私の理想のクリームソーダについて
なんといっても緑色のメロンソーダ。
クリームソーダといえば、まず思い浮かべるのが鮮やかな緑色のメロンソーダ。
特にメロンの味はしなくても『メロンソーダ』という名前であることに疑問を感じたことはないが、たまに矛盾を感じなくもない。だが、それがいい。
白いアイスと赤いさくらんぼ。
そして、白いアイスクリーム。
実際に乳固形分15%以上乳脂肪分8%以上のアイスクリームである必要はない。特にこだわりがあるわけではないが、バニラアイスというか色が白いアイスであればなおよい。
実は私は炭酸があまり得意ではなく好んで飲む炭酸飲料はビールとハイボールとクリームソーダくらいなのだが、アイスクリームと混ぜることで味も炭酸もマイルドになるところが好きなのだと思う。その点において、アイスの存在は非常に重要である。
さくらんぼはあった方がかわいい。が、まぁ無くても妥協できる。
そんなわけで、私の理想のクリームソーダの姿はこんな感じだ。
ザ・喫茶店のクリームソーダ、といった佇まい。
以上を踏まえた上で、チェーン店を中心に私のお勧めクリームソーダをご紹介しよう。
第1位 上島珈琲店・メロンクリームソーダ
私が超絶おすすめするクリームソーダ、それは上島珈琲店の『メロンクリームソーダ』である。さきほどの『理想のアイスクリーム』のイメージ画像に使用したのがこちらなのだが、それくらい完璧なのだ。
まるでクリームソーダのお手本のような見た目、これをおすすめせずに何をおすすめするというのか。
もちろん、それだけではない。S、M、Lとサイズを選べるところも重要なポイントだ。
上島珈琲店・メロンクリームソーダ(Sサイズ)
これがMサイズ。何となく違いを感じてください。
今時はファーストフード店でも飲むことができるクリームソーダだが、サイズは1サイズのみのところが多い。
だが、上島珈琲店ではサイズを選べるので、アイスの割合多めで楽しみたい時はSサイズを、メロンソーダをごくごく飲みたい時にはLサイズを、といった具合に気分に合わせて選ぶことができる。
Sが560円、M610円、L730円の3サイズ展開。
そして、サイズ以外で気にしてほしいのが『北海道産メロン果汁使用』という文言だ。
メロンソーダとかメロンパンとか『メロン』と名が付く食品は数あるが、別にメロン味である必要はないとは思う。
それを考慮した上で言わせてもらうが、もうひとつのおすすめポイントがここである。
お店で炭酸とメロンシロップをブレンドして作られる炭酸のきつくないメロンソーダに北海道産メロン果汁が加わることで、より上質でやさしい風味のメロンソーダに仕上がるのである。
そこになめらかなアイスクリームが混ざると、まさに至福といえる。
アイスは単体で食べても美味しいし、メロンソーダと混ざるのも美味しい。
上島珈琲店 メロンクリームソーダ
上島珈琲店メロンクリームソーダを数値化すると、だいたいこんな感じである。
さくらんぼが添えられているところがポイント高く、見た目は満点。
一見基本に忠実なクリームソーダに見えるが実はメロン風味が漂うというちょっとしたオリジナリティも楽しめるし、炭酸弱めでアイスがやや固めというのが私好みということもあり、全体のバランスも満点とさせていただいた。
この味が全国114店舗(海外含む)で味わえるだなんて素晴らしい世の中だと思う。
全世界のクリームソーダ好きに是非お試しいただきたい。
第2位 銀座みゆき館・クリームソーダ
銀座みゆき館はその名の通り銀座界隈に6店舗を構える喫茶チェーンで、和栗のモンブランが名物だ。が、私はここでもクリームソーダをおすすめする。
銀座のお店はグラスがおしゃれですね。
細長いグラスだとおしゃれでかわいく見えるというのもポイントが高いが、みゆき館のクリームソーダの一番のポイントはアイスが美味しいことだ。
アイスがなめらかで香り高くて美味しいのです。
なんならアイスだけ食べたいくらいの美味しさなのだが、まずこれを見てほしい。
飲みかけのアップですみません。
うっすらと黒い粒が見えるが、これはバニラビーンズ。このアイスクリームはバニラの風味がとても豊かだ。
そんな濃厚で芳醇なバニラの香り漂うアイスを、敢えてメロンソーダに溶かして飲むのがとても贅沢な気分を味わえるのでおすすめだ。
とても贅沢なメロンミルク的飲料。
アイスのバニラビーンズもすごかったが、アイス自体の風味も決して負けていない。
そんな強いアイスだが、メロンソーダと混ぜると意外と馴染んでメロンミルク的な楽しみ方をしても邪魔をしない。
とりあえずアイスを楽しみたいという人にもおすすめ。
第3位 コメダ珈琲・クリームソーダ
これは完全に出落ちである。
見た目がかわいい。これがすべてだ。
ブーツ型のグラスに、こんもりと盛られたソフトクリーム。
ソフトクリームよりは丸いアイスクリームが乗ったものの方が私の好みなのだが、それを補って余りある魅力的なフォルムだ。
ソフトクリームとメロンソーダが氷で分断されてうまく混ざらなかったりしたが、それもこのかわいさの前では瑣末なことである。
ソフトクリームが氷の上に乗っていてメロンソーダに溶け込まない。
あと、クリームソーダと関係ないところだが、豆のお菓子が付くのも嬉しいポイントだ。
ドリンクに付いてくる豆のお菓子。
ソフトクリームはちょっと固めで食べやすいし、何より見た目がかわいいのは非常にポイントが高い。しかし、氷が大きくソフトクリームとメロンソーダとなかなか混ざらなかったことなどから、全体のバランスを低めに設定した。
ちなみに、豆のお菓子はほどよく塩味が利いていて美味しかった。
見た目至上主義という方、あるいはおまけ等のお得感に弱い方はコメダ珈琲に行くべきである。
第4位 ミスタードーナツ・メロンフロート
味はまぁ普通のファーストフード店のクリームソーダといったところである。
だが、ここで重要なのはミスタードーナツがクリームソーダ(名称はメロンフロートだけど)をはじめたということだ。
非常にシンプルなミスドのメロンフロート。
ミスドはお子様連れのお客さんが多いし、いかにもクリームソーダがメニューにありそうな店なのだが、意外と今まで無かったのだ。
今年からクリームソーダが始まったことで、喜んでいるファンも多いと思う。私を含めて。
美しい緑と真っ白なアイスのコントラスト。
個人的な話になるが近年思うところあってミスドを避けており、暑くなってからは「ミスドはクリームソーダないし…」を言い訳にしていた。
だが、その言い訳も使えなくなり、最近またミスドを利用するようになった。
意志薄弱で恥ずかしい限りだが、やはりミスドのドーナツは格別だという思いを新たにした昨今である。
ドーナツと一緒にクリームソーダを飲みたい人はミスド一択だ。
まあ普通のメロンソーダに普通のアイスが乗っているだけである。
アイスが固めなのでスプーンですくいにくいのだが、そんなことはどうでもいいのだ。だってミスドだもん。
ミスド信者ですみません。
第5位 ファーストキッチン・クリームソーダ
私の感覚なので正確ではないが、ファーストキッチンがファーストフード店クリームソーダの先駆けなのではないかと思う。
そんなフロンティアスピリット、嫌いではない。
ファーストフードのクリームソーダといえばこれ!というイメージ。
ファーストキッチンよりも○○の方が昔からやってたよ! という情報をご存知の方がいたらお知らせください。
私はソフトクリームより丸いアイスが乗っている方が好みだが、アイスは意外と固くスプーンで掬いにくい。特に、ファーストフード店はプラスチック製のちょっと頼りないスプーンが提供されることが多く、その場合はソフトクリームの方が食べやすくていい場合もある。
すぐアワアワになっちゃうけど、だがそれがいい。
炭酸強め、アイス(ソフトクリーム)の固さは低めだが、全体的なバランスは取れていると思う。
というのも、ソフトクリームがやわらかく溶けやすいため、メロンソーダとすぐに混ざり合ってマイルドになるからだ。私は炭酸に弱いのでこれくらいがちょうどよい。
甘い食べ物+甘い飲み物にならざるを得ないミスドに比べ、しょっぱいメニューも豊富なのでそういった意味でのバランスも取りやすい。
値段もお手ごろなので、手軽にクリームソーダを楽しみたい方の第一歩のお店としてもおすすめだ。
クリームソーダ飲みまくってます
私は夏の間はクリームソーダばかり飲んでいる
この夏は、特に飲みまくった。
数あるクリームソーダの中から選んだランキングなので、自信を持っておすすめする。是非お試しいただきたい。
ただ、私はスタンダードなものが好きなので、変り種好きの方々には物足りないランキングかもしれない。
来年の夏は、変り種クリームソーダランキングもご紹介できたらと思う。