これがサンバホイッスルだ!
このパッケージを見たとき脳内にサンバのリズムが鳴り響いた。
パッケージには華やかな象徴である花火が打ち上げられている。きっとこのパッケージに描かれているサンバの会場は大いに盛り上がっているのだろう。情熱的なダンスとじっとしていられないほど明るい音楽が老若男女の心を躍らせる。これを吹けばそこはもうリオデジャネイロだ。
思わず、吹きたくなるその形。
サンバホイッスルは普通のホイッスルと違い、吹く部分とは別に穴が左右に穴が開いている。そこを抑えることで出せる音に変化を持たせることができる。
しかし、吹奏楽器ではなく、どちらかと言うと打楽器などに分類されるらしい。
ウィキペディアに書いてあったから、きっとそうなんだろう。
知らなかった。(勢いで買ったから)
実際に吹いてみる
届いた瞬間、早く吹きたい衝動に駆られ公園に行った。
緑のある場所で吹けば、家で吹くより気分がよいと思ったからだ。
広い場所を探して、そこで吹いてみることにした。公園にいる人たちもこの音色を聞けば、踊り出すかもしれない。ただ、一つ、誤算があるとすれば、思っていた以上に人がいたことだった。
サンバのリズムを奏でます。
リコーダーを思い出しながら吹いてみた。小学生の時に吹いたリコーダーは綺麗な音が出たが今度はどうだろうか。期待を胸に秘めて吹いた。
「プスー」という音しか出なかった。
なんで音が出ないのか。先ほどよりも息を吹き込んで吹いてみた。
すると先ほどよりも音が出た。しかし、肺活量がないため最後まで息を吹き続けることができず、息が吐き終わる頃になると「ピュルリー」と力尽きるかのような弱々しい音がでてしまう。サンバでは聞いたことのない音だ。
そして、今度は思いっきり吹いてみた。
「ピーーー!」
自分でも驚くほどの音量が出てしまったこと、そして公園にいる知らない人たちが一斉にこちらを見たことですごく恥ずかしい。
それでも、ちゃんと吹ければ陽気な気分になれるだろう。そう思い30分練習した成果がこちらです。
未だかつて、こんなに心が悲しくなるサンバを聞いたことがない。
私のサンバが終わった瞬間だった。
シチュエーションでのサンバホイッスル
吹けなかったサンバホイッスル。せっかく買ったのだから有効活用したい。
そこで思いついたのは、大好きなビールを飲みながらのサンバホイッスルだった。
ビールを飲みつつ
サンバホイッスル。
えびせんを食べながらの
サンバホイッスル。
このときばかりは「サンバホイッスル、邪魔だな」と思いました。
諦められないサンバ
確かにきちんと吹くことはできかった、でもサンバっぽい感じを出したい。そうだ、楽器を増やそう。そうして買ってきたのがこちら。
叩けば誰でも音が出せるタンバリン。これをサンバホイッスルの演奏に加えることで、
踊らずにいられないぐらいのサンバ感が出るだろう。
そして、選曲。これだけ明るい楽器が集まったのだから、暗い曲だって明るくなるはずだ。
悲しい曲と言えば何だろうか、浮かんだのはドナドナだった。
陽気なリズムで演奏します!
サビは誰でもわかると思うので、サビの部分だけ演奏をしてみました。
果たして明るくなるのか!
一番をフルコーラスで歌ったので、楽器の演奏が見たい方は40秒から見てください。
動画は1分あるので、忙しい方のために静止画で紹介。
家の玄関でドナドナをアカペラで歌う。近所の人や宅配の人が玄関を開けて、ドナドナを歌っている男を見つけたら怖かったと思うので、誰も来なくてよかった。
サンバホイッスルとタンバリンでサビを演奏。陽気どころか、吹きつつ、叩いているときの一生懸命さが出ちゃっていて、必死感がすごい。
時々、「トントン」という物音が聞こえるが、近くで工事をやっているらしくいい感じの合いの手に。サンバホイッスル、タンバリン、金づちの三重奏です。全部打楽器。
演奏終了後、人が来ないうちに片づける。(本当はこの場面、削除するつもりだったのですが、削除し忘れたのでそのままです。面倒臭さが出た瞬間。)
ちゃんと音が出なかったサンバホイッスルだが、一日中吹いていられるぐらい楽しい。
大勢でサンバホイッスルだけの演奏会をやってみたいので、実現するその日までちゃんと吹けるように練習しよう。
サンバホイッスルをブレスレットにすれば、ちょっとだけおしゃれです。