ホチキスの針飛ばしとは?
ホチキスは紙をとじる道具なので、もしかしたら、飛ばしたことのない人もいるかもしれない。
方法としては、開いて、縦ににぎるのだ。
針が出る部分とそれを受け止める部分が開くタイプだと飛ばすことができる。
にぎり方はこう。ただ針を飛ばすだけなのに、なにか事件が起こるような雰囲気。
本当に暇なときにしかやらなかったが「これぐらい飛ぶのかー」など平和的な感想を持ちながら遊ぶ。そして、2016年の今、文房具店に行ったところ驚いた。色々なホチキスがあるのだ。
こんなにも色々な種類があるのか。テレビの試験放送並みのカラフルさ。
紙をとじるだけの道具であるが、色もデザインもかわいいものが多くある。カバンに入れておいて使う時に取り出せば「カワイイ!」と原宿、渋谷あたりでも言われると思う。
恵比寿や新宿だと、ビジネス街なので取り出して見せびらかしても、「早く書類をとじろよ」と言われるので注意が必要だ。
普段、「何枚とじようかな。よし今日は10枚とじだ!」と言いながらホチキスを買わないのだが、今日はそこに注目をして買ってみた。とじることができる枚数が多くなれば、針の飛ぶ距離も長くなるのではという考えだ。
人生で初めてホチキスを1万円分買った。
ホチキスを1万円分買って気づいたことは「重いな」ということだった。そして、大きいのは高い。でも前を向いて進んで行こうと思う。きっとそれが大事だから。
並べて撮影してみたらかっこいい。
一番サイズの小さいホチキスと大きいホチキスのサイズ感の違いに同じホチキスだとは思えない。
小さいサイズと大きいサイズを比べると9倍ほどある。これならきっとかなりの距離を飛ばすことができるだろう。最初は小さいホチキスからやっていこう。
小さな体に秘めたパワーのポケットホチキス
ポケットに入るホチキス。これならいつでも紙がとじられる。
まずは携帯できるサイズのホチキスだ。これで10枚の紙をとじられる。最初、立って飛ばしていたが、そうするとどこに落ちたのかわかりにくい為、しゃがんで行うことにした。これが今後の世界ルールとなる予定だ。
さぁ、飛ばすぞ!
どこに行った?
「やるぞ!」という気持ちで針を飛ばしても、目をこらして針が飛ぶ先を見ないと、どこに行ったかわからなくなるので、外で飛ばすときに注意してほしい。おじいさんに「なんか落としたのか?」と聞かれることになる。大丈夫です。
1m40cm飛んだ。以外に飛ぶんだな。
1番小さいホチキスでも1m40cm飛んだ。これが基準になる。果たして閉じられる枚数で飛距離は伸びるのか。
少し大き目なよく見かけるホチキス
これは20枚とじのホチキス。会社などの引き出しによく入っているタイプ。
飛ばそうとする気持ちがたぎっている。
さて、どこにあるでしょうか。難易度は高い。
このクイズを出すために再度探したが、目が痛くなるほど見つからなかった。
飛ばすたびに行われるクイズ。楽しさとしてはウォーリーを探せの4分の1だった。でも見つかったときの達成感はある。(このまま放置して帰ったらダメだろうな)と思う責任感もある。
記録は1m72cm。
「自分の身長よりも飛んだなー」
先ほどのホチキスのお父さんですか?お子さん頑張ってましたよ
30枚とじのホチキス。先ほどのホチキスと似ているが少し大きい。
30枚とじのホチキスは20枚とじに比べて、ひと回り大きい。そして、針の大きさも少しワンサイズ上がっており、針をセットする部分の長さも2~3センチこちらの方が長い。好記録が期待できる。
並べるとかっこいい。親子みたい。
やる前に並べて見たのだが、かっこよすぎはしないか。何かに立ち向かっている感じがいい。ホチキスのかっこよさに目覚めつつある。
飛びすぎると危ないので、周りに人がいないうちに。
1m63cm。飛距離が20枚とじよりも伸びなかった。針が大きかったのもあるかもしれない。
針の大きさや重さもあったのかもしれないが20枚とじよりも10cm短い飛距離になった。大きさや何枚とじかは飛距離に関係ないのかもしれない。
次のページでもかっこいいホチキスが続々と登場してくるのでお楽しみに!
かっこよすぎて会社で使いながらニヤニヤしている
とにかくかっこいいホチキス。絶対、ロボットになる。というよりなってほしい。
とじることができる枚数は20枚ほどだが、そのかっこよさにひかれて購入した。使用者に危険が迫ったときには変形してロボットになるか、特別な力が発揮されて伝説の武器になるタイプだと思う。
かっこいいから5mは飛んでほしい。願いを込めてトリガー(ちょっとかっこよく言った)を引く。ちなみにわかりづらいので説明をするが、これはチャーシューを丸かじりしている。
おい、全然じゃないか。
見た目とは裏腹にそんなに飛ばなかった。でも、きっと何かあったときには変形するから。(希望は捨てていない。)
結果をまとめるとこのようになった。
左が1位のホチキス、右が再開のホチキス。バネの圧縮率が違うようだ。
なぜ、飛距離に差が出るのか。1位と最下位のホチキス本体を見てみると針を入れたときのバネが縮む度合が違う。1位はギュウギュウになっているが、最下位のホチキスは間に余裕があるようだ。これが飛距離に影響をしているようである。
飛ばないホチキスたち
また、今回購入した中で飛ばすことができないホチキスもあった。構造的な問題で開くと針の入れる部分だけが動いてしまい、トリガーを引けないタイプだ。ただ、かっこいいので紹介したい。
ホチキスを開くと、針を入れる部分だけが動くタイプ。今回の中で1番サイズが大きい(30枚とじ)もダメだった。
手前から28枚とじ、32枚とじ、40枚とじホチキスも飛ばすことができなかった。
ただ、40枚とじはどうしても試してみたい。考えた結果、いい方法を思いついた。
投げた。
反則だとは思うがこの方法以外に飛ばすことができなかった。針が出る瞬間に投げる。どうせなら大記録が出てほしい。
普通の記録。ズルをするホチキスのことを神様って見ているんだな。
結果、30枚とじのホチキスが1m72cmで1番飛んだ。身の回りにあるホチキスならこれを選ぼう。
ホチキスオールスター勢ぞろい。壁紙にしたいかっこよさ。
ホチキス界の最終兵器「タッカー」参上
さて、撮影も終わり銭湯でも行こうと向かっていたら、どこか遠くから「パチン、パチン」と大きな音が聞こえてきた。
そういえば、工事などに使うホチキスがあったような気がする。調べると「タッカー」と呼ばれる、木材をつなげたり、ポスターを貼ったりするときに使用する工事用ホチキスがあるらしい。100円ショップに売っているとの情報を聞き、早速買ってきた。
これがタッカー。あまり強そうには見えない。
ホチキスを持っているだけだが、アウトローさが出ている。最近した悪いことは風邪薬を食後に飲まなかったこと。
実際に打ってみると、かなり大きな音が響く。近所の目が気になるぐらいだ。そして、かなりの距離が出そうである。出る瞬間のスピードが今までよりも速く、遠くまで飛んでいるような気がする。
家にある木材に打ち込んでみた。打ち込んでいい木材なのか知らないがいい感じに打てたのできっと大丈夫だと思う。
失われたアウトロー。この人、打ったあとに後ろに転ぶと思う。
打つ時の格好が良くはないが果たしてどれぐらい飛ぶのか。バチンと音が出て飛び出した針は遠くの方で落ちたように見える。
だいたいこの辺で落ちたような気がする。
しばらく探したが見つからなかったので、缶のプルタブの場所を記録とした。今までの8倍の飛距離だ。あまりにも飛びすぎて怖いので、すぐに物置に封印をした。危険だから。
平和を願いながら封印をした。2度と使われることのないように…。
掃除が大変
ホチキスの針飛ばしは懐かしさがあり楽しい。しかし、飛んだ針を探し出すのに大変なので落ちた周辺を広範囲に掃除することになる。気をつけよう。あと、危ないので絶対に人に向けて打たないように。