特集 2016年1月5日

「天使のサメ」ことカスザメは本当に美味いのか

生のままよりも火を通したほうがおいしい

捌きたてはいまいち旨味が薄い気がしたので、一週間ほど氷漬けにして寝かせてみたところ、刺身でもそこそこいける味わいにはなった。
やはり最初は生で食べておくべきだろう。こちらは刺身。
やはり最初は生で食べておくべきだろう。こちらは刺身。
こちらはカルパッチョ。
こちらはカルパッチョ。
軟骨魚類特有の臭みも無いし、たしかにサメの中ではかなりおいしい部類だ。でも筋張ってるし、「めちゃくちゃ美味い!」って感じでもないかな。フツーにおいしいというのが正直な感想。あれ、おかしいな。
火を通したほうがいいのか?下ごしらえとして湯にさらし、皮を剥く。
火を通したほうがいいのか?下ごしらえとして湯にさらし、皮を剥く。
まあ、こんなものかとも思ったが、もしかすると調理方法がマッチしていないのかもしれない。一応加熱調理したメニューも試しておこう。
しりビレをムニエルにしてみた。
しりビレをムニエルにしてみた。
カスザメの体のつくりはむしろエイに近い。
エイ料理といえば、フレンチだとアカエイのムニエルが有名だ。ここはそれに倣ってみよう。
これがとろけるような食感で美味い!試食してもらった友人らにも大好評。
これがとろけるような食感で美味い!試食してもらった友人らにも大好評。
これが大当たり!
旨味も増し、筋張った感じが無くなりとろけるような舌触りに!

わかったぞ。これは火を通してこそ活きる食材だ。
肝もあることだし、煮つけも作ってみた。
噂にたがわぬ、抜群の美味さだった。
肝とヒレの煮つけ。肝の色があまりおいしそうではないが大丈夫か…?
肝とヒレの煮つけ。肝の色があまりおいしそうではないが大丈夫か…?
これも好評!特に肝はこってりと甘く、見た目に反してとても濃厚な美味さ。
これも好評!特に肝はこってりと甘く、見た目に反してとても濃厚な美味さ。
箸が止まらん!
箸が止まらん!
なお、クラスパーにもしっかり身はついている。
なお、クラスパーにもしっかり身はついている。
ちなみに、クラスパーの内部には太い軟骨が通っていた。
ちなみに、クラスパーの内部には太い軟骨が通っていた。

天使なカス野郎でした

いや、しかしこのカスザメ、良い釣り、良い出会い、良い魚、良い解体、良い味わい、すべて堪能できる贅沢な魚だった。
素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。さすが天使。
…でも、もうちょっと簡単に連れてくれてもよかったんだよ?
最後はみんなで「SHARK」というエナジードリンクで乾杯!お疲れさま!
最後はみんなで「SHARK」というエナジードリンクで乾杯!お疲れさま!
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