1週間を振り返る(東京都心周辺)
もうちょっとが当てきれませんでした
先週は5勝2分け。
月曜(5日)と土曜(10日)が、当てきれず。
月曜は高気圧が来るのが遅れて、思ったほど晴れず。
土曜は高気圧がさっさと去って、思ったより早く曇ってきた。
時間にルーズすぎるぞ、秋の高気圧。
それにしても、土曜の天気はドキドキした。
秋の連休は、ゴールデンウィーク、夏休みと並んで、予報がハズれると、たくさんお叱りをいただくタイミング。
午前中から早々にドンヨリしてきた空を見て、びびっていたが、なんとか昼間は雨が降らずにホッと。
そんなスリルがあるからこそ、天気予報は面白い。
まぁ、大ハズレしなかったから、大口をたたけるんですけど。
秋の高気圧、もうちょいキッチリしたヤツだと思ってたのになぁ。
台風23号は「超大型」になりました
台風23号は、日本に近づいたタイミングで、「超大型」となった。
「超大型の台風」と聞くと、すげー巨大な台風が来たと感じる人もいるだろうが、大きいからといって強いとも限らない。
巨体の力士が強いとは限らないのと同じだ。
しかも、トリックがある。
「超大型」になった時は、もうほとんど台風ではなく、温帯低気圧に変わりはじめていた。
ギュッと引き締まった強力な台風より、温帯低気圧のほうがふわーっと全体的に広がって、強風の範囲も大きくなりやすい。
筋肉質ではなく、脂肪で大きくなったような超大型だったというところか。
そろそろ台風シーズンも終わってほしいが、過去には11月末に上陸したこともあって、まだ安心はできない。
そんなところに、もう次の季節の主役がやってくる。
北海道で雪が降るかに注目
また、ヤツが来る季節になってきた。
北極圏やシベリアからやってくる寒気。またの名を冬将軍。
あのナポレオンをも撃退したということから名づけられた、別格の将軍。
日本にも攻めてくる季節になってきた。
今週なかばの上空の気温。青い所が低温=寒気。北極の周辺で冬将軍がチカラを蓄えはじめている。
本戦は12月~2月。
まだまだ今は将軍とは言えるレベルじゃないけど、本戦に向けて、今週は偵察部隊がやってくる。
様子見のくせに、それなりのチカラはあって、火曜(13日)~水曜は、北海道の平地でもどこかで雪が降る可能性はある状況。
もちろん、北海道以外でも、朝や夜はこれまでより冷えるようになってくる。
少しずつ塗り替わる、季節の戦力図。
北海道は白くなるのか?結果は来週!
今週の格言
『冬将軍との戦いは、意外と早くからスタートする』
質問コーナー
「最近天気予報で「警報が発表されました」という言い方だけ耳にします。
昔は、「警報が発令されました」などのような言い方が多かった気がするのですが、「発表」に統一されたのでしょうか?」
天気予報を、すごく細かく聞いておられますね。
そうなんです。天気予報では、警報は「発表されました」という言い方を使っています。
というのも、気象庁の警報は、「発令」つまり命令のようにエラそうに威張ってではなく、「発表」つまり「お知らせします」という出し方なんですね。
ただ、天気予報コーナー以外では、今でもけっこうテレビや新聞などで、「警報が発令されました」って表現が使われることがあります。
気象庁が威張ってるように見せておいて、予報がハズれた時に袋だだきにしやすく…それはないか。
追加のヒントは、「風の通り道がヒントになります」です。
解答はこちらから↓