特集 2017年8月21日

水筒にアイスの実を入れて2時間でちょうどいい固さになる

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あるなー。なんだかたくさんあるなー。ずっと思っていた。水筒の話だ。

数えてみたら水筒が6本ある。うちは妻と僕の二人暮らしだ。なぜだ、なぜこんなに水筒があるのか。
本業は指圧師です。自分で企画した「ふしぎ指圧」で施術しています。webで記事を書くことをどうしてもやめられない。(動画インタビュー)


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水筒が6個ある理由

なぜだ、とわざとらしく冒頭で言ってみたが、理由はハッキリしている。

水筒というものは「重さ」と「容量」でできている。たくさん飲み物を入れたければ、重たい水筒を持ち歩かなくてはいけない。軽いままでいたかったら、飲み物はそんなに持ち運べない。重さと容量の最適なバランスは、水筒を使う状況によって変わってくる。
水筒の使い分け
水筒の使い分け
状況に応じた水筒を僕は3つ持っていて、妻もなぜか3つ持っていた。そんな水筒を3つ持つ者が一緒に暮らすようになった結果、6つになったのだ。

……ここまですごく当たり前のことばかり言っていて申し訳ない。

水筒とパソコンは同じ

水筒がこんなにあるのが理解できない、という人はパソコンに置き換えてみるとわかるのではないか。家ではデスクトップパソコン、外で仕事をするときはノートパソコン、気軽に使いたいときはタブレット。ポケットに入れておきたいスマホ。状況に応じて使い分ける。
このくらいみんなあるよね
このくらいみんなあるよね
だから、水筒が6個あることはふしぎでも何でもない。あなたの家の水筒もぜひ数えて欲しい。きっと気がつかないうちに6個くらいになっているはずなのだ。

水筒に冷たい物を入れて持ち運ぶ

水筒の数がわかったところで、全部一気に使ってみたい。いつもは飲み物を入れる水筒だけど、冷たい食べ物をいろいろ入れて、ピクニックに出かけようと思う。

今年の夏はなんだか涼しい日が続いているけれども、出先で冷たい物を食べたらおいしいことは間違いない。
水筒と入れる物大集合
水筒と入れる物大集合
これから水筒に入れる食べ物は以下の通り。

冷やし中華
時間経過は麺の敵である。果たして伸びずにおいしく食べられるのか。なお僕にとって今夏初めての冷やし中華で、こんな形で冷やし中華を始めてしまうことに一抹の申し訳なさを感じる。

ネギトロ巻
絶対に寿司を水筒の口から水を飲むように食べたい。夢があるだろう(水道からオレンジジュースが出る、みたいなことです)。にぎり寿司ではどうしても崩れそうな気がして、巻物にした。

刺身
マグロ。たぶん外で刺身を食べたらうまい。絶対に生臭くなるので妻の水筒ではなく、自分の水筒に入れよう。

ところてん
腹はふくれないが、とにかく風流。水筒にも入れやすく、無理のないチョイス。

アイスの実
スーパーボールくらいの大きさをしている。水筒に入れるために作ったとしか思えない形状だ。でも正直、持って行く最中に溶けそうな気がする。
このように入れまして
このように入れまして
行くぞ! 重い! (スマホのインカメラで撮ったら勝手に美顔モードになっていて、顔がつるっとしている)
行くぞ! 重い! (スマホのインカメラで撮ったら勝手に美顔モードになっていて、顔がつるっとしている)
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バスの中でバレずに寿司を食べたい

国際興業バスに乗る。どうでもいいが、このバスのどこが一体「国際」なんだろう?
国際興業バスに乗る。どうでもいいが、このバスのどこが一体「国際」なんだろう?
向かう先はうちから2時間ほどのところにある、埼玉県の飯能河原というところ。バスと電車を乗り継いで行く。

その間に試したいことがある。「乗り物の中で自然に水筒から寿司を食べられるか」。これができたら便利だ。
醤油を水筒にちょっとたらして……
醤油を水筒にちょっとたらして……
ぐいっとやったら醤油だけが口の中に流れ込んだ
ぐいっとやったら醤油だけが口の中に流れ込んだ
手で取りだして食べる
手で取りだして食べる
だめだ、やっぱり飲み物を飲むようにはいかない。水筒を傾けると、寿司は引っかかって、醤油だけが口の中に流れる。醤油だけ飲むなんて、戦時中の兵役逃れみたいだ。喉が焼け付く。

手で取りだして食べたのだが、味が全くしなかった。あせってこっそり食べようとすると、なぜか味がなくなってしまう。

僕のすぐ前には、アルミホイルで包まれたおにぎりを、悠々と食べているバンドマンがいる。うまそうだ。人間としての格が違う。この人の音楽を聴いてみたい。
バスから電車に乗り継いで、そこでも中でもネギトロ食べた。結局全部なくなってしまった。空腹だったのかもしれない
バスから電車に乗り継いで、そこでも中でもネギトロ食べた。結局全部なくなってしまった。空腹だったのかもしれない

河原に着いたぞ

!
飯能河原には半裸でバーベキューをしている若者達がたくさんいる。今日は平日だし、夏休み中の大学生だろうか。「ウェーイ」といいながらTシャツのまま川に飛び込んでいる。本当に若者は「ウェーイ」って言うんだ……。

モクモクと煙を立てて肉を焼くバーベキュー。なんと原始的な行動だろう。それにくらべてこの水筒ランチの未来的なことよ。

さっそく始めていこう。
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ぬるい刺身も悪くない

なんだこれ
なんだこれ
水筒の底にある刺身が遠い。遠いというだけなのに、まるで刺身じゃないみたいだ。
菜箸を突っ込んで取り出す
菜箸を突っ込んで取り出す
河原と刺身ってありそうであまりない組み合わせですね
河原と刺身ってありそうであまりない組み合わせですね
刺身は少しぬるくなっていた。でもお腹を壊すような危険性は感じられない。宴会をやって、最後まで残っていた刺身、くらいの温度感である。悪くない。

バーベキューをやっている人がこちらを見ているが、刺身がうらやましいんだと思う。生魚、おいしいですよ。

冷やし中華はものすごく勢いよく入ってくる

出すのがすごく大変
出すのがすごく大変
ムググググ
ムググググ
冷やし中華のタレをかけて、水筒を念入りにシェイクした後に食べる。

麺も具も水筒の内側にひっついて非常に出にくい。一度出したら、一気食いになってしまう。お、お、お。でもこれはこれで、けっこううまいぞ。

そもそも、冷やし中華なんてチマチマ食べるべきじゃないのだ。どーんと行け、どーんと。

ところてんはするする入ってくる

なんで何かのタマゴみたいに見えるんだろう? 地面に水筒を置いたからか?
なんで何かのタマゴみたいに見えるんだろう? 地面に水筒を置いたからか?
とても食べやすい、自然に口の中に入っていく
とても食べやすい、自然に口の中に入っていく
先ほどの冷やし中華に比べると、つるっとしていてとても食べやすい。飲み口に、直接口をつけて食べることができる。

それにしても、ところてんのような捕らえどころのないものを、目視せずに食べるのは、とてもふしぎだ。何食べているのか一瞬わからなくなる。

柔らかいアイスの実が最高

溶けてなかった!
溶けてなかった!
う、う、うま~~~!
う、う、うま~~~!
これはすごく良い。アイスの実は表面は溶けていないものの、口に入れた瞬間、シャーベット的に崩れ去る。水筒を傾けると1個ずつ出てくるので、食べるのもかんたん。

あー。これは場所を変えよう。川の水に足を突っ込みながら食べることにした。あまりのうまさに、もっと夏を味わいたくなってきたのだ。

アイスの実と水筒の組み合わせは万人に勧めたい。河原の近くの売店でカキ氷やアイスを売っているんだが、それは、見なかったことにしよう。

水筒はよく洗おう

いろんな物を入れたので、帰って水筒を念入りに洗った。でもその後で、妻が自分のやつだけ洗い直していた。「なんかにおいが残っていた」そうだ。そうか……。水筒を洗うのはむずかしい。
飯能河原はいいところだった。飯能駅から徒歩10分
飯能河原はいいところだった。飯能駅から徒歩10分
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