かたっぱしからやってみよう
当初は、新宿で何人かの占い師にみてもらう予定でいたのだが、いかんせん暗すぎて写真が上手く撮れそうもない。
んーと悩んでいたところ、ちょうど横浜に行くことになった。そこで、中華街のお兄さんに呼び止められたのだ。
「手相みませんかー。千円ですよ~」
や、安っ!
そうだ。どこでもいいじゃないか。かたっぱしからみてもらおう。
手相・姓名判断
素人以外でははじめての手相占い。なぜかニヤけているわたし。
恐縮するほど真剣にみてくださるのだが、将来的にいいことしか言わないのでまだ疑心暗鬼である。
とにかくこれから何もかもうまくいくということで、少し気分はあがったものの、友人夫妻のご主人を、わたしの彼氏とまちがえたりしていたので『手相』や『姓名判断』以外には人を見る目はないようだ。
手相まとめ
・気が強い(第一声だった)
・一度死にかけているが、長生きする
・結婚できます!(断言)
姓名判断まとめ
・幼少期からずっと苦労をしている
・これからは運がどんどん上昇していき何事も成功する
・結婚できます!(断言)
占星術
個人的な趣味として『占星術』を行っているUさんにみていただいた。生年月日、出生時刻、出生場所が必要とされる。
長年17時20分生まれだと思い込んでいたのだが、それはわたしが息子を出産したときの時間だった。確認のため母に問い合わせると「そんな昔のこと忘れちゃったわよ」と言い、母子手帳も引っ越しの際に紛失しまったとのこと。
「難産だったから、たぶん朝方ね」の一言で片付けられ、わたしの生まれた時間は朝の7時ということになった。
これからは朝の7時生まれとして生きていくしかない。
占いを行うには午前中が適しているとのこと。まずは性格分析からはじまる。
一般には難解なさまざまなデータがあるのだが、その中の一部。 これか、ホロスコープというのは。
占星術まとめ
・おおらか。あけっぴろげ。細かいことは気にしない
・一方、考えすぎてグルグルする一面もある
・未知の世界にキョーミを感じる
・旅がキーワードとなる
・言語、出版関係に縁がある
都内には、占い師が集中する場所が点在している。そのひとつが中野ブロードウェイ。『中野の母』なるものが何人もいるそのスポットを訪れた。多数の占い師が所属する、占いの館のような存在がいくつかあるのだ。
九星気学A
『人相』をみる先生までには待ち時間があったので、10分だけほかの占い師にみていただいたのがたまたま『九星気学』だった。生年月日のみの申請である。
システマチックに開始時間を明記。わたしは七赤金星という星のもとに生まれたそうだが……。
生まれた年も、月も、日もすべて七赤金星。先生も「あらアナタ、めずらしいわね」と驚いていた。
九星気学A まとめ
・お人好しで、自分を強く押しとおせない
・文筆業にむいている
・毎年2月、3月は気をつける。新しいことをはじめない
・異性には不自由しない
・あらアナタ、めずらしいわね
ここで時間だ。
つぎは、どう考えてみても悪いだろうと、自分でも自覚している『人相』をみてもらうのだが、30分という時間があり、同じ『九星気学』も診断していただいたので次ページでは比較してみてほしい。
また、毎年変わってくる運気。これはそれぞれの結果を最後に数値化し、グラフにしてまとめるのであえて書いていない。
人相 (手相) (九星気学)
さて、いよいよ1番やりたくはなかった『人相』である。
ロクなことを言われるはずがないと安易に予測できるからだ。
これはもちろん顔、そしてホクロの位置などから診断するものだ。やさしそうな先生は、ズバリとした物言いを避けているのか、ぼんやりとした結果に終始し、『手相』や『九星気学』までみていただく流れになった。
額を出し、まゆ毛を見せて見つめあう。 こんなにボーッとしていたとは思わなかった。
言うことがなくなり、手相を見始める先生。
人相まとめ
・男性の言いなりになってしまう
・小鼻の左右バランスがよくない
・まゆ毛はよい
・もう少したるみや丸みがあったほうがよい
・お金には困らない(ホクロの位置から)
・男性運はある
手相まとめ
・新しいものを作ることに長けている
・クリエイティブな仕事に向いている
・仕事が影響して男性運を逃すことがある
あれ? 先生、さっきと言ってることがちがう……。
暗いし、同じことのくりかえしだし、とうとう船をこぎだすたいへんバチアタリな行動に出てしまった……。
時間が余り、先生は『フラワーセラピー』というカードを取りだしてきた。ここから一枚を自分で選ぶ。(結果はのちほど!)
居眠りをしてしまうという失礼きわまりない暴挙にでたわたしに焦ったのか、先生は『九星気学』を始めてくださった。
九星気学Bまとめ
・晩年は楽に過ごせる
・52才を目標にする
・ねずみ年、または年上男性と相性が良い
タロット
実は、1番信用していなかった『タロット占い』である。だが、先日友人宅で、カードによる占いがカギを握る『ギフト』という映画を観てから1度くらいはやってみたいと思っていたのだ。
現在から3ヶ月または3年の過去未来が占えるというので、3年にしてもらった。
各先生によって、いろんなやり方があるようだが、今回は下記のようにカードをきっていく。
まず先生からおもむろにカードをシャッフル。そのカードのどちらを上にするか自分で選択する。
つぎに、自分で3つのカードの山にわけ、それを2回ほどくり返していく。
耳障りのいい声と断定的な口調に、思わず真剣に聞き入る。
円形に並べられたその中心に『恋人たち』のカードが!
タロットまとめ
・極端な性格
・強がりすぎたり、こうあるべきという概念を捨てる
・予想とは異なるカタチで成功する
・1年前に精神的なものから解放されている
・理想の恋人が現れる
占いに対する信用は高まったのか
冒頭で書いた「何人かの占い師にみてもらった結果」、それをいうなら、各占いはけして同じではなかった。よって、結論を出すとしたら、やはり今までどおりわたしは占いを信用しない。
じぶんが思う10段階のバイオリズムと比較してみた。(下記参照)
西洋占星術のUさんがおっしゃっていた「2013年の5月が、土屋さんのグランドクロス(凶座相)」が一番近かったが、もっとも最悪であった昨年と今年の精神状況をズバリ的中させた先生はどなたもいらっしゃらなかった。
当たるも八卦当たらぬも八卦
賢明な読者ならおわかりのとおり、赤字にしたところは自分でも「当たっている」と思った部分。だからというわけではないが、占いも「そう悪くないな」と思ったのも事実である。
たとえばなにかに迷っている時、いまひとつ踏み切れないときなどには指針になる。背中をトンッと押してくれたり、進もうとするときに「もう一度、よーく考える」機会を与えてくれる。
それともうひとつ、(自分のための)話を聞くこと、聞いてもらうことが、ある種のセラピー効果にもつながるような気がしている。終わったあとはなんだか気が晴れ晴れとし、バク然とした希望が持てるのだ。
当たるも八卦当たらぬも八卦。昔の人はよく言ったものだと思う。
時間が余ってカード占いの一種である『フラワーセラピー』をやった結果がこの1枚。
「ちょっと……なんて書いてあるのか英語がわからないのよ……」と先生。
あなたの願い事はかないます! と書いてあります! 先生っ!
……とはいえ、今のわたしの1番の願い事ってなんだろう。
いっぱいありすぎて、ひとつには絞りきれない。これも占ってもらうべきだったか。