先週前半は絶望していました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
どんな予報を出しても、ハズれそうな気持ちに襲われた先週前半。ぜんぜん当たらなかった。
月曜(22日)は21時以降に雨と予報していたのが、降り始めたのは17~18時頃。忍者のように、雨雲がスーっと早めに現れた。もうちょっと、保険をかけて、夕方からって言っておけば…。
火曜(23日)は晴れ間が出ると思ったのに、ドンヨリ。午後に少し日が差したくらい。
水曜(24日)は今度こそ晴れ間が出る!予報だったのに、またドンヨリ。さすがに心もドンヨリ。グレーの空は、自分の心の色そのものだった。
ダメ押しは、水曜夜の雨や雪。チラチラ降るくらいかと思ったら、傘がいるほどの雨に。さらに、内陸は雪で2~3cmの積雪も。雨雲の背が予想以上に高く発達してしまった。
成績も心も、もうボロボロ。早く春きて。
先週前半は、ご迷惑をおかけしました。目を合わせないようにしてます。
予報に苦戦したのは春が近い証拠だ!
なぜ、そんなに苦戦したのか考えた。
結論は、先週前半はあまり晴れなかったから。予想外に雲が出たり、厚くなることが多かった。
季節変わりは、違う空気どうしの境い目で、雲が出やすい。
つまり、曇りやすく、予報が当たらなかったのは、季節のはざまだからだ。
僕が悪いんじゃない。季節の変わり目が悪いんだ。
僕は悪くない。。。
なんて、たわごとが通用しないのが天気予報。ごめんなさい。
冬は終了宣言!今週後半は春らしい気温に
今週後半は、気温がぐんぐん上昇。関東から西の各地は、15℃を超えて、九州など西日本は20℃超えのところも。
なので、ここで宣言!今週で、冬は終了します!
今週後半は、南から春の空気がグイグイと。冬終了宣言だ!
こう言ったあとに寒い日があると、「冬、ぜんぜん終わってないぞ!」と怒る人がいるが、「天気の世界では、2月までを『冬』としているんです」という言いわけを、すでにスタンバイさせている。
3月も寒い日はあるが、それは冬じゃない。春の「寒の戻り」だ。
関東から西では3月に入ると、もう0℃以下になる日は少なくなって、今週後半は春らしくなってくる。
結果は来週!
今週の格言
『天気予報、最近ハズれることが多いなぁと感じたら、それは季節の変わり目だ』
質問コーナー
今回は編集部の藤原さんから、イカに関連した質問が来ました。
(2016年2月29日の閏日、デイリーポータルZではイカを特集しています。)
ペルーにはイカ(Ica)という街があるそうです。イカ県の県庁所在地らしいです。今週のイカの天気はどうなるでしょうか?
今週のイカは、強い日差しが照りつけて、昼間は33℃前後まで上がります。熱中症に注意が必要な暑さです。南半球なので、夏なんですね。
イカ周辺は砂漠があって、1年間の降水量は平均で20ミリくらい。東京は1年間で1500ミリくらいです。20ミリなら、30分もあれば降ってしまうこともあるような量ですね。
イカは、こんな気候なので、「晴れ」と言っておけば予報はほとんど当たるはず。現地の気象予報士は、ふだん何してるんだろうと、すごく気になります。
2日(水)の雨雲と気圧の予測。イカの東側の山地には雨雲が並ぶ。これが来るか?
ところがですよ。
最新のデータを細かく見てみると、今週の木曜頃から、東側の山地で発生した雨雲が、イカ周辺にときどき流れ込む予測になっているんですよ。
現地の予報士は、今頃、「おぉ、雨が来るかもー!」と大興奮して予報データを見てるはず。
イカの上に雨雲が来るのかどうか、今週は注目です!!
って、日本でイカの天気に注目する人って、なかなかいなイカ。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「等圧線の間隔もヒントになります」です。
解答はこちらから↓
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。