本当であれば、トゲ鉄球を振り回したり、火炎を放射したりと凄惨な機能を持たせたかった殺人マシーン。今回は製作時間の都合でここ止まりとなってしまったが、いずれはもっと本格的に危険なマシンとして完成させたい。
ロボを危なくする試み
タミヤの組み立てロボットキットで、『ボクシングファイター』というのがあった。
リモコン操作で拳をぶんぶん振り回しつつ移動する、市販品にしてはわりと危険なヤツだ。
リモコン操作で拳をぶんぶん振り回しつつ移動する、市販品にしてはわりと危険なヤツだ。
ボクシングファイター。かわいい顔して危険な匂いをちょっとはらむ。
簡単な構造ながら思った以上に激しい動きをするので、怖いロボ好きとしては以前から「こいつ、やるな」的に憎からず思っていたのである。
パンチをマシンガンのように繰り出すぞ!
ただ、これではまだ生ぬるい。なんせ肝心のパンチがウレタンスポンジで、柔らかい。
こんなソフトな拳など誰も恐れはしない。そこで、この部分をとにかく危険にバージョンアップさせていきたいと思う。
こんなソフトな拳など誰も恐れはしない。そこで、この部分をとにかく危険にバージョンアップさせていきたいと思う。
切り刻め、殺人マシーン
危険と言えば、武器。武器と言えば、刃物。
単にロボの拳に刃物を持たせて振り回すのでもいいが、それだとちょっと芸がない気がする。どうせならもっと格好良く人間を襲ったほうがいいんじゃないか。
それなら、ハサミはどうだ。巨大ハサミをザクザク言わせながら襲いかかるロボ。かっこいいだろう。
単にロボの拳に刃物を持たせて振り回すのでもいいが、それだとちょっと芸がない気がする。どうせならもっと格好良く人間を襲ったほうがいいんじゃないか。
それなら、ハサミはどうだ。巨大ハサミをザクザク言わせながら襲いかかるロボ。かっこいいだろう。
携帯型のハサミがサイズ的に最適だった。
スプリング内蔵で自動的に開く携帯型のペン型ハサミがちょうど良い感じだったので、ロボの手からスポンジの拳をはずして、こちらを接着。
ロボの本体と比べると大きめのハサミなので、スケール比でなかなかに迫力がある。
ロボの本体と比べると大きめのハサミなので、スケール比でなかなかに迫力がある。
ホットボンドのとろっとした接着で組み立てられた殺人マシーンって、あんまり怖くないな。
で、さらにあれこれと改造を加えれば、殺人マシーンのできあがりだ。
完成した殺人マシーンと、死神博士こと俺。
記事中でいちいち改造の行程も見せようかと思ったが、そんなの、どうでもいい。
俺のかっこよくて怖いロボを見てくれ。
俺のかっこよくて怖いロボを見てくれ。
完成、地獄からの使者
まず、完成した殺人マシーン本体はこのような感じ。
この時点では、怖い2割にかわいい8割ぐらい。
分かる。まだそんなに怖くないし、格好良くない。それは分かる。
しかし、それも動いているところを見るまでだ。この殺人マシーンの殺人マシーンたる所以を、恐怖におののきながら見て欲しい。
しかし、それも動いているところを見るまでだ。この殺人マシーンの殺人マシーンたる所以を、恐怖におののきながら見て欲しい。
ハサミをザクザク振り回し、ドリルも回るぞ。
殺人マシーンのハサミに、人類はもはやひれ伏すしかない。
狂気としか言いようがない地獄のステップ。
ここまで大げさに「怖い怖い」と前振りしておいて、実際に動かしたらおもしろロボでしたー!みたいなのを期待していた人もいるのではないか。
この殺人マシーン、腕の動きに合わせてハサミザクザク開閉しつつ襲ってくる、本当に怖いヤツなのだ。
この殺人マシーン、腕の動きに合わせてハサミザクザク開閉しつつ襲ってくる、本当に怖いヤツなのだ。
ハサミ、この状態だと内蔵のバネで開いてる。
腕をパンチするように突き出すと、つないだチェーンに引っ張られてハサミが閉じる。近寄ると本当に切れるぞ。
もともとロボ自体が、2chのリモコン操作で腕を左右それぞれ前後に突き出すようになっている。で、その動きを利用して、ハサミが開閉するように改造したのだ。
パンチだと軽快なステップを踏んでいたロボが、重いハサミを振り回すことで妙に狂気じみた動作になっている。これも怖くていい感じだ。
パンチだと軽快なステップを踏んでいたロボが、重いハサミを振り回すことで妙に狂気じみた動作になっている。これも怖くていい感じだ。
ドリルは発泡スチロールにアルミホイルを巻いたもの。残念ながら殺傷能力はない。
あと、胴体下部にはドリルを装着。このドリルもリモコンで操作できるようにした。
ハサミを避けてしゃがみ込んだ相手にズバッと風穴を開けてやるのだ。
残念ながらロボがやたらと跳ね回ってしまうため、ドリルが地面に当たってぶれぶれになってしまった。ここは殺人マシーン・ネオを製作する時の改善点として記録しておこう。
ハサミを避けてしゃがみ込んだ相手にズバッと風穴を開けてやるのだ。
残念ながらロボがやたらと跳ね回ってしまうため、ドリルが地面に当たってぶれぶれになってしまった。ここは殺人マシーン・ネオを製作する時の改善点として記録しておこう。
胸に輝く地獄マーク。