特集 2016年10月11日

変わった味のあめでわたあめ作り

もしかしたら、こんなわたあめも作れるかもしれない。
もしかしたら、こんなわたあめも作れるかもしれない。
先日、「いろんな飴からカラフルなわたあめを作る」という記事を書いた。

あめからわたあめを作るという記事なのだが、まずいわたあめというものがひとつもなかった。

もしかしたら、変わった味のあめでもおいしいわたあめは作れるかもしれない。面白いものやおいしいものがあったら10月18日のエキスポで出そうと思う。
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

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あめを買い過ぎたようだ

検討会に集まったのは友人の能登さんとボーダーの人である。気の知れた仲間だ。
今回、色々なあめが売っているお店で5000円分のあめを頼んでみた。足りないよりは余ったほうがいいと思ったからだ。

広げていると、どこから「多いな」と声が聞こえた。確かに、買ったあめを袋に入れて持ったときに腕がつりそうになり、「今日、かなり行きたくないな」という思いが家で芽生え、5分遅刻した。能登さんは10分遅刻した。

まずはどれがいいのか、話し合う事にした。
「これがいいかなー」
「これがいいかなー」
今回、使わないあめは2人に持って帰ってもらった。それぞれ5袋分くらいあったので、食べるのに半年はかかるだろう。以前、わたあめを作ったときに残ったあめも近所の子どもたちに配ったのだ。それ以来、なんだか目をキラキラさせて近づいてくることがある。あめおじさん誕生の瞬間だった。
話し合った結果、選ばれたあめたち。玉砂糖あめは写真を撮った直後「これ普通だよね」となって外した。
話し合った結果、選ばれたあめたち。玉砂糖あめは写真を撮った直後「これ普通だよね」となって外した。
そして、わたあめ作りを始めることになった。
腹ごしらえをしてから。
腹ごしらえをしてから。

鉄砲玉ってなんだ?

時間を1時間おして始まったわたあめ作り。注文したお店に「鉄砲玉」という商品があった。黒あめで甘すぎないさっぱりとした味とのこと。最初はこれで始めよう。
これが鉄砲玉だ。見るからに固そう。
これが鉄砲玉だ。見るからに固そう。
そして、ここで問題が発生した。わたあめにするためには、あめを粉々にしなければならない。今までニッパーで粉々にしていたのだが、それを忘れたことに気づいた。

気づいたのが、集合時間1時間前の電車内だったので、能登さんにニッパーかペンチがあれば持って来てほしいことを連絡し、ペンチを持ってきてもらった。
このままやっていたら今日終わらないまま終了になりそう。
このままやっていたら今日終わらないまま終了になりそう。
砕くというよりも細かく切れていくという感じである。時間がかかりすぎる。その横ではボーダーの人が画期的なことをしていた。砕く道具を見つけ、私の3倍のスピードでかなり細かくしている。
早めに言ってほしい。
早めに言ってほしい。
自分のも入れた。
自分のも入れた。
ちょっと荒いけどこれで完成。
ちょっと荒いけどこれで完成。
黒っぽいわたあめ。
黒っぽいわたあめ。
できたのは黒っぽいわたあめ。見た目はそんなに良くないがどうだろうか。食べてみると、固めである。
固いが甘くておいしい!
固いが甘くておいしい!
感想を聞いてみると「固いがあめからわたあめができるのは驚いた。思っていたよりもおいしい。」という感想だった。ルールとして、100点満点で80点以上のものは出すことにして、この鉄砲玉はちょうど75点だった。最初なので、ちょっと低めにした。

文明革命によりあめ砕きの効率化がはかられる

次に試したのはしょうがのどあめ。かぜをひいた時に食べたい。
次に試したのはしょうがのどあめ。かぜをひいた時に食べたい。
開けてみると、しょうがの香りがしっかりと漂ってくる。あめにしょうがパウダーのようなものがついているようだ。これを早速、粉々にしていこうと思い、ニッパーを手に取ったところ、ボーダーの人が新しい道具を見つけてくれた。フードプロセッサーである。
産業革命以来の革命だ!
産業革命以来の革命だ!
10分以上かかっていたあめが1分もかからず粉々になった。最初は棒でたたいて砕いていたが、道具を使って少し砕く時間が短縮され、現在では機械化によって大幅な短縮がはかられた。人類の発展をこのとき、実感することになるとは思わなかった。
イメージ通りのわたあめっぽいのができた。
イメージ通りのわたあめっぽいのができた。
「ちゃんとしょうがの味がしますね」
「ちゃんとしょうがの味がしますね」
普通に食べるよりも甘さが引き立ち、しょうがの風味を感じられて大人のわたあめといった感じだ。これは相当おいしい。93点という高得点で絶対出すべきわたあめとなった。出そう!

また、塩味のわたあめは塩単品よりも「塩とレモン」がおいしかったので、こちらを出すことにした。
塩味を感じられるのが「塩とレモン」だったので。
塩味を感じられるのが「塩とレモン」だったので。
次からは出さない、もしくはおすすめできないものだ。

そのとき、みそは飛び散った

みそあめからわたあめを作ってみる。イメージとしては、みそ田楽やきりたんぽなどについているあのあまじょっぱい味だ。

細かくし終えたあとにふたを開けたら、思っていた以上にみそのにおいが漂い、場は騒然とし、おいしさについて全員が不安になった。
慣れたと思っていたころに油断するとみそがやってくる。
慣れたと思っていたころに油断するとみそがやってくる。
このままお湯を入れたらみそ汁できそう。
このままお湯を入れたらみそ汁できそう。
正直な話、これを今回のエキスポで出すわたあめのメインとして考えていた。みそ味のわたあめなんて珍しいので思い出になりそうだと思い購入したのだが、入れて数秒後、その理想はくずれることになる。
「うわ、ダメだ!写せないです」
「うわ、ダメだ!写せないです」
本来、わたのようなものが中心から出てくるのだが、それが出ずに固まったあめが外のケースへと飛び散る。衛生上、良くない見た目になり、全員「うわ!」と声が出るほどだ。わりばしで付着させようとしばらくやってみたが、少ししかとれずダメだった。これでは点数がつけられない。みそあめ単体で食べたところ、おいしかったことは補足しておく。

ちなみにあまり衝撃的な光景にこの後、休憩を取り、かわいい猫やプレーリードッグの話をした。現実から目を背けたかったから。

しょうゆわたあめはおいしいのか?

同じく大豆系わたあめの登場だ。日本の代表的な調味料しょうゆである。
開けた瞬間、みそのにおいが。みそショックから抜け出せてない。
開けた瞬間、みそのにおいが。みそショックから抜け出せてない。
原材料が同じ大豆だからかもしれないが、みそのにおいがする気がして、「これ、みそのにおいがしないですか?」と少しテンションを高めに聞いたが、そんなに同意を求めれずにわたあめを作り始めた。プレーリードックの画像をちょっと見てからそこの場に参加し、流れ落ちた涙がスマホの反応を悪くした。(本当は泣いてない。プレーリードッグの画像を見たのは本当だ。いつ見てもかわいい。)
しょうゆあめを粉々にしたらカラスミみたい。
しょうゆあめを粉々にしたらカラスミみたい。
味としては普通だった。みたらし団子のたれをそのままわたがしにした味で、おいしいというよりも面白い味と言ったほうが近い。
こうやって取れるのも面白い。
こうやって取れるのも面白い。
結果、おいしさの合格点は取れなかったが、ユニークポイントが追加されて出すことに。味は期待しないでほしい。
結果、おいしさの合格点は取れなかったが、ユニークポイントが追加されて出すことに。味は期待しないでほしい。

パリパリ新食感あんこわたあめ

買ってきたあめの中に「あんこあめ」というのがあった。中にあんこが入っているようだが、果たしてわたあめになるのか。
能登さんがあんこ好きなのをこの日知った。豚バラみたいな脂身が多い肉は嫌いらしい。
能登さんがあんこ好きなのをこの日知った。豚バラみたいな脂身が多い肉は嫌いらしい。
趣味のこと、最近の調子など仲良く話しながらわたあめを作り続け、3時間が経過した。少し疲れていたのかもしれない。

1度トイレに行きたくて、用をすませて戻ってきたらそのまま続けられていた。びっくりした。
多分、帰りたかったのだと思う。
多分、帰りたかったのだと思う。
どっきりこそあったが、途中から参加した結果、はしで巻き付けているときから少し固い。感覚的にはあたたかい水あめを巻いている感じだ。
おもち食べてるの?
おもち食べてるの?
熱々のあんこわたあめはできたてはかなりのびる。おもちを食べているのかと思った。しかし、時間が経つとパリパリとした食感になり、不思議な食べ物になる。

味はそんなじゃなかったので、出すか出さないか迷った結果、希望があれば出すことにした。でも、「おいしくない」などの苦情は外に出てから私に聞こえないところで言ってほしい。
あんこわたあめは熱々のうちならあめ細工(ざいく)もできる。これは能登さんが作ったワニ。
あんこわたあめは熱々のうちならあめ細工(ざいく)もできる。これは能登さんが作ったワニ。

納豆わたあめはやめようと思う

最後は納豆あめから作るわたあめである。茨城県に住んでいるボーダーの人に頼んで買ってきてもらった。
さすが茨城。なんでも納豆を入れてくる。ちなみにボーダーの人はレバーが好きではないらしい。
さすが茨城。なんでも納豆を入れてくる。ちなみにボーダーの人はレバーが好きではないらしい。
納豆のパックに入っているというこだわり。
納豆のパックに入っているというこだわり。
あめの中にひきわり納豆が入っているのだ。
あめの中にひきわり納豆が入っているのだ。
実際に作ってみると今までに比べてわたあめっぽいのができたのだが、納豆が機械の中で詰まってしまい壊れる危険がある。

わたあめをふるまうのに壊れてしまったら、あめを配るだけになってしまう。それはそれで面白いかもしれないが、これは出さない。
こんなにふわふわにできたのに出せないなんて。(しかも食べると少しねばねばする)
こんなにふわふわにできたのに出せないなんて。(しかも食べると少しねばねばする)
今回は、しょうが、しょうゆ、塩とレモンを変わり種として、前回好評だった、フルーツあめ、炭酸飲料あめ、べっこうあめ、コーヒあめ、ミントあめを出そうと思うので、ご興味のある方是非。

なんやかんやでわたあめ作りは盛り上がる

ちょっとしたイベントなど、自分でわたあめ作りをすると、テンションが上がる。やはり、お祭りのイメージがあるからかもしれない。おいしいものからそんなにじゃないものまで色々とあるのでそのドキドキも楽しい。この体験をぜひ。
電気の消し忘れによって、幻想的となった炊飯器。
電気の消し忘れによって、幻想的となった炊飯器。

わたあめをふるまいます!

今週の日曜日に行われるデイリーポータルZエキスポにて、17:00からわたあめをふるまいます。
数はそんなに作れないので時間が来たら終了という感じです。(10人にふるまえるかどうか。)
以下注意事項です。

・わたあめなので中の中から中の上くらいのおいしさです。
・縁日のわたあめみたいにあんなに大きくふわふわしないのもあります。小さめです。
・水あめみたいな食感になることもあります。でも、わたあめ機から出たらわたあめです。
・ダメだったらみんなで協力してつくっていきましょう。
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