先週は5勝1敗1分けでした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
8月終わりから、さんざんな成績でご迷惑をおかけしてきたが、先週は少しだけ上向きに。それでも、パーフェクトには2歩届かず。
痛かったのが、金曜(11日)夜の雨。ひと休みしようと窓の外を見たら、目に飛び込んでくる傘を差す人。「えっ、なにこれ」と、0.5秒ほどフリーズせざるをえなかった。
たしかに北関東は、急な雨があるかもと思っていたが、東京をふくむ南関東はノーマーク。思ったより、湿った空気のかたまりが、南関東にも残っていたようだ。
自然は、人の気持ちのスキを突いてくると、あらためて思い知らされた一週間。
雨が降るなんて聞いてなかったのになぁ…と予報士も言いたくなった金曜の雨。
ずっと雨だった天気は小休止
9月前半といえば、まだ30℃を軽く超えたりして、「もう残暑ヤダ」という声があがるものだが、今年は残暑がきびしくない。
雨の日が多すぎるからだ。
原因は、秋雨前線。本州付近を行ったり来たりしながら停滞した。あっちに行こうかな、こっちに行こうかなと迷っているうちに、居候してしまった迷惑なやつ。
ただ、台風17号と18号が来たことで、一緒に動くことになり、秋雨前線も重い腰を上げて去った。
このまま戻ってこなければ、秋晴れが続くことになるのだが…。
今週は、秋雨前線が急に現れないかが注目ポイント
今週は、なかばに低気圧が来る。水曜(16日)に九州など西日本から雨が降り始めて、木曜は関東など東日本でも雨になりそうだ。
この低気圧は、素直なやつで、居候するようなことはない。週末には、さっさと抜けて、天気は回復へ向かいそうだ。
今週半ばの雨は長居しない。
ただ、どっかに行ったはずの秋雨前線が、フラッと戻って来ないかが不安要素。せっかく出て行ったのに、出戻りしてくると、週末は雨になる可能性もゼロではなく…。
週末予報の不安要素。秋雨前線の雲が戻ってきてしまうと、また雨が…。
今週の格言
『秋雨前線の居候ぐせは簡単になおらないので、まだ油断はできず』
質問コーナー
「TVで気象予報士の方が使っている指し棒は、どのような構造でどうやって準備しているのでしょうか? 人によって大きさも違うように思います。なんとなく気になっていたので、教えてください。」
長短や太さなど色んなバリエーションがあります。僕の場合は体がデカく、天気図などの解説画面を隠してしまいがちなので、なるべく画面に体が入らないように、長い棒を使っています。
ちょうど画面を指しやすい長さの棒を選んでいる人が多くて、棒がいつもと違うと、解説の調子が狂うと言う人もいますね。
これが通称「天気棒」。
局によって棒は色々とあるのですが、木の棒の先に、発泡スチロールのような素材で作った指す部分が付いてることが多いですね。
なかには、天気の画面を自分でチェンジするボタンが、棒を持つ部分に仕込んであるオーダーメイド棒を使っている、こだわりのある人も。
ちなみに僕は、ときどき棒を持たずに解説することがあるんですが、その場合は、棒を忘れていることにスタジオに行くまで気づいてない時です。
今日の増田はぬけててハズレやすいぞ、と用心深く予報を見て頂ければと思います。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「本州にかかっている部分の前線の種類もヒントになります」です。
解答はこちらから↓
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