1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
ドンヨリ気分の土曜日でした
土曜(22日)、朝起きて、光にあふれているはずのカーテンが暗い。
あれ? 起きる時間がはやすぎたか? いや、7時だ。イヤな予感…カーテンを開けると、そこにはドンヨリの曇り空。心もドンヨリ。
こうなったら、午後の雨はバッチリ当てて、挽回だ! 「雨雲来いー」「雨雲来いー」と、外でレジャーを楽しむ人たちの前ではぜったい言えない言葉を、心の中で強く念じる。
午後になると、北関東で雨雲が発生。どんどん南下して夕方には東京にも。どうだ!
ところが、短時間でやむと見ていた雨は、夜まで長時間に。「雨、降りすぎ!」と各方面からいただく、おしかりの声。
「雨雲来いー」と、強く念じすぎたようです。
土曜以外の日はよく当たってたので、ご容赦を!
4月なのに4日連続の夏日でした
先週の前半は暑かった。東京では4日連続、25℃以上の夏日に。4月としては19年ぶりのこと。
すごいことに見えるが、でも冷静に考えると、19年前にもあったということ。めずらしいような、めずらしくないような出来事。
作品展で入賞して、すごい!と言われたのに、じつは同じ学校に何人も入賞した人がいたような、微妙な出来事。「何年ぶり」の記録は、さがそうと思えば、あちこちにあふれている。
季節はずれに暑くなりすぎた空気は、冷静になろうと、大気をかきまぜて気温を下げる。
週末には、けっきょく春の気温に落ち着いた。
2017年4月の4日連続の夏日は、年の瀬どころか来月にはもう、ほとんど覚えられてないだろう。
【今週のみこみ】GW初日の低気圧の動きに注目です
天気予報への注目が集まるGWが、今週末からスタート。
注目が集まるのはうれしいが、それだけ、天気予報がきびしい目で見られるということ。
気を抜いてやっていると、おしかりの嵐につながりかねない。
今年のGWは初日(29日・土曜)から、ちょっとやっかい。寒気とセットになった低気圧が、北から南下してきそうで、こうなると雨雲が急に発生したり、変わりやすい天気となる。
低気圧よ、どこまで南に下がる?
その雨雲がどれだけ発生するか?どこまで南に下がるか?がポイント。今のところ、北海道・東北・北陸くらいまでになりそうだが、低気圧がもう少し南下すれば、もっと南の関東から西の太平洋側でも降ることに。
予報の幅が広すぎ!と、別のおしかりを受けそうだが、まだ週間予報なので許して! 結果は来週!
今週の格言
『GWの予報は気を抜くと、おしかりの嵐に。(今回は自分への戒めです)』
天気予報が、実際の天気よりもコロコロと変わってしまう状況をどのように考えていますか?
質問はもっと長い文章でいただいていて、昼に見た晴れ予報で翌日の行動を決めたのに、その後、予報が変わっていたのに気づかず、雨に降られたということでした。
まずは、そのときの天気予報に代わって、ごめんなさいを言わせてください。もし僕が出した予報だったら、もっとごめんなさい。
予報がコロコロ変わると、おしかりを多くいただきますし、予報者としても格好わるいので、現場では、なるべく予報は変えないというのが一つのルールです。
とは言え、明らかに予報がハズれていて、このまま放っておくとハズレ予報が拡散してしまうというときは、やはり予報を変えざるをえません。申し訳ないです、の気持ちで予報を変更しています。
今後、予報技術が少しずつ上がって、予報がコロコロ変わることはちょっとずつ減ると思いますが、それでも、まったくなくなるのは先になるでしょう。
それまでは、歯磨きのように一日3回ほど天気予報を見るのを習慣にするなど、こまめに予報を確認していただけると、ひじょうにありがたいなと思います。
あとは、複数の予報士が予報を出している団体の場合は、予報士が交替するタイミングで予報がコロッと変わることもありますから、一人の予報士の予報をツイッターとかでずっと追うのも、アリかもしれませんよ。
最後、自分の宣伝じゃないですからね!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「朝と昼の寒暖差が大きくなる天気は?」です。
解答はこちらから↓
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。