街は看板見放題
とりあえず新宿なら腐るほど看板があるだろう、ということでやってきました。
そして駅についてすぐに
「東北」タテ読み成立ポイントゲット。
言いたいことは伝わっただろうか。東日本線と北海道線、この2つの文字列がタテに並ぶと「東北」が現れる。これ奇跡と言わずになんと言おうか。
と、世の中の仕組みを解明したみたいな言い方をしましたが、これだけです。こんな感じで探していきます。
タテ読むべき看板がめっちゃくちゃある街、新宿。ボーナスゾーンに突入した気分だ。
看板をひとつずつじっくり見る。寝起きドッキリでバレないようベッドに近づく人ぐらいゆっくり歩く。
そしてすかさず
「ごま」GET!!!!
さっきの「東北」は実は別で見つけたことがあり、そんなに嬉しくなかった。しかしこれは不意打ちだった。一人で「ごっ……ごまだ」と声が出てしまう。
タテの神がいそうということで2分くらい見つめた看板。そしてそして
「いす」GET!
こうした大掛かりな看板は、見つけた時の達成感がすごいことも段々わかってきた。間違い探しで最後の1つを見つけた時の感覚に近い。脳が喜んでいるのがわかる。
2文字タテ読みの傑作選
「いす」を見つけてからも、2時間ひたすら看板を吟味し続けた。その中で見つけた「2文字タテ読み」のお気に入りをだだだっと紹介します。
イタリア料理屋前でみつけたこの看板。
「タコ」が隠れていた。
伊勢丹前のお知らせ看板。
もうヨコ読みに戻るのが難しいほど「にく」だ。
ここはたくさんありそう。
案の定「サバ」
そして「イヌ」GET!
「ドル」! 生き物から離れて嬉しい。
そろそろ3文字以上に出会いたい
2文字は粘れば見つかる。しかし、3文字以上を探すとまったく出会えないことがわかってきた。現に歩き始めて3時間を超えた。さっぱり3文字に出会えない。
自転車の看板も
「かに」。ヨコ版は珍しいが、どうしたって2文字なのだ。
夜遅くまで何してるんだろうという気持ちになってきた。
プロに相談くださいという看板に、タテの神は降りてこない。
がんばっても「タレ」にしか出会えない。タレはいらない。疲れてきた。
4時間が経過した。もう3駅まるまるゆっくり移動し続けたが、タテの神には出会えない。
回転ずしでも看板を追ってしまう。
「こた返し」というワードをグーグルで検索した。そんな言葉無かった。
もう諦めよう、もう2文字が限界という記事にしよう。と思い帰路につく。
どうせこんなに入り組んでる看板にすら、3文字はないんだ。どうせ~どうせ~。
……「まりも」だ!!!!!!!
最後の最後でタテの神は私に微笑んだ。嬉しい。「明日はいい日になる」とすら思った。粘ってよかった。努力は裏切らない。
ゲームにすらなりそうな遊び
看板溢れる東京を4時間あるいて、3文字以上をみつけたのはたった1回だった。そのくらいレアなのだ。しかも、みつけた時の喜びが、突然好きな芸能人とすれ違ったぐらい嬉しい。
今度はチームに分かれて、とか時間を区切ってなどルールを決めて取り組みたいです。
こういうのも嬉しかったけど泣く泣くボツにしました。