小さい頃は稲荷神社の狐の像が怖かった。社を護るように配された狐の像は神々しく、そして近づいてはいけないような雰囲気を醸し出していた。
しかし、今回参拝した稲荷神社は、そんな小さい頃の自分も「かわいい」と手を叩いて喜びそうな稲荷神社である。
しかし、今回参拝した稲荷神社は、そんな小さい頃の自分も「かわいい」と手を叩いて喜びそうな稲荷神社である。
京濱伏見稲荷神社
京濱伏見稲荷神社。京都の「伏見稲荷大社」からの勧請による創建であり、「伏見稲荷大社」と同様神社本庁には属していない単立神社の扱いとなる。
鳥居の両脇のご神使はなかなか険しい顔をしているが……
神社自体は昭和の創建と比較的新しめ。高さ約14メートル、笠の長さは約16メートルという鉄製の大きな鳥居も昭和29年(1954年)にできたもの。
鳥居の両脇には、大石像のご神使(神の遣いの狐)が配されている。なかなか険しい顔をしている……。私の心の中の女児が「狐さん怖い」とおびえだしたがここで怯んではいけない。ちなみにこれは108体のうちに入らないらしい。ドキドキしながら鳥居をくぐる。
鳥居の両脇には、大石像のご神使(神の遣いの狐)が配されている。なかなか険しい顔をしている……。私の心の中の女児が「狐さん怖い」とおびえだしたがここで怯んではいけない。ちなみにこれは108体のうちに入らないらしい。ドキドキしながら鳥居をくぐる。
立派でスケールの大きい社殿
立派な社殿に千本鳥居。社殿で参拝を済ませる。鳥居もそうだったし、社殿も立派で大きく、他にあまり見ない個性的な造りになっている。さすがに写真は撮っていないが、ご神鏡も実は日本最大級の大きさなのだ。
手水鉢もでかい
「京濱伏見稲荷神社」は何かとスケールが大きい。手水鉢も水がたっぷり450リットルも入るのだという。うちの風呂より大きいじゃん……。
千本鳥居くぐっちゃう
千本鳥居をくぐって摂末社が祀られる招福池へ。千本鳥居は京都の伏見稲荷が有名だけど、稲荷神社には願い事がかなうと鳥居を奉納する習慣があるため、伏見稲荷以外でも千本鳥居は見られる。ちなみに千本=たくさんの意味で必ず千本なわけではない。
招福池の前
ご神使がたくさんいるのは社殿の両脇部分。社殿を正面見て右側にある招福池の前まで来たが……めちゃくちゃ狐がいる!
わらわら
わらわら
さすが108体もいるだけあり、どこもかしこも狐だらけ。体の色もそれぞれ違って楽しい。ではもう少しいろいろな狐さんを見ていくことにしよう。
まつげがチャーミング。彩色も当初はされてなかったとか。
「どっから来たの? へー、ふーんそーなんだ。まあいいや、ゆっくり参拝して行ってね!」(妄想)
「ねえねえ何してるの? こっち来て一緒に遊ぼうよ!」(すべて妄想)
背中がかゆそうな狐。掻いてあげたい。
「こんにちはー」って手を振ってくれているみたいな親子?の狐。
まさに今からしっぽを舐めようとしているしぐさがかわいい。
穴から顔だしているやつもいる。これは……体小さくない? 小狐だ!
境内のたくさんのチャーミングな狐には私の心の中の女児もニッコリだ。私は今、108体の狐の像のかわいさにだいぶやられているところだし、こちらを読んでくださっている皆様にあらせられてもそうであってほしいと思っているところだが、中でも個人的に一番かわいいと思うのがこいつだ。
私です
狐ですらない! カエルだ。と思ったが、この子は奉納を受けてこちらにいるんだそう。心なしか「自分は狐だ」とドヤ顔しているように見えてきてかわいいぞ。こちらに参拝の際はぜひカエルも探してみて欲しい。
とにかくいろいろとインパクトがある
境内社で富士浅間神社もあったが、富士山から運ばれたという溶岩は富士山色に塗装されていてなんともポップ。
富士塚を境内に作る神社はたまに見かけるが、こんなに鮮やかな富士塚は初めてだった。なんとも楽しい神社だった。狐はなかなか飼えないから、ここ来て我慢しよう。