みなさんお待たせしました。
1か月の沈黙を破り
#きたなうまい自炊 のまとめの時間です。
「見た目はきたないんだけれどもおいしい自炊料理」の写真がこんなにたくさん見れるのはデイリーポータルZだけ!
生活が汁のないスープという矛盾を作らしめる
汁のないスープというのは矛盾ですが、たしかに汁のないスープとしかいいようのない料理。言葉の限界というものを照らし出してくれる料理です。
そしてこの生活感。整理する前の冷蔵庫の様子が浮かんできますねー。
邪悪にうねるスパゲッティ
オシャレなワンプレート食器が、麺のうねりを強調する方向にしか行ってません。右側でちょっと他の料理にはみ出しているのも高得点ですねー。
こんなにぐちゃぐちゃなのに、栄養バランスに気を使っている一面も感じられて、人間って複雑だなあって思います。
雑さが逆ににかっこいい
料理はおしゃれなんですが、おしゃれ感をぜんぜん盛り付けに生かしてないのがかっこいい。かなり料理馴れている人なんだろうなって思います。
こういう「逆にかっこいい」みたいな概念がとうとう出てきましたねー。きたなうまい文化の成熟!
なにもよせつけないきたなうまさ
甘いのか辛いのか、食材も不明でとにかく謎めいてます。写真もぼんやりしていて、読み解く気もでてこないですね。一歩もこちらに歩み寄る気配のない一皿で、ぼくは断崖絶壁に打ち寄せる荒波のような孤独を感じました。
ウニの持つ内臓っぽさ
ホワイトバランスのミスでウニが青白く映っています。それだけなんですが、ぜんぜん食欲そそらないからすごいです。食材っぽさがなくなり、内臓感が強調されるというか。すべての生命に敬意! ってなんとなく思いました。
暗闇で笑うオムライス
これ完全に「暗闇で懐中電灯を自分の顔の下からあてて遊んでる人」ですよね。そう思うと、うつろな笑顔もちょっとドヤ顔みたいに見えてきます。オムライスも遊ぶんだなあー、って。
なぜか毒々しい
南国の熱帯雨林を思わせる鮮やかさ。毒のある蝶々みたいな見た目。でも味はピザみたいなんでしょうね。
解説聞いてもぜんぜんわからない
これ正体聞いても全然わからなくて、ステキですね。ブラックホールの解説とか読んでも、結局は全然わからないけど、なんかよかったみたいな……わからないロマンです。リラックマの薄暗さも好きです。
米の一粒一粒が不穏
米粒の一つ一つがネットリ光っていて、なんか不気味ですね。佃煮の黒さがいいアクセントになっていて、ところどころで虫っぽさあります。
それにしても混ぜる前の写真しか載ってなかったなんて、きたなうまいは本当に社会から隠蔽されているんだなあ~って思います。
ストレートにうまそう
壊れたたまごが完全にシズル感ですね。ストレートにうまそうです! 固そうな食パンもいい感じ。