白い皿を用意せよ
まずは、きちんとわかっていない「フランス料理」のイメージを固めるべく片っ端から画像検索をする。
こういう画像が無数にでてくる。この画像は友達に「フランス料理の 写真がほしい」といったら「私もないから友達に頼んでみる」とその 友達(他人)からもらった写真。
画像を見ていると、共通点は
・白めのお皿で
・ソースがアーティスティックにかかっており
・果実や野菜が添えられている
という感じだろうか。料理知識への不安が隠せない。
白いお皿を購入しました。
そこにクラフト用のアクリル樹脂を
スススーっ…
スス…って全然違う。なんだこれは。
おとなしく茶色い樹脂でやりなおし。造花に実っていた実もを添えま した。それっぽいぞ!
さらに、この砂絵キットを
「岩塩」とか「なんらかのおいしいパウダー」的なものを添える気持 ちで添えます。
最後に造られし植木から葉っぱを切り取って、お皿に載せて
グルーガンなどを駆使して全パーツを固定し、念入りに乾かせば
完成です。葉っぱの威力
身近な食べ物をのせてみよう
それっぽいお皿はできた。しかし本題はここからである。普段目にしている食べ物たちは、どこまできらびやかになるのか。
まずはうまい棒です
のせる。上から撮影する。あれ…これ結構いいのでは?
横からとる。これ!!!!!!これですよ!!!!
1つ目からなかなかのフランス料理度(個人経験比)の写真が撮れてしまった。角度とかいろいろな要素はあるが、お皿と盛り付けでここまで食べ物は変わるのか。
うまい棒が一気に貴族の食べ物に変化してしまった。10円とは思えない。
さらにうまい棒(チーズ)をそれっぽくのせてみる。これは3500円で すか?
こいつは無理だろうと思って買ってきた焼あじ。
めちゃくちゃ素敵になった。完敗だ。この皿の力…恐ろしい…。
せっかくなので「憧れの一皿を食べに来ました」みたいな自分撮り 写真をとってみる。これ、すごい味がするのではないか
びっくりするほどうまい棒だった
羊羹がフランスへ
せっかくなのでともう一枚買ってきたお皿がある。
丸皿です。これは
こうしました。我ながら技量が下がった感じがしますが目をつぶって ください
そこに、絶対合わないと思って買ってきたソースカツを
あっ…これは…これはダメですね。すいません
和との融合ができないかと思って買った羊羹はどうでしょうか
これは成功しました。なんだか羊羹がテリーヌ(?)のようです
さらにベビースターラーメンも載せてみる。さすがにちょっと無理が ある
やっぱりうまい棒(チーズ)は素敵になった
1枚目ほどうまくはいかないが、どの食べ物もだいぶキラキラ度があがる。器や盛り付けの重要さ恐ろしいほど体感できた。
一通り食べ物をのせおわったので、食べ物意外ものせてみようと考えた。うきうきである。
アロンアルファだ。うっなんだろう…これは評価がわかれる一品で ある。やっぱり食べられないものはつらい
こちらはフリスク。外国のCMなら、ウェイターがこういう皿をもってき て「ディナーの後には、フリスク」とかありそうだ。ないか。
実物と比べなければそれっぽくなる皿
なかなかいい出来で嬉しかったので、周りに写真を見せびらかした。みな驚いてくれたが、その後、冷静になって実際の料理写真と比べてみると全く別物で恥ずかしくなった。
実施後友達(の友達)からいただいた写真。たしかに薄目で見ると 同じカテゴリだが、なにもかもが違うことがわかる。
ただ、「記憶の中のフランス料理っぽさ」は出せたような気がする。