これが腹筋ローラー。「これで体を鍛えて、健康な体を手に入れる!」と思ったのですが、全然やらず、家の中で邪魔なものと化している。健康器具あるある。
この器具を見たことも聞いたこともない人がいるのと思うので、どのように使うか説明すると、
(1) まずは膝をついて、四つんばいの姿勢になります。
(2) 四つんばいの状態でローラーを前に進めます。
(写真では膝が浮いていますが、膝が汚れるのが嫌だったので浮いてます。外でやるものものではないと理解した瞬間でした。)
これの(1)、(2)を繰り返すと腹筋が鍛えられて、筋肉モリモリになります。
ただ、体力が尽きると倒れ、服が全部汚れます。これしか着替え持ってこないと、帰りの電車は辛くなります。そう、私みたいに。「あいつ、土付いてるけど、どうした?」と言う目線が襲ってきます。
まずは練習をしてみる
走る前に練習をしてみたいと思います。急に走って、ケガをすると怖いので。ただでさえ、土がついているのに、そこにケガでもされたら、「戦場に行ってきたのかしら?」と思われてしまいます。
まるで、カタツムリが動くが如く、ゆっくりと進む私。
気を抜くと車輪が「グリン」と前に行ってしまいそうな恐怖を感じながら、
練習を行いました。
この近くに犬の散歩をしに来た人がこっちを不思議そうな顔で見てきたのですが、
「え、普通にトレーニングしているだけですけど、何か?」と堂々した態度で見返しました。
しかし、周りに筋トレしている人などいるはずもなく、「さぁ、休憩するかなー」という雰囲気を漂わせて、その場から逃げるように去りました。戦略的撤退です。
そして、いざサイクリングロードへ
夕暮れになっても人が多い、サイクリングロード。
人がいない瞬間を狙い、走ることにしました。
心の中で「5、4、3、2、1」とカウントダウンが始めると、体が緊張してきます。
「負けない、絶対にロードバイクには負けない!」その思いで、「0」になった瞬間、全速力でスタートを切ったのです。
圧倒的遅さ。何これ。
走っているときは、「完全に風と同化している!」「速い!速すぎて怖い!」と思っていたのですが、
象がそこそこ早く走った時のスピードぐらい遅い。
走っている時の自分にこの映像を見せたい。多分、あんなに笑顔で走っていたのに、急に真顔になると思う。
一応、20mぐらいは走れました。
2輪車ではとうなるか
1輪車では走ることができました。
では、2輪車ではどうでしょうか、ということで、
もう1つ、持ってきました。
やりもしない健康器具が家に2つもあるのです。
「2つあれば、坂道などで転がって行くのでは!?」と思いつき、急いで注文しました。
結果としては、
全然、走りませんでした。
1つは手の部分、もう1つは足首の部分に載せて、坂道でこの体勢を取ったのですが、1ミリも動くことなく、そこには変に足を伸ばしたまま動かない男の姿があったのでした。
思いついたときの自分に会って、「それ、無駄な買い物になるよ」と教えてあげたいです。
速さはわかった。じゃあ、距離はどれくらい行けるのか?
速さがそこそこ遅いと分かりましたが、距離的にはどれくらい行けるのでしょうか。
検証してみたいと思います。
目標は海まで。約10kmぐらいの道のりです。昔、歩いた時は全然行けたので、多分、行けるだろうと9時に出発しました。夕方になる前には着ければいいなと思いつつ、着いたら、海の幸とビールで優雅に過ごしてやろうかなと、ワクワクしながら出発しました。
広場的なところで試運転。気持ち的にはこれぐらいのスピードです。
(実際は、子どもが補助輪付き自転車をこいで、横を笑顔の中に挑戦的な表情を浮かべながら抜いて行くスピードです。)
今年の目標は「ケガと病気を絶対にしない。」なので、絶対にしないように念入りに準備体操。
距離がわかるようにスマホの歩数計をセットして、出発です。
今、まさに出発の時!
さぁ、勢いよく飛び出した! さぁ、どれくらい行けるのか!
走る!走る!
あっ、やばい…。
走って5秒くらいで「危なっ…」と言いながら中断。声が大きかったので周囲が注目してきました。
いや、だってケガしそうだったから。
スタートでケガしたら、もうこれからテンションが低いままの行くことになるのは避けたかったから。
なので、自分ルールとして、倒れたら終了と決めました。
この時決めた自分ルールとしては
・転んだら即終了
・転びそうになって立つのは何度でもOK
・車両扱いなので、サイクリングロードでは左側を走る
というルールを決めました。
自分ルールなので、守ったり、守らなかったりは本人の自由です。
坂道も案外登れます。下りは自分が思っている以上にスピードが出るので、かなりの恐怖。
「速い!怖い!」と叫んでいる私の横をランニングされているマダムが小さな声で「演芸?」と言いながら横を通りすぎて行きました。
一応、ちゃんとした運動中です。
普通に走るだけでは面白くなくなり、ここだけガードレールがなかったので、「どれくらいギリギリを走れるのか」に挑戦してみました。自分の中ではスリルを求めて、「危ない!うわ!落ちそう!」とはしゃぎながらやっていたのですが、撮影に協力してくれた友人は一言、「滑稽」と言ってました。
自分の中では、横からドンと押されても、良いように頭の中でずっと押された時の対策を考えていました。一番の対策は、ふんばるでした。
そうして、走る、立つ、走る、立つの繰り返しで、走っていると、
とうとうこの時が来ました。
曲がり角を曲がろうとした瞬間、
体力、筋力が限界に達し、転倒。
女性っぽい座り方で驚きと笑顔を見せる。転倒したため、これで終了です。海に行くこと叶わず!
走行距離は1.8キロ。
実際、やってみるとわかるのですが、やっているうちに腕や足がパンパンになってくるので、
普段一切運動をしない、私からするとかなり走った方です。
体力を消耗する割には、消費カロリーが121kcalという低さ。
しかも1時間かかるという、非効率さ。
121kcalがどれくらいのカロリーなのかを調べたらスイカバー1本分のカロリーらしいです。
これだけ、体力を消費してスイカバー1本分しか消費できないのは、運動ってやっぱり辛いなと、身に染みて感じました。
翌日、腕、足、腹筋が筋肉痛になったのは、言うまでもありません。
感想
運動不足を感じていて「運動した方がいいよな」と思いつつ、全然しないまま長い月日が経っています。本当に運動する気はあるんですけどね。そのうち、ちゃんと運動して体を健康にして行きたいです。明日から、いや来週から、きりがいいので4月から、じゃあ、来年から始めたいと思います。