特集 2015年8月5日

暑くてカラシ豆腐しか食べる気にならない

どこでもカラシ豆腐の本場なのかもしれない

観光案内所の人の言うとおり、まずはスーパーにやってきた。とりあえず来たからにはなんらかの成果を手にしたい。
岐阜県の名産品がいっぱい売ってた。
岐阜県の名産品がいっぱい売ってた。
駅併設の名産品がいっぱいのスーパー。もちろんカラシ豆腐はあった。あったけれども、名古屋でも売られていたものと全く同じ商品…。
マックス斜めバリュ
マックス斜めバリュ
いやしかしッ!と思って違うスーパーにも行ってみたが、なんと置いてあったのは同じ商品。この商品がカラシ豆腐のトップシェアを誇るのだろうか。圧倒的な支配力。

と、いうことは岐阜市民もみんな同じカラシ豆腐を家で食べているって言うことで、もしかして、名古屋に居ながらにして本場の味を寸分違わず堪能していた。ということにはならないだろうか。

いや、でも、なんかあるでしょ、なんか。

岐阜市まで来てみたものの岐阜市民のカラシ豆腐への難しい感情を聞いただけで、特に成果ナシ。いや、あるだろ。ホントはあるだろう。
「やなな」だ!
「やなな」だ!
なにか、カラシ豆腐のなにかを追い求めて商店街を歩く。ちょっと前まで存在した顔だけ被り物で体は妙に肉感的なゆるキャラ「やなな」の旗を見て、髪の毛がカラシみたいだと思ったりなどした。
喫茶店、カラシ豆腐の気配なし。
喫茶店、カラシ豆腐の気配なし。
沖縄料理店、カラシ豆腐の気配なし!
沖縄料理店、カラシ豆腐の気配なし!
いろいろ見て回るが、ホントに全然カラシ豆腐の気配がない。神戸のいかなごのくぎ煮とか、和歌山の茶粥みたいな、家庭料理だけど名物。みたいなポジションか。
命が関わってる気がしてくる…。
命が関わってる気がしてくる…。
カラシ豆腐の無さと共に暑さもすごい。暑さもすぎるとカラシ豆腐すら食べたくなくなる。しかも、頭がフワーッとして奥のほうがガンガンとしてきた…。カラシ、豆腐…、いらん…。エアコン…。エアコンがほしい…。

とにかく涼しいの最高

普段なら一人では入るのに勇気がいる店構え
普段なら一人では入るのに勇気がいる店構え
もう…、むり…。あつい…。って言いながらとりあえず目についたお店に入った。
涼しいのでここが岐阜最高の地。
涼しいのでここが岐阜最高の地。
涼しい店内は最高。涼しい…。涼しい…。
豆腐と湯葉と枝豆のあんかけ丼、美濃姫丼。
豆腐と湯葉と枝豆のあんかけ丼、美濃姫丼。
何も考えず入ったお店だが、豆腐と湯葉の丼が滋味深くサッパリとしていて非常に美味しかった。カラシ豆腐じゃなくても全然食べられる。

豆腐に湯葉、岐阜は豆腐が名物なのだろうか。

僕「ごちそうさまでした。すごく美味しかったです。豆腐と湯葉のオリジナルメニューって、名産なんですか?」

お店の人「いえいえ、枝豆がこのへんの名産なんで、それに合うものをと思いまして」

そっちか。枝豆か。

僕「そうなんですね、カラシ豆腐とかもあるし豆腐自体が名物なんだと思ってました」

お店の人「豆腐屋さんがちょこちょこあるくらいで名産ってことはないと思いますけどねぇ。カラシ豆腐なんてどこにでもありますし」

僕「あっ、カラシ豆腐って岐阜にしかないみたいですよ。なんか、名物みたいで」

お店の人「えっ、ええ~~っ!?ホントに!?あー、そうなんですかー?!わぁー、知らなかったー!!」

すごいテンションの上がりよう。これ、アレだ、「秘密のケンミンSHOW」で、常識だったことが県民性だって知らされた時のアレだ!

僕「だって、冷奴にカラシってつけないでしょう?」

お店の人「そういえばそうやねぇ、そうやったんやぁ~」

冷奴にカラシはナシ。っていうのも統一見解か。
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