何で障子なのか
ちょっと前に、障子のミニチュアをもらったのだ
「完成度高いな~」と思ったそこのあなた。お目が高い。
このミニチュア障子は、小道具さんが廃棄すると言っていたので頂いたものなのである。
このミニチュア障子は、小道具さんが廃棄すると言っていたので頂いたものなのである。
プロが作っただけあって、完成度がスゴい。
ワイヤーを引っ張ると、片手でふたつの障子を完璧なタイミングで開けることができる。
しかし、使い道がない。
しかし、使い道がない。
そこで、着たわけである。
制作過程を知りたい、という方がふたりほどいるようなので(そのうちのひとりは母です。キンモクセイの香りのする季節になりましたね)紹介しますね。
障子を着るためのスーツを作ります
まずは、土台となる背負子を用意する。
アルフミレームだから軽くて丈夫。3000円くらいで手に入った。
でかいものを体にドッキングしたい時、背負子はいい。クソでかいかぶり物とか作れると思う。
でかいものを体にドッキングしたい時、背負子はいい。クソでかいかぶり物とか作れると思う。
背負子と障子をくっつけるためのフレームを角材で作る。
結束バンドで、角材と背負子を固定すれば完了(30分くらいで終わった)
障子の後ろにこの照明をセットしたら……完成!
いったん広告です
ついにできちゃいました
ピッシャーン
意図せず、自立します。
日常で使ってみましょう
仕事で活用する。
会議中、参加者の意見が銃弾のように飛び交い、発言するタイミングを逃したことはないだろうか。そこでこの障子だ。
実際に使ってみる。
実際に使ってみる。
「オリエン返しの意味が代理店によって違うという説は本当なのですか?」
…このように発言したい時、障子をピシャっと開くのだ。
これはもう、どんなつまらない発言であったとしても注目するほかないだろうし、上期の評価点も63万点くらいになるだろう。
不用意な発言だった時は、ササッと障子を閉めて退散してしまえばいい。
これはもう、どんなつまらない発言であったとしても注目するほかないだろうし、上期の評価点も63万点くらいになるだろう。
不用意な発言だった時は、ササッと障子を閉めて退散してしまえばいい。
人間より、ヤドカリに近い生き物。
食事に活用してみよう
映像でご覧ください。
料理の「登場感」がいつもよりもある。
苦手な食べ物があれば、障子を閉めて世界をシャットアウトすることも可能だ。
何より、家の中にいるのに、まるで旅館のような雰囲気が出るのがいい。
何より、家の中にいるのに、まるで旅館のような雰囲気が出るのがいい。
「ちょっとこれ、苦手かなぁ……」
「食べたさ」に応じて障子を開け閉めすれば、「美味しさグラフ」として活用できる。
何より、アゴ下からイグサの匂いがする。
何より、アゴ下からイグサの匂いがする。
外に出てみよう
ビルの光で障子が透ける。
夜景が透けて見えて、実にトレンディだ。
障子を身につけてプロポーズしたら、いいかもしれない。
ダメでもすぐピシャっと障子締めればいい。
なんて素晴らしいのだろう。
全裸になってこの障子を腰につけ、夜道を歩くうら若き乙女の前でピッシャーンとやれば、ちょっとした怪人くらいにならなれそうだ。
障子を身につけてプロポーズしたら、いいかもしれない。
ダメでもすぐピシャっと障子締めればいい。
なんて素晴らしいのだろう。
全裸になってこの障子を腰につけ、夜道を歩くうら若き乙女の前でピッシャーンとやれば、ちょっとした怪人くらいにならなれそうだ。
ただし、問題もある。
障子を着て歩いていると、通り過ぎる人がものスゴイ見てくる。
あからさまに変な格好をしているよりも、頭で反芻してもよくわからない格好をしているほうが、人は振り向くらしい。
うん、恥ずかしい。
あからさまに変な格好をしているよりも、頭で反芻してもよくわからない格好をしているほうが、人は振り向くらしい。
うん、恥ずかしい。
しかし、心配はない。
人目が気になった時は、心と一緒に障子も閉じてしまうのだ。
見えないものは、存在を証明できない。シュレディンガーの猫みたいなことだ(よく分かっていません)。
そうとわかれば足取りは軽い。
見えないものは、存在を証明できない。シュレディンガーの猫みたいなことだ(よく分かっていません)。
そうとわかれば足取りは軽い。
うぉおおおおお、ピッシャピッピッシャーン
ピッシャ、ピッシャ、ピッシャ、ピシャシャーーン
ピピピピッシャ、ピッシャシャ~ピピピピシャシャシャ~ン
よろしくお願いいたします。
いかがでしたでしょうか、今月の奇行。
撮影を手伝ってくれたのは妻です。
これから一緒にがんばっていこうと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。(記事の途中で食べているのは、結婚式の余り物のお赤飯です)
撮影を手伝ってくれたのは妻です。
これから一緒にがんばっていこうと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。(記事の途中で食べているのは、結婚式の余り物のお赤飯です)