ふたが飛ぶということ
「ふたが飛ぶ」ということがわからない人もいるかもしれない。まずはgif動画でご確認下さい。
世界初ふたが飛ぶgif動画。
どうでもいいとは思うが「gif」の読み方がずっと「ギフ」と言っていた。あるとき会社の人から「え、ジフだよ。ギフは県の名前」と言われたことがある。それ以来、かたくなにずっと「ギフ」と言っている。
これはギフ動画だ。会社にはなびかない。そういう気持ちで働いているが、給料をもらうたびに「会社いいな」と思うので、会社は好きです。
そして、外で飛ばす場合の注意がある。
飲んだ後に、
ふたを飛ばすと、地面に落ちてしまう。
外でやると衛生面が気になるので、本気で飛ばそうとする人以外は室内でやることをおすすめする。
飛ばすときの体勢
まずは体勢である。どうすればいいのか考えた結果、うつぶせになり、両ひじとペットボトルの底が三角形を描くようにする。そして、ペットボトルを手前にかたむけると、遠くに飛ばしやすい。
立ってやると確かに遠くに飛ぶが、様々なズルができる気がするので、ふた飛ばしの正式フォームはうつ伏せである。
ふた飛ばしのスナイパー。
目線の先にいちゃつくカップルがいた。湧き上がる色々な感情を胸に記録を出したいと思う。
ペットボトルによって飛ぶ距離は違うのか?
多少の練習をしてから早速、検証をしてみることにした。今週、飲んだマイペットボトルを持ってきた。マイペットボトルがない方はコンビニなどでお好きなお飲みものをご購入ください。
練習では四角いタイプのペットボトルを使った。
練習中、一番飛んだ距離は24cm。これが基本となる。
これが選ばれたマイペットボトルたち(家にあった資源ごみに出し忘れたペットボトル)
長さや形状が違うものを持ってきた。この1週間「にぎってみた感じがいいな」とグリップ感を中心に買ってみたが、初めて飲み物をグリップ感で選んだのは初めてだった。新しい価値観での飲み物の買い方である。
ずっと触りながら選んでいたので飲み物を買うのに20分迷った。最終的には飲みたいものを選んだが、バラバラになってよかったと思う。
ラベルがはがしてあるが、いつもの癖で捨てようとしてラベルをはがしてしまったためである。見分けがつきにくいが、表でまとめたのでご確認下さい。
ルールとしてはそれぞれ3回挑戦して、1番良い距離を記録した。
形によって距離が差が出た。もしかしたら、慣れて差が出たのかもしれない。
健康茶の87㎝が出たときは「うお、やった!」と声が出てしまった。これは素直にうれしい。
誰もやっていない競技なのでペットボトルのふた飛ばしの世界新保持者は私だ。チャンピオンと呼んでほしい。
チャンピオンは夕方まで練習をした。
ちなみにペットボトルにふたを投げてみたところ、8m10㎝飛んだ。すごく飛ぶなと思いました。
散歩をしているおじさんに「投げたあとのフォームがいいね」とほめられた。今日はいい日でした。
でも、もっと飛ばしたい。どうすればいいのか。もっとグリップ力を高めればいけるかもしれない。
場所を移動して指サックをつける
家にあるもので色々と探した結果、グリップ力を高められそうなものが2つでてきた。指サックと軍手である。
まずは指サックで飛ばしてみた。
主観映像でふたが飛んでいく様子をお楽しみください。
使ってみた感想としてはこんな感じである。
・しっかりとふたの側面に力を伝えることができる気がする。
・つけている違和感で集中できず、飛距離が出ないことが多々ある。
慣れるともしかしたらもっと飛距離が出るかもしれないが、個人的には使いにくい。
それでも83㎝飛ばすことができたのだから大したものである。(自画自賛)
続いて試したのが軍手である。イボがついているので滑りづらいのが特徴。
手が寒かったのでちょうどよかった。高校生のときに寒さ対策と男のおしゃれで軍手をしている人がいたが今でもいるのか。
装着してみると、軍手は指サックに比べるとそこまで違和感がない。ただここに来て、「良い記録を出したい」という気持ちが焦りを生み、練習時にはいい記録が出たのが、実際に記録をするために飛ばすと全然ダメという結果になった。本番に弱いタイプである。
全然飛ばないし、ふたが落ちそうなところまで転がった。今年は本番に強い男になること、ダイエットをすることの2つの目標を目指そうと思う。
ふたにプロペラをつけてみる
もしかしたら、ふたを加工したらもっと飛ぶのではないか。ベーゴマに油を塗るみたいなことである。
そこでプロペラのおもちゃを買ってきた。
100円ショップで購入。発射する装置は発射する前にバネを回すのだが、回しすぎて壊した。
ぼやけているが、周りの円部分を取り、完全なプロペラを作った。
小学生が作った工作のように見えるが成人をした男が作ったものです。
見た目からは図工の時間に作ったおもちゃのようにも見えるかもしれない。しかし、きちんとこれで飛べば、その印象も変わるだろう。
立って飛ばし見たところ、上にかなり飛んだ。
作成者も驚きと興奮の顔を隠せない。
驚くほどの変化があった。つけたところでそこまでの変化はないと思っていたが、笑ってしまうぐらい上に飛んだ。ものすごく楽しい。もう一回やってみよう。そう思い勢いよく回した。あんなに楽しかったのに、悲しいことが起こってしまったのはその時だった。
川へ落ちた。コントかと思った。
ネタだと思われるかもしれない。わざと落としたと思われるかもしれない。甘んじてその言葉を受けよう。しかし、事実である。宙を高く飛んだプロペラは風に乗り、川へと落ちたのだ。
楽しい思い出が流れていく。
頭の中に流れる、松任谷由実の「卒業写真」。楽しかった思い出をありがとう。
ふたを飛ばすときは、広い場所でやろう。会議室や川の近くでは危険だ。色んな面で。
今でも童心に帰ると面白い
実際に遊んでみると楽しいことばかりである。ふた飛ばしも外でやると熱中してしまい楽しかった。
しかし、子どもの頃のように動けない。無尽蔵の体力が欲しいものである。