激安商店街。横浜市の西区と保土ケ谷区をまたにかける洪福寺松原商店街と、横浜市と鎌倉市をまたにかけ、仲通商店街・駅前商店街・商栄会商店街と3つの商店街を擁する大船商店街。
どっちが、安いのか。
まず。まずは、相鉄線の天王町からほどほど歩くと到着する、洪福寺松原商店街から。
と思ったら
水曜日は
ほとんどのお店が
お休みらしいです
「水曜日休みらしいよ」とメガネくん(はまれぽ.com 編集部・宮城)に冷たい視線を送ってみる。「大船行きましょぉ」と切り替えるメガネくん。「大船も水曜休みだったらどうする?」と聞いてみる。「・・・えへへ(笑)」。このオネエ口調むっつりメガネ2回転ひねり、えへへって、なんじゃ。
知人に大船の商店街状況を電話で確認。にぎわっているとのことなので、松原商店街は日をあらためることにして、大船へ。
驚異、激安舞い「大船商店街」
到着
それでは調査開始
平日のお昼すぎだが、活気がある大船商店街。商店街といえば、八百屋。八百屋というか、八百屋のおやっさんの声。アボカド 11個で100円ってキニナルにあったし、八百屋から調査。
まずはこちら
藤野青果さんから。見渡すと、ありましたね、いきなり激安ピーマンとニンジンとナス。
12個入って130円
6本で100円
9本で150円
安い安い安い。規格外な激安。いきなりぶっとんだ、激安。大丈夫なんでしょうか、この価格。お店の人に安さの理由を聞いてみた。
「安くないと誰も来ないから。みんなに来てほしいから安いんだよ(笑)」
シンプルというか、当たり前な安さとやわらかく語るおやっさん。コツでも秘訣があるでもなく、みんなに買ってほしいから。潔い。それにしても安い。
続いて鮮魚店、「三和商店」
サンマの季節です
イカもいいかんじ
ほかにもコアジが8尾ほど入って300円とか、ブリやサケのアラがてんこもりで200円とか。野菜ほどではないが、安いは安い。
さらなる激安を探す
ハイボールも安い
最初の青果店のインパクトが強い分、3つの商店街を歩いてまわってもなかなかそれ以上の激安にはあたらない。それでも、安いといえば安いものにあふれている大船商店街。
それがそれが、とんでもない激安の市場に出くわした。
それがそれがこちら
激安がオンパレード。激安が舞う。しばらく、写真でお送りします。
ナスが9本100円
ピーマン9~10個で78円
みょうが、しこたま入って198円
バジルは28円で
小ネギも28円
三つ葉は15円
異次元のような激安。お店の人に異次元のような激安の理由を聞いたところ、社長の長年の経験で得た仕入れのノウハウなどより、腕がものすごいとのこと。
また、一度に仕入れる量もものすごいらしい。ものすごいから、ものすごく安い。ココが大船で一番安いといっても過言ではないとのこと。
そんな気がします
約2時間歩いて見つけた大船の激安。想像以上でした。果たして、松原商店街はいかに?
ちなみにここ、美味しいらしいです
こっちも激安が踊る洪福寺松原商店街
大船商店街から日をあらため、洪福寺松原商店街で激安探し。
さあ、どっちが激安商店街でしょう。
朝からカラスがうるさかった話を延々とするメガネくんは無視しましょう
さてさて
「ハマのアメ横」と呼ばれる洪福寺松原商店街の最初のお店は
外川商店。
野菜や果物が安い安い。しかし、大船の強烈なインパクトには一歩及ばないか、なかんじ。
それでも充分に安い
ちなみに安さの秘訣は?
「店員の努力! これだよ」と話すおやっさん。カメラを睨んでいるわけではなく、メガネくんがいきなり撮ったから驚いているだけです。
続いては魚幸水産さん
おや
これは
激安さくれつ
魚幸水産の次長、北井さんに安さの秘訣を伺う
「仕入れの腕、それと関わる人、皆さんとの信頼が安さの秘訣です」とのこと。店の奥に寿司を扱う店があるという。そこが安くて鮮度のいいものをそろえているので是非と北井さんからご案内。
新鮮な魚介類をふんだんにのせた海鮮丼がすべて600円だが
このマグロ・ネギトロ丼は
残り少ないからという理由で、なんと半額の300円で売られていた。これ、300円は破格激安な仕上がり。
購入
そして
実食
これが、とんでもなく美味い。脂ののったマグロブツはとろり濃厚。ネギトロも絶品。まったく、300円の味がしない。でも、300円なり。
激安探し再開
「五十貝(いそがい)商店」、小ネギが5束で100円
ピーマン10個で150円にカブも安い
「ファームガーデン松原」も安い
安い安い
「横水市場」、さらに安い
どのお店の方に話を聞いても「ウチは松原だから、安いに決まってるよ」と自信のお言葉。
ここでピーマン最安値が登場。
「エビスヤ青果店」、ピーマン15個で100円
正直なところ、大船と松原、どっちの商店街が安いのか。
今回、目立って安かった食材をくらべてみると、こんな感じになりました。
個数、大きさはそれぞれあるものの、どちらも全体的に激安だった
おそらく、どっちが安いかは優劣なし。それぞれの商店街に安いがひしめく。
限りなく、いいものをより安く買い物に来る人に提供する。
それがちゃんと分かった商店街激安対決でした。
どっちかの商店街が近所にあるといいなと、それぞれの地元のみなさんがうらやましく思いました。
ちなみに松原商店街のここ美味しいです
取材を終えて
そこの商店街にしかない、そこの商店街の雰囲気。
そのどちらもが人情味あふれる、心地よき空気に包まれていました。
それにしても、安かったです。
―終わり―