力技で棒に扇風機をつける
早速ですが「風吹く自撮り棒」をつくっていきます。
旅行に行くときに買ったまま使っていなかった自撮り棒。とても頼りないこの細い棒に
このまあまあ大きなポータブルファンを取り付けます。単1電池を4つ使う馬力がありそうなヤツを買いました。
この2つを合わせたい。さあどうする
恥を知らぬ量のテープで固定するしかなかった。おしゃれには程遠い
風が吹く自撮り棒の完成です。せめて白いファンを買えばよかった。
早速外でためしてみよう
出来上がりが嬉しかったのですぐに外に出ました。
街で持つとこうなります。ちょっとしたAD感がでてしまう謎。
自分だけで試すには、髪が短すぎてもったいない‥ということでさらさら髪がなびくであろうライターの日西愛さんとそのお友達Sさんにもご協力いただくことになりました。
とりあえず効果を測定すべく、無風の鳥貴族にはいった。「それ作ったの?」「なんで?」と質問をうける
とりあえず私から試していくことになりました。右がわにあるボタンをHIGHにして…風を
フワッ
撮影するまえから、自撮り棒から風が吹くふしぎさに脳がついていかない。そしてスマホにうつる自分が、室内なのに風に吹かれていて2度笑ってしまう。
できた画像がこれです。Beforeが目をつぶっていて申し訳ないのですが、Afterではふわっとしました。おでこが不本意にでてしまったが、躍動感はでています。角度がむずかしい。
「ちょっとやらせてくれ」とのことで、日西さんも挑戦です。
こちらはノーマル日西さん。髪の毛は落ち着いて下をむいている
風に吹かれはじめました。そして出来上がった写真が
こうです。CMだ。背景が海のときにしかとれない表情と髪のなびき。ちょうどいいブレ。ここはもう鳥貴族ではない。
「ちょっとまってこれすごい」「室内でこんなに躍動感でたことない」「したから当てるとシャンプーのCMっぽくていい」「夏にモデルのインスタグラムでよく見るやつだ」などと驚きが止まらない。
下からあてるのがベストということがロングヘアの検証でわかった。あてる
さっきより自然だ。飲むと風が吹くビールをのんでいるような不思議な写真。
「私も試したい」とお友達も試す。日西さんや私より髪がぼうぼうなびいた。なぜだ
どうやら髪質が大事らしい。日西さんの髪はしっかり密度が高めの髪で、お友達は猫っ毛だった。
髪質の比較をし、研究を進めるお二人。人によって角度や距離も変更すべき、という研究結果が発表されていく。
撮り終わったあとは「風になびく己をみてこんなに気分が良くなるとは思わなかった」「不思議な清涼感がある」「スイッチを切った時に名残惜しいような気持ちになった」と感想を言い合った。すごいぞ風吹く自撮り棒。
せっかくなのでいろんなところで撮ってみた写真でお別れしたいと思います。
焼肉を食べに行ったお店で
フワッ。うまくなってきた。ここで気がついたのだが、風に吹かれると人は表情もやわらかくなる。
味気のない自宅も
フワッとすればなんだかかっこよくなる。そして風に吹かれたせいでまた表情がきまったきがする。T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』が聞こえてきそうだ
全室内イベントに持っていきたい風吹き自撮り棒
風に吹かれるだけで飲み会が、家が、ふしぎな躍動感につつまれた。外装が恥ずかしくなかったら本当に売れそうだと話していた。ただ外装が恥ずかしいのでダメだとも話した。