

できた。

どうですか?



演歌歌手…



せり…



あがり…



ました!



演歌歌手せりあがりました!



音楽付きでどうぞ。
なかなか良いんじゃないでしょうか?
なかなか良いんじゃないでしょうか?


制作過程のご紹介


消えいろPIT

材料は「消えいろPIT(G)」にした。
糊に青い色が付いているので彫刻した時に形が見えやすそうだからだ。
糊に青い色が付いているので彫刻した時に形が見えやすそうだからだ。



スケッチ

演歌歌手ってこんな感じだっけ?
頭の中のおぼろげな演歌歌手のイデア。
削りながら考えよう。
頭の中のおぼろげな演歌歌手のイデア。
削りながら考えよう。



下書きしたらザックリ削り出す

大胆に。



ザックリ

低ポリゴン。



じわじわ作り込み

少しずつ解像度を上げていく。
ここからは慎重に…。
ここからは慎重に…。



ギャフン!

顔が陥没した!
なぜだ?
なぜだ?



芯棒

それは、糊の中には芯棒を通すための穴が空いているからなのだった。



もう一個スティック糊を買いに行く

やり直しだ。近所の文房具屋で「消えいろPIT」が売り切れていたので少し遠くのホームセンターまで行った。(道中、気になる看板を発見したので撮影)



再出発

さて仕切り直しである。今度は芯棒の太さを想定して、頭の大きいディフォルメにする。



下書き

このくらい。



途中経過

今度は大丈夫そう。※右のはさっき失敗したやつ。



削りカスはこんな感じ

カッターについた糊を縁でこそぐので気がつくと出来損ないのバラアイスのようになる。



なんとか完成

当初の想定ではもっと細密に彫刻できると思ったのだけれど自分にはこれで精一杯だった。
糊はカッターでザクザク切るとキレイな断面を見せてくれるのだが、表面をなめらかにしようとナデナデすると急にヌルヌル&ベタベタしはじめるのだ。
「こすった時にだけヌルベタする」おそらくこれはスティック糊としては優れた特性なのだろうが彫刻には向かない素材なのであった。
糊はカッターでザクザク切るとキレイな断面を見せてくれるのだが、表面をなめらかにしようとナデナデすると急にヌルヌル&ベタベタしはじめるのだ。
「こすった時にだけヌルベタする」おそらくこれはスティック糊としては優れた特性なのだろうが彫刻には向かない素材なのであった。



表面のベタつきを取るために自然乾燥

「消えいろPIT」なので、乾燥が進むと青色がじわりと薄くなってくる。
分かりにくく例えると、まるでタイムマシンで過去に戻って両親の出会いを邪魔してしまったガミラス人のようだ。
とにかくこのようにして「せりあがり演歌歌手」は完成した。
分かりにくく例えると、まるでタイムマシンで過去に戻って両親の出会いを邪魔してしまったガミラス人のようだ。
とにかくこのようにして「せりあがり演歌歌手」は完成した。

彫刻が大変ならフィギュアを買えばいい
わざわざ彫刻をしなくてもフィギュアがあれば「せりあがり」は楽しめる。


秋葉原で買い出し

せりあげたいフィギュアをいくつか見繕った。
ご覧いただこう。
糊を取り除いてフィギュアを固定したものだ。
ご覧いただこう。
糊を取り除いてフィギュアを固定したものだ。



ルイージ(マリオは手に入らなかった)



ミーアキャット



こけし



こけしくり抜き中

大きめの人形は芯棒を避けるために中をくり抜かなくてはいけないのだ。
「せりあがるキャラ」といえばマジンガーZやエヴァンゲリオンも有名だと思うが、今回はピッタリサイズのフィギュアが見つからなかった。残念。
筒の大きさに制約があるので丁度いい大きさのフィギュアを探すのは少し大変である。
公式に「せりあがり用フィギュア」が発売されればいいのに、と思った。
筒とセットで売ってくれればお気に入りのフィギュアをカバンに忍ばす文化が生まれるかもしれない。
「せりあがるキャラ」といえばマジンガーZやエヴァンゲリオンも有名だと思うが、今回はピッタリサイズのフィギュアが見つからなかった。残念。
筒の大きさに制約があるので丁度いい大きさのフィギュアを探すのは少し大変である。
公式に「せりあがり用フィギュア」が発売されればいいのに、と思った。
筒とセットで売ってくれればお気に入りのフィギュアをカバンに忍ばす文化が生まれるかもしれない。







お釈迦様もわずかに大きくて筒に入れず



そういえば「せりあがり=演歌歌手」という常識は現代っ子に通じるのだろうか?
思い返せば自分も長いこと演歌歌手がせりあがっているところを見たことがない気がする。
不安になって小学生の長女に聞いてみると「わかるよー」との答えだった。
アニメか何かで見たことがあるそうだ。
パロディやお約束でまだ生き残っている昭和の伝統。まだまだ語り継いでいきたい。
