ブラジル体操って何?
中学の頃に出会ったブラジル体操。顧問が言うには、ストレッチ効果とリズム感を鍛えることができるという。
正直な話、あの頃はサッカーにリズム感が必要な理由がわからなかった。今考えても、あんまりわからない。
どっちかと言うと、リズム感が必要なのは応援する側だと思う。笛とか、応援の歌とか歌うし。
でも、懐かしさはある。あの頃の記憶とネットで調べながら、久しぶりにやってみた。
足を太ももの裏まで上げながら、前へと進む。最初なのだが、早くもつりそうになった。
足を前方に蹴り上げる。ウォーミングアップなのだが、怪我する予感がすごい。
この体制からの…
こう。
これらの動きをチーム全員が歩きながらやる。一人でもずれると、格好悪いので何とか合わせようと頑張っていたことを思い出した。
久しぶりにやってみたが、運動不足の自分にはこれだけでいい運動になる。体中の筋肉が良く伸び、ストレッチには最適だ。
その中でも一番気に入っていた体操がある。こちらです。
歩きながら、
腕を横に伸ばしながら、足もピーンとさせる。
今度は腕を上に伸ばして、足をピーンとさせる。
別にミュージカルの練習をしているわけではない。
実際にやっていたのだ。初めてやったときは、恥ずかしかったがやっているうちに慣れてきて、思いっきりやるようになった。
こんな感じのブラジル体操だが、今でもやっているのだろうか。サッカーのコーチをしている友人に聞いてみた。
サッカーのコーチに聞いてみた
写真NGで、電話でしか聞くことができなかった。ちなみに6年ぶりくらいに電話したので、「久しぶり。今、何しているの?」という会話から始まった。久しぶりの人と話す時あるある。
あまりにも「あの同級生、今どうしているの?」というテーマで盛り上がり過ぎたが、ブラジル体操について、聞くと最初にやった時は、他の部活も周りで練習していたので、「恥ずかしすぎる」と思ったそうだ。
そして、慣れてきたころに下級生が入ってきて、「恥ずかしそうにしているな~」と思って見ていたとのこと。
そんな、ブラジルでは実際にやっているのか? 調べてみよう。
ブラジル体操情報
・友人が教えているサッカー部ではやっていない。
・でも、他の学校に試合とかで行くとやっているチームもある。
・その光景を見ると、学生たちが「面白そうなものを発見した!」という視線で見ている。
・ちなみに友人は最初やった時、「恥ずかしすぎる」と感じた。
日本のブラジルを探す
ちゃんとしたところで聞いた方がいいと思い、五反田にあるブラジル大使館に行った。
五反田駅から近くにブラジル大使館はあります。
やっていなかった。
開いてないと思っていたけど、営業時間外だった。調べてなかったけど、こんな短い時間しか開いてないと思わなかった。
土曜日だからね。しょうがない。緊張して損した。
次に「ブラジルっぽい店が恵比寿にあったな」と思い、恵比寿に行った。
これ違うな。ジャマイカだな。
遠めから見ると見えなくもないが、近くで見たらジャマイカだった。
色が似ているから間違えてしまうのは、しょうがない。でもちゃんと調べよう。
横浜市鶴見区へ
調べた結果、横浜市の鶴見区はブラジルの方々が多く住んでいるらしい。
ブラジル料理もあるとのこと。早速行こう。
やってきました。鶴見です。
電車に揺られながら、鶴見へと到着。まずは、歩いて15分ぐらいのところにあるブラジル料理のお店へと向かった。
結論から先に聞くとブラジル体操について、聞くことができた。でもそれまでの道中を書かせて下さい。
最初に行った店はこんな店だった。
これは完全にブラジルの国旗だ。正解だ!
ただまぁ、お店は閉まっていましたけど。
ブラジルの国旗が掲げられており、やっと食べられると思った私は少し急ぎ足になった。ようやく食べられる。そして、ブラジル体操について聞ける。
だが、外観が見えた時に膝が崩れそうになった。また、開いてなかった。
「二度あることは三度ある」ブラジルの子供たちへも教えてあげたい日本のことわざが、再現された瞬間だった。
ここまで来て、終わるわけには行かない。次のお店へ向かう。
調べてみると、歩いて30分弱あるという。日頃の運動不足を解消するには良い機会だ。
10分歩いた記念に撮った写真。
そして歩くこと、30分。ようやく、目的のお店に着いた。
このお店を見た時、開店していることの嬉しさに笑ってしまった。本当にやっていて良かった。
「パライゾ ブラジル ヨコハマ」というお店だ。ここでは、南米の輸入食品の他に、ブラジル料理が食べられる飲食スペースもあるらしい。
お腹がぺこぺこではあるが、やることはやってしまおう。
スマホでブラジル体操を見せながら、知っているかどうか尋ねた。
「ミタコトナイ。ゴメンナサイ」
「シッテル?コレ?」「シラナイ」
「あ、じゃあ、大丈夫です。」
お店の中には3人ぐらいの方がいたが、知らないらしい。
日本でしかないのか?
よし、聞いた。ごはんの時間だ!
ブラジル料理ってなんだろうか。楽しみにしつつ、おすすめを注文した。
肉々しいほどの肉。見ているだけで胃が鳴った。
登場したのが、「イチボの串焼き」。「イチボってどこのお肉ですか?」と聞いたら、お尻を触っていたので、お尻から取れる肉らしい。
調べてみたら、お尻の一部からしか取れない珍しいお肉とのこと。これが豪快に500gもある。
肉を食らう。初めての部位に不安ながら食べてみるが、肉汁が溢れまくりで旨すぎ。
飲み物は輸入食品のスペースから持ってくるスタイル。
500gのお肉なんて食べたことがなかったが、無事に完食。腹がパンパンだ。いやー幸せだ。
ご飯を食べる前にブラジル体操について聞かなければ。サッカーの本場ブラジルでは、ブラジル体操は知っているのか。
スポーツショップで聞く
渋谷にはスポーツショップがあるので、そこの店員さんならブラジル体操について、知っているかもしれない。
渋谷に来ると、東急ハンズに行きたくなりますね。
スポーツショップに到着。
一瞬、マネキンがブラジル体操をしているように見えた。
サッカーで履く靴。試合中、これで足を踏まれるとすごい痛いんですよ。
商品を見ていると、店員さんが話しかけてきた。チャンスだ。ただ、この店員さんがサッカーを知らない可能性がある。ジャブを放ちつつ、聞いてみよう。
店員「何かお探しですか?」
――すいません、半袖のTシャツを探していまして、運動するのにいい感じのシャツないですか?
店員「こちらなんて、どうでしょう? サイズも大きいのがありますよ」
――いいですね! 買います!
即決して買ったTシャツがこちら。胸元のオレンジがおしゃれポイント
店員「あ、早いですね。他のは見なくて大丈夫ですか」
――今の時期、サッカーとかフットサルをやるには、どんなズボンがいいですかね?それも見たいのですが。
店員「7分丈なんかおすすめですね。動きやすいですよ」
――店員さんもサッカーやられているんですか?
店員「良くわかりましたね!やってますよ。こないだ、指導者のラインセンスを取りましたよ」
――指導者にライセンスなんてあるんですね。
店員「あるんですよ。頑張って取りましたよ!」
――今でも教えるときにはブラジル体操ってやるんですか?
店員「やらないですね。僕が子どもの頃もやってなかったですよ。最近、知りましたもん。ブラジル体操。他ではやっているのは見ますけど」
――そうなんですね!僕が子供の頃にはやってみましたけどね。そうなんですか。あ、お会計お願いします。
質問を聞くために、Tシャツを買ってしまった。でも無駄でない。夏はこのTシャツの袖や襟がヨレヨレになるぐらい着ればいいのだ。
話は飛んだが、結果的にこの店員さんは知らなかった。他の店員さんにも聞いてみたが、
・元々知らない
・他の人たちがうやっていたのは知っている。
・やってたけどブラジルでやっているかどうかは知らない。
という結果になった。
ブラジル体操、案外知られてないんだな。
日本サッカー協会にも聞いてみた
調べても全然情報が出てこないブラジル体操。日本サッカー協会にかけてみれば、わかるかもしれない。
わらにもすがる思いで、電話をかけてみた。
「こちらではわかりかねます」
全然出てこないなブラジル体操情報。すごいな。
ブラジル体操情報
日本サッカー協会にかけてもブラジル体操についてはわからなかったが、保留音がワールドカップのときに流れる音楽だったので、テンションがあがった。
健康にいいよ。ブラジル体操
久しぶりにやってみて、体を動かしている感じがあった。昔やっていた時は軽い体操だったので、運動不足なんだろう。誰も見てない早朝とかにやっていきたいと思った。
また。ブラジル情報について、何か知っている方、ご連絡ください。
引き続き調べて行きたいので、是非お願いします!
ブラジル料理のお店でもらったブラジルの飴。味はハッカだった。