中堅社員がリーダーになるかもしれない
個人的な話で申し訳ないが、今年で社会人生活4年目になる。リーマンショックによる就職氷河期にちょうど影響を受けて、全く内定が取れず、就職できないなーと思っていたことも懐かしい。今では働きたくないと毎日思う今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。働いていますか?
今日は働きすぎたので仕事終わりに寝ている。
もう、会社では4年目だと中堅社員と言ってもいい。今までは個人での仕事が多かったが、リーダー的な立ち位置でチームプレーをすることも出てきた。
そこでチームマネジメントである。チームとはどのようなものか、リーダーはどのようにすべきかの指標となる考え方だ。
ドラッカーが出していたりする。
こういうのを見なければならない。飛行機を見て、「飛行機飛んでるなー」とか、マンガの感動的なシーンを何度も見ては泣いている場合じゃないのだ。(こないだも見て泣いた。)
ただ、こういう意識の高い本はイメージがつきにくいのか、頭に入らず、寝たら忘れている。そして、何度も見る気にならない。
ぼんやりと覚えつつ、深夜に食べると世界トップレベルのおいしさを誇ると言われている松屋の牛焼肉定食を食べていたときにふとひらめいた。これでチームマネジメントを表現できるのではないか。そう気づいたときには、大根おろしを多めに乗せて笑顔で食べていた。そして、一度、勉強する為に帰った。
これから、牛焼肉定食がこれでもかと出て来るので、牛焼肉定食ファンはお楽しみに!温泉たまごも出てくるよ!!
結成、チーム牛焼肉定食
色々なサイトを見てまとめると、チームとは、「共通の目的、達成すべき目標、そのためのやり方を共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体を理想とすることがある。最終目標の達成のためには中間目標を設定し、目標を細かく分けて考えるべきである。」
もう、あれだ。ごめんなさいという気持ちになる文章だ。優しくしてほしい。たぶん、俺たち、全国大会優勝を目指して、弱点を克服しながら、地区予選を突破するぞ、ならわかる。少年誌で良く見るから。そんな感じだ。
目標を達成する為に組まれた牛焼肉定食というチーム。みそ汁を豚汁に変更したので気持ちの高ぶりが今、すごいです。
今回の場合、目標は顧客の胃袋をただ単に満たすだけではなく、精神的な満腹も目指したい。
そして、顧客兼リーダーの江ノ島です。豚汁に変更したことがあまりにも嬉しくて若干にやついております。
中間目標として、太らないようにサラダを先に食べる
肉だけを先に食べない。ちょうどいいペースで食べたいと思う。
また、目標を設定するときに、あまりにも高すぎる目標や低すぎる目標だと意味がない。ちょうどいいレベルの目標を設定する必要がある。達成できるギリギリの目標に設定するとメンバーの士気もあがる。
たまに肉を食べたいときに肉の量が2倍になるW定食を食べたくなる。出てきた瞬間、食べきれるかなと思う事がある。それぐらいの目標設定だ。最初の勢いで高いハードルを設定しないようにしよう。
カレーギュウにチーズハンバーグをセットで頼んだ時も「これ、食いきれるかな…?」と思ったが、全然余裕だった。余裕のよっちゃんだった。
計画とメンバー決定
目標を決めたら計画を立てて、メンバーを決めなければならない。
肉全体にかけないようにする。そのまま食べる、ソースをかける、別のソースを使うなどで味を変化させながら食べる。何も考えず、無計画にソースをかけるのは素人。
また、目標を達成するために適切なメンバーを選出し、各メンバーの個性や情報などを知ることで円滑なコミュニケーションを取ることができる。
ごはんの上に乗せることで顧客の食欲をさらに促進させる、温泉たまご。最近、犬(パピヨン)を飼いだした。
箸休め担当の唯一の女性。未婚。カラオケで紅を歌う。
いるとなんかほっとする味噌汁。週末、動物園に行ってサイを見たそうです
チームのエース、牛焼肉。ストレスの発散方法はサウナに行くこと。週4で行っている。
メンバーがそろったら会議を行い、先ほど決めた目標や計画などを説明し、役割を振り、仕事をはじめよう。
業務後、最初ぐらいしか集まれることがないので、今回は飲みに行くことした。最近、お酒を飲みに行くことを嫌う若者が多く、お酒を飲める場でのコミュニケーションが少ないという。でも、集まったメンバーは一緒にお酒を飲んでくれた。
飲みにケーション。
最高のメンバーだ!
また、働いていく中で、不満や苦情も出てくるだろう。きちんと聞くことが大事だ。
もしかしたら、ご飯は、自分の上に肉を乗せられることが嫌だと感じているかもしれない
牛皿のこと、古株のおっさんで口だけだと他のメンバーは思っているかもしれない。
そのようなことをリーダーはきちんと把握して対処をすることが大切だ。
リーダーの対処方法は基本的に食べるである。
リスク回避するための情報共有
メンバー内の情報共有も大事だ。誰がどんな作業をしているのか、どこまで進んでいるのかを定期的に集まり報告会などをすることもしなければならない。もし、しなかった場合、下記のようなことが起こるかもしれない。
「いやいや、今日ポン酢かけられるなんて聞いてないっすよ!」
知らないことを突然、依頼されると困難である。事前に共有することが大切だ。牛焼肉定食のタレはなんでもおいしいので、なんとか対応できたのでよかった。
しかし、突然のトラブルが起こることもあるだろう。計画が予定通りに進むとは限らない。
タレを入れるスペースに収まりきれなかったソースが肉のところへと漏れ出るトラブル。
そのようなときにでもあせらないでメンバー内で協力し解決しよう。(実際は「あっ!」となって他の肉へ行かないように肉でタレをスペースに戻した。)
そして、その日のプロジェクトは無事に終了した。
プロジェクト終了。顧客も大変満足して帰った。
大雑把に書くとこんな感じである。しかし、読んでいる中には、「メンバーに対してどのように教えていけばいいのか」と思う方もいるかもしれない。次ページでは具体的に紹介する。
リーダーのふるまい方
大きく分けると「指示するスタイル」と「任せるスタイル」に分けられる。
まずは「指示するスタイル」だ。
メンバーを集めて具体的に指示したり、
経験のあるメンバーには方向性だけを指示するということもする。初めてメンバーに指示をするので目に力が入っている。
経験の浅いメンバーに対しては方向性を指示しながら、ヒントなどを与えて支援することも大切だ。
若手にありがちな「頑張って作ってくれたが全然違うものがやってきた。締め切りぎりぎりに」を避けるためにもきちんと指示しよう。
理想は「任せるスタイル」
目標に向かって、各メンバーが意思決定や問題解決をそれぞれ行うなど放任主義なスタイルもある。メンバーが長い付き合いで信頼関係のある場合はこの場合でもいいかもしれない。
ただ、見てるようでリーダーは見てるのでサボらないように。
人を動かし方を牛焼肉定食と一緒に学ぼう
ときにはリーダーの言うことを聞いてくれず、思うように動いてくれないメンバーも出てきたりするだろう。以下を参考に乗り越えてほしい。
常に笑顔でいる。メンバー内の雰囲気が良くなる。
笑顔でいることで、話しかけやすい雰囲気と明るい雰囲気が作られる。赤ちゃんが笑顔でこちらを見ると笑ってしまうだろう。それと同じだ。松屋も笑顔で元気な店員さんがいた方がご飯もおいしい。
感情のままに怒らない。
思い通りに行かないと人は怒りがちだが、そんな感情のままに動くリーダーにはメンバーもついてこない。やはり笑顔でいよう。
間違っていたら素直に認める。
間違いを認めることも大事だ。全然関係ないが、大盛り無料のときに大盛りを頼んだけど、別のお客が頼んだ並盛りがこちらに来て、大盛りがそのお客に渡されたこともあったが、そういうことがあってもいいじゃない。ミスだってあるさ。
小さな意見でもきちんと聞いてあげる。そうだね、トマトカレーが待ち遠しいね。
「自分の意見も聞いてくれた!」と相手の心を開かせることがある。それより発言が増えたというケースもあるようだ。会社でハムスターを飼いたいと上司に行ったが、苦笑いされたことがある。ハムスターかわいいのになー。
わずかなことでもほめる
申し訳ない程度に入っているゴマがいいよね。
口先だけでほめるのではなく、具体的にほめる。それよって、長所を伸ばすことができるのだ。
ほめよう。みんな明日からほめよう。我々はほめられて伸びるタイプだ。
対抗意識を刺激する。
「ご飯のやつ、牛臭いって言っていたぜ」など悪口ではなく、「ご飯は自分を高める為に国産米しか使ってないらしいぜ」などと言った意識の高い感じで気持ちを盛り上げる。
思いつかせる。これは、ごまドレッシングに七味唐辛子かけたら、担々麺っぽくなるのではとサラダに提案したところ。
直接的な答えを言うよりも、間接的なヒントを言って、自発的に思いつかせると、自信がつきやすい。
あと、ごまドレッシングに七味唐辛子をかける食べ方は七味多めの方が個人的に好きだ。
同情を寄せる。「俺もサラダの気持ちわかるよ。サラダで白飯食えないなんてひどいよな」
相手が敵対心を持っているときには、説得してもダメだ。相手の立場を考えて、「その気持ちわかるよ」とやさしい言葉をなげかければ、敵対心はなくなり、コミュニケーションがスムーズになるだろう。
ほめる。「お前は本当に手軽に食べられていい肉だな」
とにかくほめる。「本当にもう感謝の気持ちしかないよ。」
これでもかというぐらいほめる。「もう、胴上げしちゃおう。」
ほめる。これが1番効果がある。やはり自信をつけてもらうことで人は変わるのだ。
次ページからドラマが始まります。
楽しい日々からの別れ
我々のチームはお客様の胃袋をどうやったら満足できるか、おいしいと言ってもらえるかを会社とは関係なく考えるチームである。今日、新商品や新しい食べ方について話し合っていた。
リーダー江ノ島「じゃあ、会議を始めます。おやつ買ってきたから食べながらやろう。」
牛焼肉「お、これ食べてもいいんですか?」
牛焼肉「全然、辛くないですね。おいし…」
牛焼肉「あー!辛い!」全員「そんなに急いで食べるからだよ(笑)」
我々はいつも仲が良く、笑いのたえないチームだった。そうあの時までは。私がシステム部に移動となり、このメンバーとも仕事ができなくなった。開発部最後の日。新しいリーダーを紹介することになった。
新しいリーダーは外国人
江ノ島「今日からお前たちのリーダーとなるハンバーガーさんだ。」
新しいリーダーはアメリカから来た人だった。今までのやり方は全て排除し、新しく効率的なやり方、そしてノルマ主義を取り入れ、業績は上がった。しかし、メンバーたちは疲労をしきっていた。
それを遠目でしか見守ることしかできない自分に腹が立った。
さよならリーダーと新リーダー誕生
新しいリーダーが入り1年。メンバーたちの不満は最高潮になり、リーダーに反旗をひるがえした。
牛焼肉「あんたのやりかたは間違っている! 江ノ島さんは確かに頼りないところもあったが、きちんとおれたちのことを見てくれた。あんたはおれたちのことを道具にしか見てない!もう、辞めてやる!!」
辞表を出す、メンバーたち。それをたまたま見かけた私が止めに入った。
「やめろ!こんなことしてもお前たちにいいことはないぞ!」
「仲間たちを泣かせるのなら、こうしてやる!」
このとき、前リーダー江ノ島は「久しぶりにコンビニのハンバーガーを食べたけどおいしいな」と思ったそうだ。
江ノ島「牛焼肉、お前がリーダーになれ!」
他のメンバー「牛焼肉さんになら、ついていきます!」
江ノ島「お前たち、がんばれよ!」全員「江ノ島さん…!」
江ノ島の瞳には涙があふれていた。七味唐辛子が目にしみたのかもしれない。
松屋のカレーが食べたくなる
今回のチームマネジメントを参考にして、部下ができたらきちんとしたリーダーとして見られたいと思う。後、牛焼肉定食の牛焼肉の部分だけをカレーにかけて食べたい。絶対においしいと思う。