叙々苑の焼肉弁当を食べてみる
叙々苑の焼肉弁当は公式サイトから注文できる。僕が今回食べようと思っていたのは3000円のカルビ焼肉弁当だ。
3月の終わりごろに注文しようと思っていたらすでに売り切れていた。さすが人気店。芸能人が大量購入しているのだろうか。
送料がものすごくかかった…
1万円以上注文しないと送料が1500円もかかることに驚いた。ということは焼肉弁当を一つ買うのに4000円以上かけているというわけだ。肉の味よりも先に高級店の洗礼を味わうことになった。
紆余曲折を経てやっと家に届いた!お茶はオマケでついてくる。このセットを見ただけで、テレビ局で撮影している気分になってきた。
中には高級感あふれる黒塗りの弁当箱。一緒についているのはタレと箸とおしぼり。
今回はわかりやすく箱からだしているが、箸やおしぼりや蓋をこの箱に挟んで立てられるようになっている。おそらく外のロケなどで膝の上において食べられるように工夫がしてあるのだろう。
箱を見ても箸や蓋が邪魔にならないように置ける場所が用意されているなど配慮がされており、他の弁当とはひと味違うことがわかる。おしぼりもあるし、セットでお茶もついてくる。中身を見る前からそのもてなしの心に胸打たれる。
そして開封!もう…見た目も匂いも最高!
肉1枚1枚がすべて分厚いし、肉に脂がのっているのがわかる。早く食べたい。
サイドメニューも豊富で、漬物やキムチなどがついてくる。
開けた瞬間に美味さを想像してヨダレが止まらない。カルビの食欲をそそる匂いが空腹を刺激する。「これは絶対に美味い」と脳がかたりかけてくる。
ただその前に、今回は僕が大好きなローソンのネギ塩豚カルビ焼肉弁当と食べくらべてみようと思う。叙々苑は牛肉でこちらは豚肉だが、今回の比較は「僕が最高に美味いと思っている焼肉弁当」との差を測りたいだけなので、そこは気にしないでほしい。
僕が大好きでよく食べるローソンのネギ塩豚カルビ弁当
肉の分厚さを比べてみたらまったく違った。
まずはローソンの焼肉弁当を食べてみる。
いつもどおり美味しい。だけど…
やはり安定して美味しい。特にクセもなく、塩カルビなのであっさりしていて食べやすい。タレもご飯がすすむ味だ。コンビニの焼肉弁当って完成度高いよね。
しかし、今日はこのあとに横綱が控えているので、ローソンの焼肉弁当の味に気持ちが入らない。さあはやく叙々苑の焼肉弁当を食べよう。
この肉の分厚さ…!
食べる前からニヤニヤが止まらない。
送料含めて4000円。このひとつまみで300円くらいの価値があるんじゃないだろうか。
あ、これ…
最高…!!
もう最高という言葉しかでてこない。肉は分厚いのにやわらかい。やわらかさも口の中で溶けるとかではなく、しっかり噛みごたえもある。
そして何よりも噛んだときの肉の脂がすごい。普通のお弁当の肉だと、大量生産で時間が経ってしまっているものが多く、肉汁や脂がでにくいが、叙々苑は配達時間に合わせて作っているので、肉の良さを最大に楽しむことができる。
あとカルビのタレって最高だよね。ご飯が世界一すすむタレだと思っている。そこにこの叙々苑の分厚い肉。タレと肉の無敵コンビ。ビル・ゲイツとザッカーバーグの融合。
もう御託は良い。伝えたいことは最高に美味い!最高にご飯に合うということだ!
とにかく美味いとしか良いようがない。
もっと写真いっぱい撮ろうかと思ったけどうますぎて一気に食べてしまった。
正直、当たり前だけどコンビニの弁当と叙々苑の焼肉弁当を比べるのは最初から間違っていた。400円に対して送料合わせて約4000円だ。単純に10倍だ。そして美味さは100倍くらい違う。
もちろんコンビニの弁当は美味しいがやはり専門店は違う。「メジャーリーガー」と「本業はクリーニング屋で趣味が野球観戦の人」を比べているようなものだ。
今まで僕はローソンの焼肉弁当が最高だと思っていたのが、それは最高ではなかった。最高は叙々苑の焼肉弁当だと知った。上には上がいる。人は高みを覚えたときに初めて世界を知ることができるのかもしれない。
やはり叙々苑の焼肉弁当は最高であった。送料は高いがぜひ一度この幸福を誰もが味わうべきだ。1万円以上買うと送料が無料になるので、ボーナスがでたときにでも4~5人で集まって注文し、ぜひ芸能人気分を味わってほしい。
結局、コンビニ弁当も美味かったので両方とも完食した。