特集 2015年3月19日

武蔵野線の立坑めぐり

いきなり見つかる

まず武蔵野線の始発駅、府中本町から北に向かって探してみることにした。グーグルマップで線路の上をたどって行くと、いきなり見つけてしまった。線路の真上に建つ、周りの建物とは角度の違う小さな建物。これは間違いないでしょ!
線路の真上で線路と同じ角度の小さな建物
と思って見に行ってみたら違った
と思って見に行ってみたら違った
鼻息荒く向かってみたら、そこにあったのは正真正銘の物置。ぐうの音も出ないとはこのことである。さすがにそんないきなり見つからないかー。

線路と角度が同じなのは、線路の真上の敷地が線路と同じ形に公園になっているからで、まだトンネル入口から近いこのあたりは、ひょっとしたら開削工法(穴ではなく溝を掘って上にフタをかぶせるトンネルの造り方)だったのかも知れない。フタの上を公園にしたのだろうか。

しかし、実はそのすぐ北にも怪しい建物を見つけていた。こっちは線路の真上ではなく少し脇に、でもまわりの建物とは関係なく線路と平行に建っている。
なぜこの建物だけ向きが少し違うのか
こ、これは!!
こ、これは!!
思わず外人のように「Bingo!」などと言ってしまった
思わず外人のように「Bingo!」などと言ってしまった
武蔵野線関連施設である動かぬ証拠
武蔵野線関連施設である動かぬ証拠
正直、まさかこんなにすぐ見つかるとは思っていなかった。玉川上水のところ以外に立坑が存在するかどうかも分からなかったのだ。

それにしても存在感のない建物である。知らなければ完全に街の景色の中に消えている。だけど、いちど気づいてしまうともう気になって仕方ない。

扉には「列車通過中扉の開閉注意」と書かれていて、これが鉄道関連の施設だと分かる。たぶんトンネルの中を列車が走っていると強風が吹くのだろう。

偶然これを見つけたことで俄然テンションが上がった。きっとほかにも立坑はあるはずだ。

やはりグーグルマップさまさま

その後も、線路に沿ってグーグルマップを少しずつスクロールさせながら、「線路の近くに建つ線路と同じ向きの小さな建物」を探した。

そんな意味の分からない探索で役立ったのがやはりストリートビュー。怪しい建物を見つけてもあらかじめ確認することができるのだ。
たとえば距離感や大きさは文句ないけど角度が微妙なこの建物は
防災倉庫だったり
地図記号で何となく予想がつくけどこの建物は
高圧鉄塔だったり(結局実際に見に行った)
高圧鉄塔だったり(結局実際に見に行った)
(黄色いマーカー)少し遠いけど向き、大きさともに完璧だと思ったこの建物は
なんだか東京ガスの設備だった
なんだか東京ガスの設備だった
そうして、グーグルマップを凝視しながら怪しいと思った場所にどんどんマーカーを立て、後日それをめぐってみたところほかにも何カ所か立坑を見つけた。

そんな立坑たちを次ページ以降でご紹介したい。
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