



「木が大きい」
そんな当たり前のことを普段ちゃんと意識できているだろうか?
簡単に木の大きさを実感する方法を考えた。
そんな当たり前のことを普段ちゃんと意識できているだろうか?
簡単に木の大きさを実感する方法を考えた。

1977年東京生まれ。漫画、イラストレーション、アニメーションなどを制作。
著書に「冬のUFO・夏の怪獣」「ツノ病」「ラッキーボギー」など。
前の記事:VHFアンテナの指し示す方向を辿って東京タワーに行く
> 個人サイト クリハラタカシのホームページ
著書に「冬のUFO・夏の怪獣」「ツノ病」「ラッキーボギー」など。
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日暮里

木が大きいと言っても屋久杉やご神木などのスター的な木のことではない。
その辺に生えている普通の木だ。
その辺に生えている普通の木だ。



品川

そもそも「木が大きい」どころか「そこに木があること」すら普段あまり認識していなかいかもしれない。
毎日通る道だとしても「ああ、あったかも?」くらいの認識だったりする。
こんなに大きいのに!木!
毎日通る道だとしても「ああ、あったかも?」くらいの認識だったりする。
こんなに大きいのに!木!

木の大きさはある「妄想」で実感できる


高田馬場

木の大きさを実感するには木を動物だと思い込めばいい。
簡単に言うと「木に顔がある姿を妄想する」のだ。
簡単に言うと「木に顔がある姿を妄想する」のだ。



渋谷

例えば何の変哲も無いこの写真…



木に顔をつけるとこうなる

急に存在感が増し、巨大感が出ないだろうか?
巨大生物が街中に大発生である!
渋谷のスクランブル交差点にシレッとこんなに巨大な生物がいたのだ。危ない!なぜみんな逃げない!?
…木だからだ。
木が人畜無害だから大きさどころか存在もあまり意識していないのかもしれない。
巨大生物が街中に大発生である!
渋谷のスクランブル交差点にシレッとこんなに巨大な生物がいたのだ。危ない!なぜみんな逃げない!?
…木だからだ。
木が人畜無害だから大きさどころか存在もあまり意識していないのかもしれない。



肉食顔

その理論からすると「肉食っぽい顔」や「話の通じなさそうな顔」の方が見る人の生存本能がくすぐられ、対象を巨大に感じられるかもしれない。どうだろう?



恵比寿

人間を襲うものとして意識するとこんなにも大きくてこんなにも沢山の木が街中に存在することに気づかされる。



秋葉原

総武線に興味のある巨大鉄オタ兄弟。



新宿

アルタビジョンを覆い隠す大きさの生物。



有楽町

こんな奴が行列でやってきたらひとたまりもない。



新橋

この程度のサイズだって実際襲ってきたら勝てないだろう。熊より大きい。




これくらいなら武器を持ってればもしかしたら勝てるかも?いや、相手の機敏さ次第か。




こういう棒で固定された木はひ弱だから添え木をされているのではなく、とびきり凶暴だから拘束されているのかもしれない。油断して近づくのは禁物だ。



池袋

池袋の駅前にはすでに顔のついた奴らがいた。のんきな顔だが猛禽類をなめたらいけない。




我々が木を見る時、木もまた我々を見ているのだ。




こんなにも大きい生物が私たちの生活圏に生きている。水と日光を餌として。そういうことを忘れずに生きていきたい。







高輪大木戸跡



妄想とか小細工なしで普通に「でかいっ!」って思う木に時々出会う。
大きい木って本当に大きい。

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