札束風呂、これまでのまとめ
最新の札束風呂を紹介する前に、ここまでの札束風呂を振り返ってみよう。まず、札束風呂が始まったのは2014年。デイリーポータルZのゴールデンウイークイベントで「札束風呂体験」である。(詳しくは
「札束風呂の民主化」)
この年、札束風呂は恵比寿、お台場、大阪、京都と日本各地をまわった。
そして昨年、札束風呂は海を越えてサンフランシスコへ。J-POPサミットという日本のPOPカルチャーを紹介するイベントに参戦した。(詳しくは
「札束風呂、アメリカでうけました」)
サンフランシスコに渡る際、お札の雨が降る仕様を加えていて、今年は更に「バスタブが光る」というバージョンアップがなされた訳だ。年を経るごとに過剰な仕掛けが加わる札束風呂。数年後にはエンジンが搭載されてAIによる自動運転で公道を走っているかもしれない。車検が通れば。
これは初期バージョンの札束風呂。
最新札束風呂の全貌公開
早速、今年の札束風呂の全貌をご覧いただこう。スイッチを入れるとバスタブが光りお札の雨が降るのだ。
これが今年の札束風呂だ。
最新の札束風呂の仕組み
三男のよしださんがプログラミング
今回のバージョンアップも、技術面を担当したのはIoT3兄弟、三男のよしださんだ。スイッチを入れるとお札が降ってバスタブが光るように独自のプログラムを施している。
改めてIoT3兄弟。左から次男、長男、三男。血縁はない。
IoTの未来をみつめる3兄弟。
最新の札束風呂は、発破装置のような大仰なスイッチによって起動する。
これが最新札束風呂のスイッチだ
スイッチオン
基盤が信号を受けて
LEDが点灯
お札の雨が降る
LEDの点滅パターンは100種類ほど。そのパターンも三男がプログラムしている。
最新の札束風呂をセッティング
休日のニフティ本社にて、最新札束風呂のシステムをセッティングした。普段は商談が行われるフロアにバスタブが置かれている。夜中に靴を仕上げる妖精のような気分である。
最新のシステムをセッティング
お札を降らせる装置、キャッシュ・キャノンを三脚に設置
キャッシュ・キャノンの中にドル札(風のちらし)をセッティング
LEDライトを粘着テープで固定
10分ほどでセッティングは完了した。これで、札の雨が降りバスタブが光る最新の札束風呂の完成である。
編集部古賀さんに最新の札束風呂を体験していただこう。
古賀さん、最新の札束風呂を体験
札が舞い、バスタブが光る
札束の風呂に浸かっているとバスタブが光り、お札が降ってくる。あり余る富をどう使ったらいいのか分からなくなってしまった大富豪。そんな一コマのようでもある。
しかし、実際は本物のお金ではないし、時折LEDをとめている粘着テープが剥がれたりもする。
そして、お札が舞った後には散らばったお札を拾って片付けないといけない。
散乱したお札を
みんなで片付ける
祭りのあとはいつも物寂しい。最新の札束風呂は、そんな人生の機微も教えてくれる。
札束風呂2016「札が舞いバスタブが光る」
IoTイベントにも参加
この秋、最新の札束風呂を提げてIoTのイベントにも参加した。ニフティのIoTチーム(真剣にIoTに取り組んでいるチーム)から、面白いIoTの展示を頼まれたのだ。
展示パネルでは、図解によって最新札束風呂の仕組みを分かりやすく説明した。
札束風呂の説明パネル
本当のことが一つも書いていないパネルである。真面目にIoTを考えるイベントにこの展示で良かったのか。その答えは風に吹かれている。
実際の展示の様子
今後ともIoT3兄弟をよろしくお願いします。
IoTの未来を見据えるIoT3兄弟。今後の活動は未定であるが、長男のトレーナーにはMONEYと書いてあった。次の作品も何かしらお金にまつわるものになるのかもしれない。