特集 2015年1月8日

けん玉12個連結! 一気にスココンと入れたい

すべての玉を入れます!
すべての玉を入れます!
12個連結させたけん玉に、一気に玉を入れたい。

ふぞろいの林檎たちみたいなこの写真は、その練習風景である。
成果をご覧いただこう。
父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー)

前の記事:商店街ポスター展!木目に眼鏡をはめてボツをくらう


スココーン
スココーン
ひとりでも、「おっ!」と思ってくれた人がいたら嬉しい。
あなたはいい人だ。

そう、もちろん合成である。
しかし、ここに至るまでにはたくさんの苦労があったのだ。

日頃から100均をまわることを日課にしている。
たくさん揃えるだけで、楽しくなるものがあったりするからだ。
赤白帽をたくさん揃えて全身ウルトラマンになるとかである。
赤白帽をたくさん揃えて全身ウルトラマンになるとかである。
今回も100均で大量購入してなにかしら作ろうと決めた。
そういえば、けん玉が100均に売っていたことを思い出した。
50個くらい連結して一回で入れたら、これはもうスゴ技なんじゃないか。

近隣のダイソーに片っ端から電話をかける。
ダイソーに限定したのは、同じ型番を揃えたかったからである。
しかし、ない。
10店舗くらい連絡しただろうか。
在庫のある店舗はひとつもなかった。
なにやら、採算があわなくなったので生産を中止しているとのこと。

困った。

仕方がないので、ネットでけん玉を探す。
ヨドバシカメラで無駄な装飾がなくていい雰囲気のけん玉が見つかった。
が、ひとつ1000円。
が、ひとつ1000円。
スゴ技に見せるためには10個くらいは必要だろう。

10000円・・・

こういうところにお金をしぶってはいけない、と誰かが言っていた気がする。
結局、13個買った(一個予備)
結局、13個買った(一個予備)
これでもう、ほとんど完成だ。
ボンドを塗る(ボンドはたっぷりつけるより、薄く塗る方が接着が強くなるそうです)
ボンドを塗る(ボンドはたっぷりつけるより、薄く塗る方が接着が強くなるそうです)
けん玉の大皿と小皿を交互につなげる。
けん玉の大皿と小皿を交互につなげる。
これをクランプで圧着すれば完成。
これをクランプで圧着すれば完成。
何かかが起きそうな気配がすごい。(何もおきません)
何かかが起きそうな気配がすごい。(何もおきません)
無理して高いけん玉を買ったから、見た目もいい。

ちょっとアート作品のようだ。さっそくチャレンジしてみよう。
グッシャグシャだ。
グッシャグシャだ。
なぜこんなにも絡まるのか。
玉の軌道が全く安定しない。

理由は糸の付け根が裏表チグハグになっているからである。
大皿と小皿を交互にぴったり張り合わせたことが仇となった。

一目見たら、わかる。
重力を操る能力がなければ、すべての玉を一度にいれることはできない。
13000円のゴミが完成~!
13000円のゴミが完成~!
つらい。

現実逃避がはじまる。
ちょっと、銃っぽい。
ちょっと、銃っぽい。
地球に刺したら、世界一大きなけん玉の完成~!
地球に刺したら、世界一大きなけん玉の完成~!
そういえば、きんたまとけん玉はよく似ている。
そういえば、きんたまとけん玉はよく似ている。
どうしよう。
年末に完成させる予定だったのだが、間に合わなかった。

仕方なく実家に持ち帰る。

こうなったら、特撮だ。
方法はこうである。
玉にテグスをガムテープで貼り付ける。
玉にテグスをガムテープで貼り付ける。
テグスの片側を父に、もう片側を母に持ってもらう。
テグスの片側を父に、もう片側を母に持ってもらう。
ゆっくりと玉を持ち上げ、ひとつずつ慎重に入れてもらう。
ゆっくりと玉を持ち上げ、ひとつずつ慎重に入れてもらう。
途中で、接着したはずのけん玉が何回も折れた。
途中で、接着したはずのけん玉が何回も折れた。
折れた回数だけ心もへし折れたが、その度にボンドを塗り、接着を繰り返した。
元旦のことである。

3回目にして、やっとすべての玉が入った。
その様子を、カメラをインターバル設定にして1秒ごとに撮影した。
撮影した写真素材から、テグスと父・母の存在を消してゆく。
撮影した写真素材から、テグスと父・母の存在を消してゆく。
すべて消すのに2時間かかった。
こうしてできあがったのが冒頭のGIFアニメである。
こちらは親ありバージョンです。
こちらは親ありバージョンです。

12個連結けん玉を作ってみて

最終的に合成するなら、けん玉も合成でいくらでも増やせたんじゃないかという疑念が頭をよぎる。13000円という金額もちらつく。

しかし、何よりも、忙しい年末年始に協力してくれた父・母に感謝する2015年の年明けであった。

あけましておめでとうございます。
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