最強のPDCAサイクルは10分で作れる
(1)まずはP・D・C・Aの4文字を書いた画像を用意しよう。形は正方形で、文字は中央に寄せて書こう。
(2)続いて、型紙を作成するサイトでこの4枚の画像を登録する。そして「make」ボタンを押すと型紙の画像が出力されるので、これを厚紙に印刷しよう。
紙の厚さはカレンダーぐらいがちょうどいい。
(3)あとは英語の説明に従って、紙を切り貼りする。全部で10分ぐらいだ。もうこれでPDCAサイクルの完成である。
こんなにお手軽!PDCAサイクル!
予想がつく人もいるかもしれないが、このPDCAサイクルを実際に回してみるとこうなる。
このとおり、いくらでも好きなだけPDCAを回せる。
いったいこれが何なのか? どうやって作るのか?
コツも含めて、次ページで説明しよう。
「カライドサイクル」という不思議な折り紙
冒頭で「カライドサイクル」という単語を出したが、それはこの折り紙細工の名前である。4面の画像がくるくると回る、めちゃくちゃ面白い紙細工だ。
ただの1枚の紙が、くるくる回る紙細工になる! 不思議!
今回は「
KALEIDOCYCLE」という海外ページで作成したが、このページでは英語の解説しか書いてないので、作り方を簡単に日本語で説明しよう。
とってもかんたん、作り方!
(1)まずは切り取る前に折り目をつけよう。サボるとあとでわけわからなくなるから注意だ。
折り目にインク切れのボールペンで跡をつけると折りやすい。
(2)続いて周囲の黒い太線で型紙を切り取って、ななめラインを山折り、たてラインを谷折りにする。
特に難しいことないです。黒線は全部削り落とす感じで。
(3)あとは書いてある記号A、B、C、D、Eの順でのりしろを貼り合せていく。
A&B、C、D&Eの3回に分けて貼るとやりやすい。
貼ると、ヘビが尻尾を噛んで一周したようにひとつながりの輪ができて、くねくねと永遠に回し続けられるのだ。
うまく口で説明できないけど、きれいにつながるんです!
つながった瞬間に、ははー!なるほど! と思わずうなってしまう作りの面白さがあるので、ぜひ皆さんも一度自分の手で作ってほしい。
オリジナルのカライドサイクルを作ろう!
そろそろお気づきかもですが、別に僕はPDCAのことはどうでもよく、カライドサイクルのことを記事にしたかっただけだ。
なので、もう少し話させてください。
この自作カライドサイクルは、子供のおもちゃにぴったりだ。好きな画像でつくれるから、たとえば「卵・幼虫・さなぎ・成虫」サイクルとか工夫次第でオリジナルのサイクルがいくらでも生み出せる。
この4枚で「輪廻転生サイクル」とか、どうでしょう。
また、あえてパソコンを使わず、厚紙に線を引いて作るところから始めても面白いかもしれない。
工夫次第でいくらでも遊べる、8月末になって夏休みの自由研究に困った小中学生のみんなにもおすすめの一品だ。
つくれぽ、お待ちしています☆
この紙細工自体はわりと前からあるので知っている人には有名なのだけど、時代の進歩とともに好きな画像で作れる「型紙メーカー」が公開されていたのには感動した。どんどん教育のために使っていきたい。
というわけで、いつか全国の小中学校に自作カライド教育が広まった日には、ぜひ僕のことを忘れずにほめたたえまくってほしい。
三角形のサイクルが作れるバージョンもある。すごい。