特集 2015年10月18日

古傷エピソード~猫のケンカの仲裁だけはするな~

だいたい、手か足。
だいたい、手か足。
すったり、切ったり、えぐれたり、そうして今も残る古傷のエピソードを募集したところ、たくさんの投稿をお寄せいただきました。で、まずは一言叫びたい。

痛かった!もう痛かったぞー!

文章が生々しいんですよ、皆さん。素晴らしい。形として残ると定期的にリマインドされ、いつまでも覚えているのでしょう。それを読み続け、夢で追体験しないかどうかだけが心配でした。私が人智を超えた想像力を持っていれば今頃全身傷だらけだったでしょう。

不謹慎?いいえ、大いに語り明かそう皆の衆!珠玉の古傷エピソード、大公開だ~い!(※一部の投稿については内容を抜粋させていただいております)
1984年大阪生まれ。2011~2019年までベトナムでダチョウに乗ったりドリアンを装備してました。今は沖永良部島という島にひきこもってます。(動画インタビュー

前の記事:古傷エピソードを聞かせてください

> 個人サイト AbebeTV おきのえらぶ島移住録 べとまる

ガラスは人類の発明であり天敵だ

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小1の1月16日朝、怒られて不機嫌だった私はドアノブに手をかけずに膝からガラス部分に突っ込んで血まみれになりました。
中1の1月16日朝には転んで手首を骨折しました。
呪いかな?
QRI
いいですね~!若さゆえの過ち(小1)ですね。

「ドアノブぅ?そんなもんどうでもいいわ!(ガシャーン)」という光景が思い浮かびます。理性よりも感情が勝っちゃうんですよね。多分、小4くらいだったら何とか踏みとどまって掴んでいたはずです。ドアノブ。

ちなみに、量子力学の世界では、粒子が壁をすり抜けることがあるそうです。つまり人が壁をすり抜ける確率も、限りなくゼロに近いが決してゼロではない。これを「トンネル効果」と呼ぶそうですが、奇跡が起こっていれば、QRIさんは誰も経験したことがない人類未踏の世界に、そのまま文字通り踏み出していたかもしれません。

あと、1月16日は呪いです!
毎年引きこもりましょう!(無責任)

器械体操選手のおもしろエピソードだったら満点

2才か3才の頃、おんぶをしてもらおうと母親の背中に飛び乗った結構な勢いで目の前のガラス窓に飛び込み、あたりを血の海にする負傷をしました。
なにかが流出
痛そう!ということはもちろんですが、2,3歳にして大人の背中を飛び越えたなにかが流出さんのジャンプ力に脱帽です!「はっそう飛び」ってやつですよ!器械体操選手がテレビで披露するおもしろエピソードだったとしたら、才能も垣間見えるし、笑いもあるので満点です。

アライグマについてのムダ知識

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右手の人差し指にアライグマに噛まれた痕。指に食いついたあの顔はもうラスカルではなかった。翌日「狂犬病とかあったら怖いから」と病院で言ったら、「アライグマにそれはない」と、破傷風の注射をされました。
meiz
あはは!ラスカルの眉間に、それはもうめちゃくちゃシワが入っていたんでしょうね!点のような目だけは変わってなかったと思います、それがかえって恐怖を駆り立てる。いや、待って、どこでアライグマにさわれるの?

私もタイの田舎町で10匹以上の野犬に囲まれて、狂犬病に恐怖してハーフパンツの裾をギュッと伸ばしたことがあります(ポリエステルなので伸びませんでした)。とりあえず皆さん、アライグマに噛まれても焦らず急いで最寄りの病院に行きましょう!破傷風も怖いです。

人類への教訓、猫のケンカの仲裁だけはするな

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写真だと分かりづらいのですが、右側に三角、左側に線状の傷。
右側のは5歳の頃に近所の犬がご飯を食べていて、そのお皿が犬から離れていったので口もとに運んであげたらがぶっと。
そして左側は17歳の頃、飼っていた猫が野良猫と喧嘩を始めたので助けに入ってしまい…相手さんに思いっきりひっかかれました…。一応、と点滴を受けたのを覚えています。

何故動物に対して余計なことをしてしまうんでしょうね。
かずぅ。
あいつらって普段、人間に全く本気じゃないですからね!甘噛みなんて本当に甘噛みですから。私も子猫がエサを食べているときに不意にふれ、鬼噛みされて流血したことがあります。手のひらサイズの子猫だったのですが、それだけにブレーキが効かなかったのでしょう。人間だって、ご飯を食べているときにいきなり口に指を突っ込まれたら噛み砕くでしょうしね。いやなこと書いた。

しかし、そのブレーキの概念すらない存在が野良猫です。たとえご近所さんからアホっぽく見られても、決してふれずにワンワンと叫んで追い立てましょう。効果があるかどうかは分かりません!責任も持ちません!

何度でも言う、猫のケンカの仲裁だけはするな

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私の左手にある古傷です、3針縫いました。

小学生の時に、飼い猫と野良猫の喧嘩を仲裁に入り、興奮した飼い猫に噛まれた時に出来た傷です。
両キバがざっくりと刺さったまま、「あ、やべぇ」的な顔をした飼い猫は、その後逃亡(後日戻ってきました)。

手当てに行った近所の病院で看護士さんの「この子、飼い猫に手を噛まれたんですって!」「犬じゃなくて猫よ」みたいなやり取りに、私の怪我はことわざみたいでかっこいいなと思ってましたが、母は女の子の手に傷が残る事にショックを受けていたようです。
かおりん
だからあいつらは獣だと言っているのです!普段のゴロニャンもボクサーの接待みたいなものです、これは意味分かんないですね。とにかく、一時でも野性に戻ったあいつらに手を出すと超危険。まぁ、それはそうとして、噛んだ瞬間に「やべぇ」って想像するとめちゃくちゃ可愛いですね!あぁ、ダメだ。猫は獣、猫は獣なんだ…。

飼い猫に手を噛まれるはあれですね、飼い犬よりはよっぽど高い頻度だと思うので、もともと信頼していない部下から裏切られたときに使いましょう。裏切りやがって…分かってたけど!みたいな。

鉛筆ほくろと鈴木と貨物列車

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小学校で仲の良かった電車好きの鈴木君。そんな鈴木君と喧嘩になり鉛筆で刺されました傷が未だに残っています。彼は今夢を叶えて貨物列車の運行管理を行っているそうです。貨物列車とこの傷を見ると彼のことを思い出します。。。
もずく
貨物列車と古傷が結びつくとは…なんというか、数奇な「業」を背負っていらっしゃる。でも、気持ちはちょっと分かります!私も辛いときに自分を慰めるつもりで聴いていた音楽が、今では逆に辛くなるので聴けなくなりました。あんなに好きだったのに…。鈴木くんも鉛筆を見るたびに、もずくさんへの罪悪感にさい悩まされいるといいですね!おい鈴木、シャーペン使うなよ!

鉛筆ほくろと奇行と帰りの会

僕は足に鉛筆ほくろがあるので投稿します。
小学生のときのある日、帰りの会の前になぜか上履きに尖った鉛筆を挟んで歩いていました。そして、当たり前のように反対の足に鉛筆がぶっ刺さりました。すごくすごく痛かったのですが、恥ずかしくて誰にも言えませんでした。自分の席で痛みに耐えながら静かに座っていたら、帰りの会に臨む態度が素晴らしいと先生に褒められて掃除が免除になり、みんなよりも早く帰れたことを思い出します。
ちなみに、20年近くたちますが、色はだんだんと薄くなってきているような気がします。
かっちん
いや、もう、そっちの方が気になる!「上履きに尖った鉛筆を挟んで歩く」行為に思い至った経緯の方がよっぽど気になる!それにしても、もしかしたら先生は陰で現場を目撃していたのかもしれません。「あいつ痛いだろうな…」って、あとあと気遣う前にまず止めようか!

ちなみに、奇行と言えば私も負けていられません。帰りの会から下校して家の近所の排水溝にたどり着くまでに、「いかに人と話さずツバを溜め続けられるのか」という遊びをやっていました。話し掛けられたら飲み込んで喋るほかないという訳です。はい、もちろん、いじめられっ子でした。もし吐き出す瞬間を目撃されていれば、アダ名は「ピッコロ大魔王」になっていたでしょうね。

ちなみに高2の頃です。嘘、小4です。

古傷は思い出話のちょうどいいきっかけだ

最後に自分自身の古傷(精神的な方)をえぐり返してしまった気がしますが、皆さんの古傷エピソード、実におもしろかったです!その表現が適切か分からないけど、「あのときは大変だったんだよー」という、誰にとっても思い出話のきっかけになるのではないでしょうか。

今回の記事だけではまだまだ紹介しきれなかったので、こちらの企画は次週もつづきます。私の方がすごいぞ!すごくないぞ!どちらの方からの投稿も大歓迎です!傭兵さんや猟師さんの古傷は多分載せます。載せたい。
こんな画像フォルダ、刑事課か鑑識課にありそう。
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