特集 2015年3月25日

ネギマフラーで喉をいたわる

かわいいマフラーができました!
かわいいマフラーができました!
長かった冬が終わり、やって来るのはぽかぽかと気持ちのいい春。
良い季節なのですが、花粉症なので春先はちょっとつらい。そんな人も多いことでしょう。

私もそうです。
くしゃみや鼻づまりもつらいのですが、地味につらいのが喉の痛み。鼻の不調で口呼吸しがちになり、喉が乾燥しやすくて困ります。

そんな悩みを解消できるマフラーを作りました。
1980年北海道生まれ。
気が付くと甘いものばかり食べている偏った食生活を送っています。


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手作りネギマフラー

『風邪をひいたら首にネギを巻くといい』なんて民間療法を聞いたことがあります。
何でもネギには抗菌・殺菌作用のある成分が含まれていて、喉の炎症を抑える効果があるのだそうです。また、血行を促進して体を温める効果もあるのだとか。
風邪にいいからといって花粉症にいいというわけではありませんが、喉の炎症を抑えるならば花粉症にも効果はあるはず。

そう思い、こんなマフラーを作りました。
グリーン系のグラデーションかわいいでしょう。
グリーン系のグラデーションかわいいでしょう。
ネギをイメージしたグリーン系のグラデーションカラーと白のコントラストがかわいい、春先まで使える軽やかな印象のロングマフラー。

ちょっと肌寒い時はジャケットやスプリングコートと合わせて、温かい日はショール代わりに、温度調整にほどよいアイテムです。
すっかり気に入って、毎日のように身に付けています。
お出かけには欠かせません。
お出かけには欠かせません。
このマフラーの何がすごいって、ただ色合いがネギなだけではなく実際にネギを首に巻くことができるのです。
筒状になっているため、ネギを収納することが可能です。
ネギマフラーの中に本物のネギ。
ネギマフラーの中に本物のネギ。
ネギ一本分を収納しています。
ネギ一本分を収納しています。
これで、喉が痛いけど日常的にネギを巻くのは恥ずかしい…という人も、周りに気付かれることなくネギを首に巻くことができます。

私もこれを使って何度もネギを巻いて外出しましたが、周りに気付かれたことはありません。
先日も、銀座の街をネギを巻いて歩きましたが、誰にも気づかれずに喉を労わることに成功しました。
ネギマフラーとともに記念撮影。
ネギマフラーとともに記念撮影。
花粉症で喉に影響が出ている方、もちろん季節の変わり目に体調を崩して風邪をひいてしまったという方にもお勧めです。

春先のファッションアイテムを兼ねた健康グッズとして、ネギマフラーを是非お試しください。

ネギマフラーの作り方

とはいえ、私は手芸などまったくできない不器用者なので、このマフラーを作るには有識者の力をお借りしました。
その有識者とは、愛知県一宮市で織物作家として活動されている内田潤子さん。

簡単に筒状の編み物が作れる編み機を持っているということで、一日押しかけ弟子入としてネギマフラー作りを習ってきました。
ネギマフラー作りの師匠・内田さん。
ネギマフラー作りの師匠・内田さん。
内田さんに貸していただいたドイツ製の編み機『アディエクスプレス』は、毛糸をセットしてハンドルを回すだけで編み物が出来てしまうという優れもの。

マフラーやレッグウォーマー、大きいサイズの編み機ならニットキャップも編めてしまうそうです。
これだけで編み物が出来てしまう夢のような機械でした。
これだけで編み物が出来てしまう夢のような機械でした。
くるくる回せば私にも編めてしまいます。
くるくる回せば私にも編めてしまいます。
マフラーといえば、高校生の頃ボランティア活動でドヤ街のおじさんたちにマフラーをプレゼントしたことがあったことを思い出します。
不器用なためか、力を込めすぎて編んでギチギチに編み目が詰まってしまい、他のマフラーに比べて明らかに短く固いアクリルたわしのようなマフラーが出来上がってしまいました。私のマフラーに当たってしまったおじさんには、本当に申し訳ないことをしたと思っています。

そんな私でも簡単に、長くてきれいなマフラーを編むことが出来ました。
自力で編んだら気が遠くなりそうな作業も数十分で、しかも編み目もきれいに仕上がるだなんて、文明の利器ってすごいですね。
手編みだったら何日かかったか分からないロングサイズ。
手編みだったら何日かかったか分からないロングサイズ。

ネギマフラーの注意点

ネギマフラーについて、いくつかの注意点があります。
まず、カラーリング。
中にネギを入れるマフラーというだけなので色はなんでもいいと思われそうですが、プラセボ効果というのもありますし、よりネギっぽい色合いにすると気分が高まっていいと思います。

今回お世話になった内田さんの活動拠点である一宮市は繊維産業の盛んな街のため、内田さんの所持する毛糸もカラーバリエーションが大変豊富で、美しいグラデーションを作ることができました。
目移りするくらいバリエーション豊富でした。
目移りするくらいバリエーション豊富でした。
そして、ネギの入れ方にも注意が必要です。
長いマフラーなのでネギ一本分くらいそのまま収納することができますが、一本まるまるつっこむのは意外と大変です。
ネギを押し込むのに時間が案外時間がかかります。
ネギを押し込むのに時間が案外時間がかかります。
また、原型をとどめたネギを首に巻きつけるのは無理です。
ちょっとしたヌンチャクのような雰囲気。
ちょっとしたヌンチャクのような雰囲気。
何度かの試行錯誤の結果、ネギは三分の一~四分の一の大きさにカットして、マフラーの中でずれないように、首に当たる真ん中あたりで紐で区切りを作ると扱いやすいという結論に至りました。
私のたどり着いたベストな状態。
私のたどり着いたベストな状態。
ネギはそのままの状態よりも焼いたものを使う方が効果的だそうですが、焼くと存在感が強すぎて周りにばれてしまうおそれが強いので、私は表面に軽く切り込みを入れてネギの香りが出るくらいにしています。

電車に乗る際は、満員電車だと周りの人と密着してネギに気付かれますので通勤ラッシュの時間帯は避けることをお勧めします。

おしゃれと健康の両立が可能です

そもそも効果があるのか、と思われるかもしれませんが、花粉症の時期はたいてい喉がいがらっぽいのにネギマフラーを付けた日は何となく調子がいいような気がしなくもありません。多分効果があるんだと思います。

ただ、私だけかもしれませんが、常にネギの香りがするせいか無性にネギの入ったラーメンが食べたくなります。
あと、友達と会う時にしていったら待ち合わせ場所に付く早々「何か食べものっぽい匂いしない?」とすぐにバレました。
出掛けた帰りにネギ入りラーメンを食べました。
出掛けた帰りにネギ入りラーメンを食べました。

取材協力:
ペシュカ:手織りのアトリエ(内田潤子さんアトリエ)
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