うちではいま柴犬を飼っているのだが、この柴犬のペット漫画にかぎってみても、けっこう発売されている。
かわいいわねぇ。ペットへの愛が伝わってくるわねぇ。うふふ。
そんなペット漫画ってそもそもどんな内容なのかいろいろ調べてみたところ、どうやら基本的に「ペットのあるある」をテーマにすればいいようである。
わかるわかる、かわいい~!という声を得られればいいようである。偏見がすぎるがそういうことにする。
そこで、うちの柴犬もものあるあるとして想起してみたところ、一つのあるあるが浮かんできた。
それは「どんなに寝ていても、禁断のフレーズ『おやつ』と言えば、ソッコー目を覚ましてもらいに来る」というものである。
つまりは、写真で表すとこんな感じである。
やる気ゼロでチョー寝ているが、この状態から「もも、おやつ」と、声をかけてみると…
この犬、ゲスい。
「おやつ」という甘美な響きに食欲が刺激され、睡眠欲をあっさり凌駕する、という本能のみで生きる犬ならではのやつであろう。
みんなの柴犬もそんなはずである。そう思いたい。そう思わなきゃやってられない。ちなみに、この様子を動画でも表現しておく。
よりゲスさは引き立つであろう。ではこの柴犬あるあるをもとにして、それなりにペット漫画化していきたいと思う。
そんな際に、まず大事なことといえば、やはりキャラデザインであろう。各作家、各自の画風でかわいい柴犬を、みごとに描ききっている。
その路線でうちの犬も、ペット漫画に出うるキャラとして
おもむろにペンを走らせ、とりあえずできたのが、コチラである。
あらかわいい、かな。これが僕なりの精一杯のかわいさである。
ではこれにて、柴犬ペット漫画を、さっきのあるあるテーマにて、それっぽく描いてみたいと思う! いざスタートッ!
どうかしら?
こんなの何個も読みたい?
描いてて思ったのだが、ちょっといかにもな感じで、やや没個性な仕上がりな気はする。生き馬の目を抜くペット漫画業界、もっと現実的な、リアルを追及する必要があるのではなかろうか。
みたいと思う。
というわけで、続いてできたのが、コチラである。
あら?
リアル版であるが、なんでこんなことに。リアルにすると退廃感が帯びてきてしまうのは、僕の作家性、というか人間性である。
とりあえず、柴犬だと言い張ろう。では今度はこちらにて、ペット漫画を描いてみたいと思う! いざスタートッ!
これ、ジョジョである。
おかしい。なんでこんなことに。どうやらペット漫画は画風に引っ張られるようである。
これダメだ。ちょっとリアルを突き詰めすぎたようである。ペット漫画にはもっとディフォルメが大切なのかもしれない。
デフォルメ版である。
…が、なにこれ。自分でもよくわからない。が、柴犬だと言い張りたい。
ではこれにて、ペット漫画を描いてみたいと思う! いざスタートッ!
怖い。
なんだこれは。思念か。犬というよりも、もはやクラウド的な何かになってしまった。
「ひどいわ」
と、いろいろ描いてきたわけだが、ペット漫画とは大変奥深いもので、もものためにもいろいろ反省したいと思います。というわけで画風はまだ模索中ではありますが、もしこんなペット漫画をお求めの方がいましたら、連絡いただけたら幸いです。
ではまたおやすみなさい…。
はい。以上いかがでしたでしょうか、今週の「犬、基本的にアホ」。みなさんもこれを機に、各自のペットで漫画を描いてみていただけたらと思いましてどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに、ももが夢中になるおやつとは、このよくわからないもの。