特集 2016年5月16日

「見た目より重い」を実感する

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空のヤカンだと思って持ち上げたら中身が入っててガクン!となるやつ、誰もは一度は経験があるのではないだろうか。逆もしかり。
見た目から想像する重さと実際の重さが全然違うのは脳が混乱して面白い(あと肩と腰に悪い)

やかんよりもっと軽そうな物にも、重いものを詰め込めばあれを手軽に体験できるのではないだろうか。
作ってみた。
1990年、大阪府出身。食べ物を美味しいと感じるハードルがとても低いが、自分では長所だと思っている。見た夢を全然覚えていられないのが最近の悩み。

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軽い何かを重くする

シカクいアタマをマルくする、みたいな小見出しになったが要はこれがしたい。

ヤカンの感覚はもうだいたい分かっているのでどうせなら何か違うものでやりたい。
見るからに軽そうで、日ごろ見かけてかつ簡単に中身が入れ替えられる物は何か。
こたえ:ティッシュ箱
こたえ:ティッシュ箱
ぼくたち花粉症患者にとっては春シーズンのマストアイテムだ。
スカーフだとか白スニーカーだとかの比ではない。

ギュウギュウに詰まってこそいるが中身は全てうっすい紙。
軽いイメージしかない。

重いものを詰める

さて中のティッシュを全て取り出し、中に重いものを詰めたい。
何を入れたらいいだろうか。編集部古賀さんと話し合って、重いものを色々考えた。
ティッシュ箱とおなじサイズの鉄塊を用意できればそれが一番いいが、なかなかそうもいかない。
今回の理想は「でかいけど加工が容易」か、「単体が小さくていっぱい入る」だ。
あとで見返したら何のメモか絶対分からないリストが出来た
あとで見返したら何のメモか絶対分からないリストが出来た
石の手配の容易さはかなり捨てがたいが、効率よくつめ込める感と撮影後に手元に残っても無駄にならない感をかんがみて、
硬貨という結論になりました。実質無料!
硬貨という結論になりました。実質無料!
ここに古賀さんが言い放った「撮影終わったあとのブツをどうするかはデイリーライター永遠のテーマ」という言葉を引用しておきたい。

僕も初めてデイリーに送った記事で使ったリカちゃん風人形が捨てるに捨てられず未だ手元に残っている。何ごみなんだあれ。愛でるごみ?

大量の両替には正当な理由が必要

さて硬貨と決まればまずは両替だ。
しかしティッシュ箱いっぱいに硬貨を詰めるには何枚ぐらい必要なんだろうか。見当もつかなさすぎる。
10円玉だとしたら1万円で1,000枚。それって足りるのか?硬貨1,000枚ってどのぐらいだろう。

多くて困ることはないだろうと銀行で2,000枚用意した(めちゃくちゃ重くて直後にすぐ困った)
10円玉ってこれだけあると「お金」より「大量の銅」って感じが強い
10円玉ってこれだけあると「お金」より「大量の銅」って感じが強い
余談だが、10円玉を2,000枚ぶん両替してもらうと、窓口で理由と用途を述べさせられる。
何に使うと思われたんだ。鈍器か。鈍器にもなるほど重いけど2万出すならもっと強い武器を買うだろう。

「イ、インターネットの企画で…」と言ったら一層不思議なそうな顔をされてしまった。
もっと噛み砕いて「ティッシュ箱に詰められるだけ詰めたいので」みたいな事言ってたら上の人呼ばれたかもしれないな。

棒金、意外と入る

まずはティッシュ箱をキャトルミューティレーションする。
出てきた鼻セレブ本体の塊の肌触りがよすぎて笑ってしまった。
いっぱい用意したら上で寝られそうだ。いつか鼻セレブのベッドで寝るっていう記事をやりたい。2万じゃすまないだろうな。
中に飛び込みたい
中に飛び込みたい
話が逸れたが、空になったティッシュ箱に10円玉を入れる。
せっかく2,000枚も用意した手前1枚でも多く入れたいので、ざーーっと入れずにキレイに並べていく。
すぐバレるへそくり隠し
すぐバレるへそくり隠し
鼻セレブの箱は横にも縦にも棒金に驚くほどフィットすることを発見した
鼻セレブの箱は横にも縦にも棒金に驚くほどフィットすることを発見した
が、なんと足りず。翌日もう一回両替して更に増やした。
が、なんと足りず。翌日もう一回両替して更に増やした。
こうしてやっと入りきったティッシュ箱、あらため金庫が冒頭の写真だ。
いやまぁ画像で見たって何も変わらないが、手に取ると確かに感じる重量感
いやまぁ画像で見たって何も変わらないが、手に取ると確かに感じる重量感
結局入った硬貨は、10円玉で2,500枚だった。
隙間を詰めればもうちょっとだけ入りそうだが棒金を崩すともう管理しきれないのでこれで勘弁してほしい。
10円玉は1枚4.5gなので、その重量は11.25kgだ。ごつめの1歳児ぐらいある。

ちなみに重さの効率がいいからってもしこれを500円玉でやってたら125万円分だ(でかい分枚数はもうちょっと減るけど)
別に手元のお金が減るわけじゃないからいいんだけど、一度125万おろしてしまうと金銭感覚がばかになりそうなので10円玉にしておいたのは英断だったなと今でも思う。
この極めてへっぴり腰の写真は重さに苦労してるというよりは、底が抜けてしまうことだけを危惧している
この極めてへっぴり腰の写真は重さに苦労してるというよりは、底が抜けてしまうことだけを危惧している
やってる身としてはめちゃくちゃ重くて笑ってしまうのだが、画像で伝わりにくいのは承知の上である。
なんとかしてこの重さを伝えたい。
いわゆる人をだめにするクッションにも(Before)
いわゆる人をだめにするクッションにも(Before)
これでもかとめり込む(After)
これでもかとめり込む(After)
せっかくなのでgifでどうぞ
せっかくなのでgifでどうぞ
いかに軽そうに見えるのに重いかを伝えたかったのだが、あまりの重さに運んでいる段階からかなり重そうに持たざるを得なくなっている事をお詫びいたします。

そういうことじゃない

途中から激重ティッシュ箱を作る話にすり替わっていて恐縮だが、やってる側は重いティッシュ箱にげらげら笑いながら作っていた。
1週間ぐらい家をあける機会があったら出発前に色んな物に棒金を詰めておけば、帰る頃には忘れてて引っかかるかもしれない。
将来の自分の腰を破壊しにかかる。地味すぎるドッキリだ。

そんなことより、この2,500枚の10円玉を持ってまたあの窓口に行くのが憂鬱だ。今度は理由聞かれないだろうな。
箱は撮影に耐え切れませんでした
箱は撮影に耐え切れませんでした
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