台風18号の雨雲がUターンして連休に来る？ あと出し天気予報

先週の予報は、週なかばまでに、あっさり3敗。雨が思ったより長く降ったり、なかなか止まなかったりしてハズレに。

関東の場合、秋雨は梅雨の時より雨が降る。おかげで、予報も梅雨と同じかそれ以上に苦戦しがちだ。

という、一口メモのような知識をもりこんで、秋雨時の予報のむずかしさを、さりげなくアピールしたくなるほど、今の時期は的中率がわるい。

木曜（7日）は、予報より雨がだいぶ早く降り出して、気温も上がらず。「30℃近い暑さ」を信じて、夏の薄い服で出勤したのに、完全に浮いていて二重の意味ではずかしかった。

秋雨、早く終わって！

秋の連休は、予報をハズすと、たくさんのお叱りをいただく。なるべく穏便に、おだやかに高気圧におおわれてくれるのがありがたいのだが、そうはいかないのが秋雨シーズン。今週末からの3連休も、雨が降る可能性が。

カギをにぎるのは、台風18号。西へ進んで、沖縄の南から台湾や大陸へ向かうが、そのあと日本列島へUターンしてくる気配がある。

大陸に上陸すれば形が崩れるので、台風としてそのままやってくることはなさそうだが、もし大陸に乗らなかったら、台風のまま戻ってくるケースもあり得る。

台風が大陸であとかたもなく崩れるとか、モタモタして連休よりさらにあとにやってくる可能性もあるが、今のところはUターンの確率が高い。

どうなるか、結果は来週！

みなさんが耳にする「梅雨入り」「梅雨明け」の発表は、あくまで速報というあつかいで、夏の天候の経過を見たうえで、見直されたものが9月1日に気象庁から発表されます。

今年は、梅雨明けの日が見直された地方が多くて、関東甲信にいたっては当初は7月19日だったのが大幅に変わって、7月6日で確定しました。たしかに、今年の梅雨明け発表は、気象庁はタイミングを逃した感があって、当時「実質、明けてますよ」と伝えていた予報士が多かったですね。

さて、9月1日に発表された「見直し」ですが、ぼくも翌週にテレビやラジオで伝えましたし、伝えている天気予報はありましたよ。ただ、やはり過去のことなので、そんなに大きな話題にならず、「えーそうなの」とか「やっぱりー！」という声が出たくらいで、サラっと話が終わった感じでした。

天気予報で、過去のことを振り返るのは、未来のことほど注目されないのかなぁと感じます。

そういや、この記事は「あと出し天気予報」で過去の話ですね。。。前の一文は、聞かなかったことにしてください。

先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします！

追加のヒントは、「風は強い？弱い？、と、前線の動きは速い？遅い？」。

解答はこちらから↓