ゴール直前で足がもつれてコケました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週は、木曜(28日)まで絶好調。
「晴れ」と言ってれば当たるような、簡単な天気ばかりだったので、「パーフェクトいけるぞ!」と、かなり鼻息が荒くなっていた。
そこに登場した大ボスの南岸低気圧。
金曜(29日)は、雨か雪か?
雨だ!
低気圧の発達が弱くて、寒気をあまり引きずり込まないという読み。
完璧に読み切って、結果、東京は雨!
よっしゃ!パーフェクトが見えてきた。
土曜(30日)は、午後もにわか雨があってもおかしくなかったが、雨は午前中まで。
まぁ、それくらいは当たりにさせて。
さぁ、最後の日曜日。
あるかもと思っていた、にわか雨は、またもやナシ。
さすがに、2日続けて、強引に○にはできないので△に…無念。
独走してたのにゴール直前に足がもつれてズッコケたような、1月のラストウィーク。
く~、あと一歩。顔は笑ってても、心はちょっと泣いてます。
雨か大雪か…内心はドキドキしてました
金曜(29日)~土曜は、北関東や東北南部で雪に。
山沿いでは、大雪となった。
東京都心は雨のまま終わって、前日にイメージした通りの展開だったが、そうは言っても内心はドキドキ。
雨と予報して、雪になるのが、混乱が広がるので一番怖い。
「東京も大雪のおそれ」と言ってるほうが、まだ気持ちはラク。
でも、その気持ちに負けると、オオカミ少年がどんどん成長してしまう。
低気圧が近づいて、本降りになった金曜の夜。
じわじわ下がる気温と、反比例して大きくなる恐怖心。
夜が深まるにつれて、雪が積もる1℃以下の範囲が、北風とともに北関東から南へ広がる。
ひぇー、くるな、くるな、くるな!
気温が下がるのが先か、降りかたが弱まるのが先か。
…結果が見えたのは、日付が変わる前。降りかたが弱まるのが先で、東京は雨で勝負あり。
関東の雪予報のヒヤヒヤ感は、10年前とちっとも変らず。
でも、この難しさがあるから、挑もうとするから、やめられない。それが天気予報の魔力と魅力。
【今週のみこみ】また金曜日の予報に、頭を悩ませそうです
今週もまた、太平洋側に雪を降らせる「南岸低気圧」が金曜(5日)にやってくる。
先週金曜との違いは、陸地より少し離れて南海上を通るということ。
低気圧が離れすぎると、とうぜん雪雲・雨雲が陸地にかからない。
雪雲・雨雲は、先週よりしょぼそうなんですが、油断はできず…。
さらに、かかったとしても、雪か雨か、またも微妙な気温。
「降らない」、「雪」、「雨」。
3つ言えば、どれかは当たるだろう。
…じゃなくて、ほんと予報がしぼれないんです。
しぼれてくるのは、水曜か木曜。
それまでは、ゆるーく見守ってください。
結果は来週!
今週の格言
『東京の雪予報は、まるで崖の上の綱渡り。
ちょっとした風の読みを誤ると、大失敗に。』
質問コーナー
「沖縄が好きでよく旅行に行くのですが、沖縄の天気予報が当てになりません。 沖縄の天気予報は難易度が高いのでしょうか?」
気象庁が公表している、2015年の適中率(夕方時点の翌日の予報、雨の有無を当てたかどうか)を見ると、沖縄本島(那覇)は83%。
北海道(札幌)の80%に次いで低く、都道府県のなかでワースト2位です。
現地で、「片ぶい」と呼ばれる、こちら側は降っているのに向こう側は晴れているような、にわか雨が多いことが、予報を難しくしています。
沖縄は海に囲まれていて、湿気が多く、すぐに細かな雨雲が生まれる条件がそろってしまっているんですね。
島を取り囲む海が、予報を難しくしている。
天気予報は、気象庁以外にもありますので、精度があまり良くない地域は、色々な情報を見比べるのも一つの手だと思います。
ちなみに、先日、沖縄で雪騒動があったとき、その5日ほど前に、沖縄の予報に小さい雪マークが出た気象会社があったそうですよ。
「沖縄で雪はありえない!」という声も出たようですが、結果はご承知の通り。
なぜ、そんなに詳しく知っているかは、ご想像にお任せします。
宣伝じゃないですからね!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「東京周辺は高気圧が強まっている?弱まっている?」です。
解答はこちらから↓
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