今回の理想
月をバックに、自分の影をうつすのが目標です。
これだと結構大きな月がいる。はじめる前から憂鬱になってきた。
そして自分がシルエットになりたいので、
月の後ろから光を照らし、月を発光させた上でカメラの前にたつ必要がある。どうにか再現してみよう。
ユザワヤの布コーナーで
白黄色っぽいテカテカした透ける布を4m買いました。
それにつなげるタイプのフラフープを買って来て
直径150mぐらいの丸フレームを作ります。
枠ができたら、テープでひたすら固定。
あたかもスムーズに行きました的な勢いで書いているが「丸型はフラフープで代用」という発想にたどり着くまでに2日ぐらいかかった。
さっきのイラストの論理でいけば、あとは後ろから光を照らせば月の完成である。照らしてみると
月度 1.5%
不安になってきた。この企画大丈夫だろうか。
知り合いに送りつけ、何がダメか聞いてまわった。「クレーターがない」「境界線が曖昧だから縁取りしたらどう?」「そもそも背景が障子だ」と連絡がきた。
すぐに反省して縁取り、
絵の具でクレーターを作った。
できたのがこれ。
これ……これもどうですかね……。背景の障子にシーツをかけて、光で照らすと
えっ 月度67%???
クレーターと縁取り効果が効きまくり、いきなり月っぽさがでた。さらにクレーターを増やし、高みを目指す。
最初は「失敗したら布から買い直し」とクレーターを書くのも怖かったが、終盤は「あえてここに描こう」というクリエイティブ心が生まれた。自分に酔える作業だ。
きた これはきた(月度75%)
あーーお月様ーーーーー!(月度85%)
ずっと参考にしていた「月 シルエット 人」の画像。大分近いのではないでしょうか。
そしてその時が
いよいよ己がシルエットになる時がやってきた。月の前にたち、写真を……。
パシャ。
影になる私。背景には輝くお月様……。これです。これがやりたかった!
いい加減周りが汚いので、部屋を月撮影用に整えていく。
黒幕をつけて周りを片付けた。月スタジオ完成~。
撮影開始
嬉しくてすぐにうさぎのポーズで撮ってみる。
うさぎだ!
一人できゃっきゃしていたら、突然母が現れ「それはうさぎじゃない」と言ってきた。「耳がない」「臼も杵ももっと大きい」となんなら少し怒っている。
「あんた月まで作ったんだからこのぐらいはしなさいよ」と母に与えられた耳
大きな臼も杵も家にはないので、バケツとウェットティッシュ、ワインボトルでどうにかする。
うさぎ度があがった!
「本当はもうちょっと棒も長い方がいいんだけどね」と納得がいかない様子の母。月を見る前までは「また変なことして」と見向きもしなかったのに。月をみた途端帽子を持ってきたり、耳を作りはじめ、撮影指示を出すなどの覚醒を見せた。月は人を惑わすのかもしれない。
魔女にもなれた(帽子を被って小さめの箒にまたがった)
後はもう撮って笑って撮って笑っての繰り返しだった。なんでもオシャレ。なんでもうさぎ。これもう、どんなポーズでも楽しいんじゃないか。ということではしゃいだ記録でお別れしたいと思います。
何かしらの覇者(黒幕はみ出てしまった)
なんかロゴみたいなやつ(深い影を作るためにワイングラスにめんつゆ入れた)
E.T.(スマホの前で両手の指をあわせた)
1時間ぐらい撮影していたのだが、ずっと「これもやりたい」「自転車はどう!?」と興奮しっぱなしだった。
インスタ映えもする
試しにインスタに投稿してみたら、フィルターにもあうし、真四角にも最適だし、インスタのためのセットかなと思うぐらいぴったりでした。