わうことができる。
普段よりホームに入る視線が低くて愉快
グリーン車に限らず、交通手段にもプチ贅沢は溢れている。
No.16:最寄り駅から自宅まで(徒歩10分)バスまたはタクシーで帰る(宮城さん)
タクシーという交通手段を自ら選んだとき、ひとは大人の階段を昇るのだと思う。
No.17:電車で切符を買う(ぬっきぃさん)
自分にはない観点だったのがこちら。「ICの方が安いし(※区間による)紙でませんし、切符って分厚いし贅沢ですよね」とのこと。
いつも心にプチ贅沢を
さて、グリーン車の"土日祝日570円区間"の移動距離限界は50km。およそのリミットである大船駅が近づいてきている。
あまり数はこなせていないけれど、みんなのプチ贅沢を聞きながら電車に揺られていたら休日出勤だったことなど忘れすっかり心もほぐれてきた。
しばし目を休めながら、まだ紹介していないプチ贅沢を振り返ってみよう。
No.18:蒸気でホットアイマスク
お先に失礼します
No.19:ヘアサロンでカットもカラーもせずヘッドスパのみ受ける(鈴木さくらさん)
グリーン車内に美容室があったら本当にやってみたかったのがこちら。ヘッドスパ…いったい何をされるんだ…魅惑的すぎる…
No.20:1000円カットで担当者を指名する(ヒロエトオルさん)
え、1000円カットよく使っているけど、あれって担当者指名できるんですか…?
信じがたい
No.21:展望台にある有料の双眼鏡(トルーさん)
観光地、ついはしゃいで財布の紐が緩くなるパターン
No.22:ジェットコースター降りたとこで売ってる写真を買う(トルーさん)
観光地、ついはしゃいで財布の紐が緩くなるパターン2
耳もつけるし写真も買うしよく考えたらいらないお土産を買い込む
No.23:観光地の、やたら高いソフトクリーム(トルーさん)
※個人の感想です
No.24:てもみんで100分揉んでもらう(井上マサキさん)
30分で終えてしまいがちなマッサージ。100分もしたらどんな身体にされてしまうのだろうか、多分ハマるんだろうな…
アイマスク、鼻が邪魔で浮くので、眼鏡で上から押さえつけると良いぞ
No.25:普段着をクリーニングに出す(玉置標本さん)
確かに「よし!」という気持ちがないと踏ん切りがつかない普段着のクリーニング。コインランドリーも自分の中ではプチ贅沢です。
No.26:プリクラで後頭部を撮影する(編集部 林さん)
幻のプチ贅沢代行
なぜ東京駅からスタートさせたかというと、「有料トイレを使う(トルーさん、さくらいみかさん)」というプチ贅沢を代行したかったからなのだけど、いざ東京駅の有料トイレに行ったらその日は無料開放されていました。そんなことあるのか。