1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
秋の連休は、ハズしちゃいけないんです
10年ほど前、10月の連休に晴れの予報がハズれて雨が降り、びっくりするくらい多くのご意見メールが寄せられたことがあった。それだけ秋の連休は、晴れへの期待度が高い。
そんな注目の週末(8日・9日)は、秋雨前線がきて雨に。晴れへの期待を考えると、予報が当たっても、表だっては喜べない。
前に所属していたチームのホームグラウンドで、活躍したのに、派手に喜べない選手の気持ちがよく分かる。
雨の予報が当たったことに、ホッとしたわけではないが、日曜の午後の予報がイマイチ。
もう少し晴れてくると思ったが、雲が東へ抜けていくのが、2~3時間ほど遅れてしまった。
しかも、連休最終日のきょう10日も、ほとんど晴れてないし。晴れを期待していたかた、ごめんなさい!
雨の予報は当てたので、ゆるして!
台風18号、けっきょく上陸しませんでした
台風18号は、上陸する前に、日本海の佐渡沖で温帯低気圧に。
今年の上陸数は、6個のまま。それでも上陸の多さでは2位(93年と90年と同数)。さすがに、これでファイナルアンサーになってほしい。
それにしても、台風が温帯低気圧に変わったとたんに、進路図・予報円が消えるのって、どうにかならないんですかね。
「構造は変わっても暴風や大雨のおそれは変わらず」と気象庁は言ってるのに、出している情報が急に変わるんですよ。そりゃ、油断しちゃう人もいますよね。
と、5年以上前から、ことあるたびに言ったり書いたりしてるんですが、いまだどこからも反応なし…。台風が温帯低気圧に変わるたびに感じる、一兵卒の無力感。
【今週のみこみ】台風20号のコースが秋の深まりを教えてくれます
連休に戻ってきた秋雨前線。運動会の学校など、悲鳴が各方面から聞こえてきた週末だった。
ただ、これが秋雨前線の最終出社日。このあとは、日本列島が秋の高気圧に覆われることが多くなる。
その一つの証拠に、北上中の台風20号が、日本に近づけず、東へ急カーブ。それだけ、秋の高気圧がしっかりしているということだ。
今週なかばは秋の高気圧が来て、台風20号を東へはじき出す。
これで、2016年の秋雨は終了宣言!今週は晴れて、さわやかな日が多くなる。
秋雨前線が、退職前の荷物整理で出社するみたいに、またいきなり顔を出すことはあるかもしれないけど。来ても、長居はしないので、やさしく迎えましょう。
本当に秋雨前線がいなくなるか、結果は来週の記事で!
今週の格言
『日本に近づけず東へ急カーブする台風の数と、秋の深さは比例する』
不思議な天気図(10月3日21時)なのですが、こんな前線が至近距離で3本というのは不思議なのですが、こんな状況ってありえるのでしょうか?
この天気図から伺える日本の気象状態はどうだったのかも教えてください。
10月3日21時の天気図
前線は、違う空気の境い目です。境い目が3本あるということは、4種類の空気があったということですね。3日は南から、夏、ちょっと秋、秋本番、秋の終わり、といった感じでした。まさに季節の変わり目。
前線が3本あるせいで、本州~北海道でも広く雨が降りましたが、前線の間にうまく入ったところでは、降らずに済んだところもありました。
たしかに、近くに3本の前線が描いてある天気図は、そう多くはありません。ただ、前線が1本しか引いてない天気図でも、その後ろ側(北側・西側)に、描かれていない、ちょっと弱まった寒冷前線が実はあったりします。
二次前線、三次前線って言ったりするのですが、昔はそういったのも、前線として描いていた時代があって、昔の天気図を見ると、何本も前線を引いている天気図を目にすることがあります。
なので、今回はかなりベテランの予報官が描いてたのかもしれませんね。
…と勝手に決めつけて、めっちゃ若い人だったら、ごめんなさい。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「本州や四国で吹いているのは南風?北風?」です。
解答はこちらから↓
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。