牛丼を食べて思うこと
牛丼はうまい。それは事実ある。しかし、夜の遅い時間に食べることに私だって、考えるときがある。その背徳感も合わさっておいしさが倍増しているのだが、やはり頭をよぎるのは健康である。
近くにあるのは松屋なので松屋ユーザー。色んなメニューを食べたが結局、牛丼に戻ってきた。(松屋では牛めしと呼ぶが、牛丼で統一する。でもどっちもおいしい。)
仕事が終わり、腹が減っているときに口の中にほおばるのは最高においしい。ただ、健康も気にしなければならないので、たまにサラダを頼むのだが、これだけだと栄養が足りてない気がする。
焼け石に水だとも思うが、こういうのは「野菜を食べたぞ」という満足感があるので家に帰れば「今日は野菜食べたぞ」と思ってよく寝れる。
きちんとした栄養を取らなければ、健康を維持できない。まずは牛丼に足りない栄養を調べることにした。
牛丼に足りない栄養素
「牛丼 栄養」で調べてみると、「牛丼ダイエット」と出てきて、「いや、自分太っているけど」と思ったが、これから栄養満点なものを作るのだ。ダイエットになるかもしれない。
色々と本やネットで調べてみると、以下の栄養素が足りないことがわかった。
ちなみにここで掲載するのは、炭水化物やタンパク質、脂質以外の栄養素である。これらは多分、3食食べれば、十分とれると思うので、今回省いた。
あ、これ永遠にかかるやつだ。多分これだけで一日が終わってしまうかもしれない。
要約するとミネラルやビタミン、食物繊維が足りないとのこと。
やはり牛丼だけでは、栄養不足は否めない。本来なら野菜で不足分を補うべきだが、夜遅くに調理をするのは面倒である。そこで思いついたのが、サプリである。サプリを粉にして、ふりかけみたいにすれば良いのではないか。
100円ショップにもサプリで買ってきた
サプリというと高いイメージがあるが、身近なところでも売っている。
100円ショップにもサプリが売っているのだ。コエンザイムと聞いたことあるが、ビタミンやいまいち何に効果があるのかピンと来ないものまで色々とそろっている。
その中から、厳選して買ってきた。
足りないものと入れたら素敵なものまで色々と買ってきた。
カルシウムが2袋。カルシウムが多い。
レジを通すとき、カルシウムが2袋あったが「すいません、1袋いらないです」と断ることができず、結果的に2袋になった。
明らかに失敗だが、これからの人生で「カルシウムが足りない! 急いで取らなければ」となったとき、取れるのでケガの功名である。カルシウムを取ればケガしないし。
すり鉢ですりつぶしていき、粉にしていく。
パッケージに書いてある1日分の個数を入れていく。
パッケージに書いてある1日分の個数を入れていく。
すり鉢にいれて、すりつぶしながら20分ぐらいで粉になった。
舐めてみたら、漢方の味がしておいしくない。
試しに舐めてみたところ、健康にいい味がするがこれをご飯にかけて食べる気にならない。
また、量が少ない気がしたので足してみた。
理科の実験とか、校庭のグラウンドでこんな色の石をみたことがある。
量が増えた。粉の中にまだすり潰されていないのがあるが、気にしないでおく。
よし、下準備ができた。これからふりかけを作っていこう。
ふりかけにしていく
ふりかけと言えば、かつお節と海苔が入っていれば、ほぼふりかけである。
とりあえず、家にあったものを入れていくが、果たしてそれっぽくなるかどうか。
家にあったかつお節。パッケージには新しいタイプのさかなクン。
そして、海苔。大きいので半分にして、半分は普通に食べた。
そして、入れたらふりかけのようなものができた。
かつお節と海苔を入れると、見た目は100点のふりかけができた。粉にしたサプリも魚粉のように見えてうまそうである。
試しに食べてみると、かつお節と海苔の味が強く、なんとか食べられそうである。
しかし、これだけでは満足しない。これにもっと具を入れて、うまいふりかけを作るのだ。
塩味がしないので塩こんぶと台所で見つけたサクラエビを入れてみたら、
もんじゃ焼きの具ができた。
ふりかけを作ろうと思い、色々と入れたところ、もんじゃ焼きの焼く前の具ができてしまった。おかしい、ふりかけを作っていたはずなのに。でも、おいしいかどうかなので、食べてみることにした。
栄養満点なふりかけをかけた、完全栄養食牛丼。牛肉入りもんじゃではない。
牛丼を持ち買ってきて、早速かけてみる。多分、これでもんじゃを作るとおいしいと思うが、ふりかけなのでこのまま食べてみる。
おいしい、まずいではなく食べるとむせる。そして、心がくじける味。
口に入れた瞬間、粉がのどに詰まってきてむせてしまった。さらに、よく味わうと、ものすごくまずい。心がくじける味する。
「ダイエットになるなら入れたほうがいいな」と思い入れたダイエットサプリの風味がなによりも強い。
「牛丼を食べるだけでダイエットになるなら入れてみるか」ぐらいの軽い気持ちでこれを入れたのだが、全ての風味を上回って、ウーロン茶の葉っぱを食べた味がしてしまった。
さっき食べたときには感じなかったが、どうやら、よく混ざっていなかったらしい。あまりのまずさにふて寝してしまった。
いや、どうする。このままでは失敗してしまう。考えた結果、本当に必要なものだけを入れたものにしよう。
再度、ふりかけを作る
選ばれたのは、以上のメンバー。選抜代表なので強い。
においの強いサプリを外し、本当に必要なサプリだけをいれることにした。精鋭メンバーである。
カレー粉だけではおいしくならなかった。
においが強いのであれば、同じくらい強いカレー粉を入れると、ちょうどよくなるのではと思ったが、粉薬にカレー味がついた新しい薬ができた水と飲んでもまずい。
シナモンを入れてみたがダメだった。
同じ理由でシナモンも入れたが、シナモン独特の風味がより薬にさせた。味だけは胃腸薬である。効果はきっとない。
きなこをご飯にかけることもあるらしいと聞いたので、砂糖を入れてみたが、これもダメだった。
このほかにも家にある香辛料を色々と入れてみたが、おいしくはならなかった。
もうだめかもしれない。そう思いつつ冷蔵庫を開けたとき、光が差した。これだ!
もう、ふりかけでなくてもいいかもしれない
まずは、ツナ缶を用意します。
ツナをフライパンで炒めて、作ったふりかけを入れて、マヨネーズを入れます。
牛丼にかけたら完成です。見た目が悪いがうまければ許せる。
太っている人たちが好きなものは何だろうか。それはマヨネーズである。マヨネーズは全ての味をマヨネーズ味へと変える奇跡を起こす食べ物である。それを加えることにより、栄養満点サプリ入り牛丼は完成を迎えた。(フライパンを振りながら、牛丼へかけているのでふりかけでもある。)
マヨネーズが嫌な味を消してくれている。おいしい! (笑顔が引きついているのは、この部屋が寒いからです。)
あんなに薬味だったものが、マヨネーズ味になり牛丼とも相性抜群。栄養も取れておいしいものができたのでよかった。
マヨネーズがすごい
「できなかった」で終わるかもしれないと思ったが、マヨネーズに助けられた。これからも私はマヨネーズと生きていこうと思う。後、きちんと野菜食べよう。
栄養とか考えなければ牛丼に生卵、牛さらをつけたものが一番おいしい。