おみやげ屋さんのいちコーナーでした
かまぼこバーは小田原市風祭駅のすぐそばにあるという。行ってみると、そこには観光客向けのでかいかまぼこ屋さん(かまぼこの里)がある。
で、全然わかっていなかったのだが「かまぼこバー」はおみやげ屋さんのいちコーナーであった。
かまぼこバーが見つからずに、なんとなくおみやげ屋さんに入ったら、急にあってびっくりである。
これがかまぼこバーか、想像より明るい
おみやげ屋さんって感じの文字
ああ、こういうところか……と思っているとドキッとするようなポスターが貼っている。
「そもそも蒲鉾に味の違いはあるのかしら?」とお思いの方に。職人手作りの蒲鉾を地ビールや地酒、足柄茶とともにお試しください。かまぼこソムリエがお答えいたします
いやまさに。かまぼこに対して味の違いなど考えたことがない。じゃあ、やっぱりここはぼくが行くべきところなのだ。
かまぼこのセットに飲み物ついて500円
メニューは三種あり、どれも500円。今回は「お試しセット」をチョイスした。
飲み物は白ワインで(ちなみに奥に見えるのが「かまぼこソムリエ」)
かまぼこソムリエがかまぼこを容器からうやうやしく出してくれる。これなにか陶器でできた宝箱みたいなものなのだ。がぜん雰囲気高まってきた。
高級かまぼこ3切れ
3つとも全部違うかまぼこなのだが、見た目のわからなさがすごい。ちなみにこんな感じ。
左から1,100円、1,600円、3,500円
「見た目で値段がわからないぞ選手権」があったらぶっちぎりで一位とれるね、このチームは。そして食べてみると「値段分の味の違いはあるな」という感じ。
特に一番右のやつは、おいしすぎて、ちょっとかまぼこっぽくない印象すらある。弾力がとても優しくて魚の味がふくらんでくる。職人が一つ一つ手作りしているそうだ。
かまぼこに絵を描ける
かまぼこバーの他にも、いろんな練り物が所狭しと置かれている。
「切れてる板わさ」とか需要のくみ取り方がいちいち細かい。「百年ちくわ」は100年前の伝統技術で作られたちくわだそうだ(一瞬100年前のやつ売っているのかとか思ってドキッとした)。
なんかおもしろそうなのあった
「プリかま」。絵をかまぼこにプリントしてくれるサービスだ。ちょっとやってみましょう。
こんな絵を描くと
30分くらいでこんなのができあがります
絵はこんなだけど、プリントの精度がみょうにすごい。
で、家に帰ってこいつをこうやって遊びます。
死刑執行!!!
さらに食う!!!
う、自分でやっていて下らなすぎる……。描いているときは盛り上がっていたんだけどな……。
ちなみにこれは一本1,100円のかまぼこにプリントしてもらった。かまぼこバーの中では最安だが、スーパーで売っているやつに比べると段違いにうまい。
かまぼこバーは「有料試食コーナー」だった
「有料試食コーナー」だったのです。でも意外なところでかまぼこの本気、みたいなものを感じられた。
こんなポテンシャルがあるんなら本当にぼくが冒頭に想像したみたいないわゆる「バー」みたいな「かまぼこバー」あってもいいんじゃないか。