特集 2015年3月13日

細長すぎる大阪市領土と古墳カーブの謎

たしかな「古墳跡」に興奮した

以前「ある意味大切に扱われている古墳を見に行く」という記事で高架下に保存されている古墳を愛でた。この大塚山古墳はあれとほぼ同時期の古墳なのだが、この跡形もなさはどうだ。

カーブ以外に痕跡はないものかと探したのだがなかなか見つからない。
「庭ガ」の曲線に「すわ、古墳モチーフか!?」と。そんなわけない。
庭ガ」の曲線に「すわ、古墳モチーフか!?」と。そんなわけない。
この穴の形はきっと古墳へのオマージュに違いない!とか。
この穴の形はきっと古墳へのオマージュに違いない!とか。
さすがに江戸時代からという「壊され歴」も長いものともなるとそうそう痕跡は見当たらない。

と思っていたら、ちゃんと地べたに残っていた。
「前方」の方から見ると、古墳本体に相当するところが微妙に盛りあがってる!
「前方」の方から見ると、古墳本体に相当するところが微妙に盛りあがってる!
わずか50cmぐらいだが、かつての古墳本体は周辺よりも高いのが分かるのだ。
北側から見てもこの通り、微妙だけどちゃんと上り坂!
北側から見てもこの通り、微妙だけどちゃんと上り坂!
駅からの細いアプローチもちゃんと見るとじんわりと上り坂。なんだかすてき!
駅からの細いアプローチもちゃんと見るとじんわりと上り坂。なんだかすてき!
地形図で見てもかろうじてうっすらと古墳状に盛りあがっている(国土地理院「基盤地図情報数値標高モデル」5mメッシュをSimpleDEMViewerで表示したものをキャプチャ・加筆加工)
地形図で見てもかろうじてうっすらと古墳状に盛りあがっている(国土地理院「基盤地図情報数値標高モデル」5mメッシュSimpleDEMViewerで表示したものをキャプチャ・加筆加工)
と、結局最後はやっぱり地形図見て満足するという、ぼく以外には西村さんと三土さんぐらいしか楽しまないだろうな、という締めくくりでした。おっさんになるとどうしてこういうのが好きになるんだろうか。ほんとうにすまん。

いやでも、これ両方とも現地に行ってみて! 実際見ると楽しいから! ほんとに!

今回の記事も地味だったなー

場所が近かったので参道と古墳跡をまとめてひとつの記事にしただけだったが、振り返れば前者が「見えないけれど残されているもの」(もはや参道には見えないけれど行政界という制度によって残されている)で、後者は「見えるけど残されていないもの」(カーブや地形として見えているけれど古墳としてはまったく残されていない)という逆の存在の仕方をしているわけだ。

と、なんとなくそれっぽいことを言って終わりにしよう。
雨の中、古墳カーブで記念撮影した。犬に吠えられた。
雨の中、古墳カーブで記念撮影した。犬に吠えられた。
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